私は、大学3年生の時に学校の交換留学制度を利用してイギリスのエディンバラへ留学しました。スコットランドの首都である活気溢れる世界遺産の街で暮らし、それはそれは貴重な体験をしました。

しかし、ここではあえて私の失敗談を書くことで、これから留学する方の失敗を少しでも減らせればと思います。

イギリス留学失敗談

寮選びは妥協すべきでない!

寮選びは妥協すべきでない!

私は留学するまでずっと実家暮らしだったため、海外で一人暮らしは不安でした。だから大学が所有する寮での生活を希望しました。

これ自体は間違った選択ではなかったと思っており、食堂があるので料理をする必要もなく、勉強や遊びに集中できました。掃除もハウスキーパーさんが週1でやってくれるので、自分でやる家事と言えば洗濯ぐらいです。

失敗したなと思ったのは、第一希望の部屋が取れなかったにもかかわらずテレビなしの部屋で妥協したことです。

毎日の生活の一部としてテレビがあった私にとって、テレビなしの生活はパソコンに向かう時間を増やすだけとなりました。しかも、楽な方へ行こうとするので日本語のサイトばかりを見てしまうのです。

もしテレビがあったら、その時イギリスで起きていたことをもっと詳細に知れたでしょうし、話題のドラマを見られたかもしれません。英語のリスニングの勉強にもなったかなと思うと、あの時の自分に引っ越しを視野に入れろと言いたくなります。

また、私は寮の一部が談話室になっていることから学生たちと交流をたくさんするつもりでした。しかし、実際はいつも決まったメンバーに取られており、だからと言って友達になれもしませんでした。

ハリー・ポッターのようなイメージを抱いていた私はがっかりしましたし、仮に使えたとしても頻繁に誰かと一緒にいるのはエネルギー消費が激しいと思いました。

コミュニケーションによって疲れるタイプの人は、私のように海外に行ったからといっていきなり性格が変わるという幻想を抱くべきではないでしょう。部屋でいかにリラックスして過ごせる環境を作れるかに重きを置いた方が満足できる留学となります。

旅行は体調に合わせるべし!

旅行は体調に合わせるべし!

大好きなイギリスに渡った私は、イギリスの色んな場所を巡りたいと考えていました。よく利用したのは大学の有志が集まって企画してくれるバスツアーです。これは自分で色々と予約をする必要がないので大変助かるのですが、あまり欲張ると痛い目に遭います。

「せっかくイギリスにいるのだから」「またとない機会なのだから」、こんな風に思っていると、体調がちょっとくらい悪くても頑張ってしまうことがあります。私は一人旅が寂しく、皆で行けるバスツアーが良かったのですが、その気持ちと裏腹に身体はついていけずに気持ち悪くなる場面がありました。

そこで思い切って一人旅もしてみたのです。ロンドンへ寝台列車で向かい、ハリー・ポッタースタジオを一人で巡りました。

列車の時間などは決められていますし、スタジオに入るためのチケットの予約も必要ですが、最悪体調が悪くなってもキャンセルして友達に迷惑はかかりません。

確かにもったいないですけど、ただでさえ英語で頭を使い、慣れない文化の中に飛び込んでいるので日本にいる時以上に体調には気を使った方が良いとわかりました。

それに、何故だか日本にいる時よりもイギリスにいた時の方が一人で行動しやすかったです。個性を重んじるお国柄だからか、海外旅行客として見られるからか、はっきりとした理由はわかりませんが、自分の身体を相談しながら移動する旅はそれなりに楽しかったです。

ロンドンに来たのだからとついつい欲張ってしまいがちですが、そこに行ってビッグベンを見ただけでも来た甲斐はあるものです。

もし体調に不安があるならば、留学後しばらくは自分の部屋を落ち着ける場所としてしっかり思えるまでは旅行を控えましょう。

大学生活に慣れてきたころ、できるだけ予約の要らない旅をするのがオススメです。気分によって行きたくない日もあるでしょうし、そこで無理をしても楽しくないからです。キャンセル料がかからないから自由に動けるので気が楽ですしね。

あまり身体が強くない私でもこうやって交換留学できたんだなと思うと、今更ながら不思議な気持ちです。それには、多くの手続きを長い期間やってきて、大学代表として選ばれたというプレッシャーがあったと思います。でも、行った後はそれ以上の負荷をかけない旅行をすべきだと思います。

イギリス留学失敗談まとめ

私の失敗談、いかがでしたか?もちろん楽しい面もたくさんあったのですが、留学してみなければわからないことも多々ありました。その結果、失敗という形で終わったこともあったわけですが、今こうしてこれから留学する方に向けての有益な情報を提供することができました。

良い面だけを見ていてはわからないこともあるので、留学して失敗した人の体験談は参考になると思います。是非、私を反面教師にしてください。