私のアメリカ留学生活はあの有名大学、ハーバード大学のそばでスタートしました。

アメリカの中でも「学生の街」として知られるボストンでの生活は、私にとって留学の概念そのものが変わった時間となりました。

私のアメリカ留学の目的は語学を学ぶため、いわゆる語学留学でした。

しかしデザイン学生としてファッションや写真を勉強している私のアメリカ留学での最大の収穫は、街並みと文化の違いを学ぶことでした。

留学の目的はさまざまだと思いますが、語学だけじゃない留学の魅力をお伝えします。

アメリカ・ボストン留学生活は寒い4月からスタート

私がアメリカ留学先として選んだボストンは、冬がものすごく寒くなります。

私が留学生活をスタートした4月の春とはいえ、まだ雪も残っていて4月の初めのうちは雪が降る日もあったほどです。

しかし日本ではほとんど雪を経験したことがなかった私は、広い野原に雪が積もっている光景を見て感動したのを覚えています。

私は学生寮から語学学校に通う生活を送っていました。部屋は2~3人部屋で大きめの部屋に机やベッドがありました。

ルームシェアとはいえ、通う語学学校がバラバラだったので朝と夜に顔を合わす程度でした。

電車を使って学校に通っていましたが、日本とは違って時刻通りには来ません。「何時に電車がくる」というよりかは「何分後に電車がくる」という表示の仕方でした。

なので、朝は早めに学校に着くように早い時間に寮を出発していました。

日本とは180度違う海外の学校での授業

私の場合は、留学するために事前学習としてボストンやアメリカ教育に関しての授業を受けることが必須とされていました。授業の中で学んだことの一つとして「授業の受けかたと人数の違い」がありました。

日本では大学の場合、広い講義室で大人数の生徒と教授が一人、そして板書を写すような授業が主流なのではないでしょうか。

しかしアメリカの教育の仕方は全く違うと言っても過言ではないほど、授業の仕方が違います。

私の学校ではレベル別にクラスが分かれていて、多くてもだいたい13人〜15人程度の生徒と、先生が1人でした。

授業は教科書に沿って進めていきますが、だいたいがディスカッション形式で行われます。世界各国から集まった生徒はみな意見がバラバラなので、授業はいつも賑やかでした。

放課後は映画の世界にいるかのような時間

放課後は映画の世界にいるかのような時間

授業はだいたい15時ごろには終わります、そのあとは私の大好きな時間でした。

現地で出会った友達とカフェに行ったり、ボストンにある美術館に行ったり、アメリカにしかないファッションブランドを見つけたり、自分の時間として思い切りボストンを楽しみました。

特にボストンは街並みが綺麗で映画の舞台としてもよく使われている場所です。

公園も多く、ショッピング街も煉瓦造りの建物が多くどこを見ても綺麗な写真を撮ることができます。

特に私がおすすめするのはニューベリーストリートです。

ここはファッション街として有名で、日本にはまだ未上陸のUrban out fittersやBrandy Melvilleなどがあります。

リビアビーチでは空港が違いため大きな飛行機を撮影することができます。夏場は気温も上がるので海に入ることもできますし、近くにおしゃれなアイス屋さんもあります。

ファッションも楽しめて、写真も楽しめるなんて私には夢のような時間でした。

慣れない環境で言語も文化も違う人との時間は良い経験であり少し過酷な時間でもありました。

そんな時でもこのような放課後の時間が私を成長させてくれたのだと思います。現地で出会った友達とも、この放課後の時間が一番仲良くなれたかもしれません。

勉強や授業だけが留学じゃない

勉強や授業だけが留学じゃない

留学に行く前は、授業を真面目に受けて語学を勉強するためにアメリカに行くと思っていました。

しかしそれだけが留学に行く意味ではありません。私の場合は娯楽の時間が一番の語学上達の時間でもありました。

初めての土地に行くことは決して楽ではありません。語学を学ぶことも努力が必要です。しかし英語を学ぶことを嫌になってしまっては元も子もないのです。

さまざまな国の生徒が一つの場所に集まって勉強したり生活を共にするという機会は日本ではなかなかありません。このような機会が得られるのも、留学の魅力の一つなのではないでしょうか。

現地で出会った友達とは、日本に帰国した今でも連絡を取り合っています。

もちろん言語は英語ですし、留学生活を終えてからも英語を学び続けることができます。長期休みにはお互いの国に遊びに行ったりなど、留学で出会った人々は一生の友達にもなります。

語学だけじゃない魅力がたっぷり詰まった留学生活は本当におすすめです。まずは現地に行ってその土地の魅力を感じてみてください。