みなさんこんにちは!

私はとにかくイギリスが大好きで、高校生の時に友達と一緒にホームステイをした経験があります。

しかし、これだけではイギリスの暮らしは覗けないと大学生になってからさらに約8か月の交換留学をしました。

今回はそのときに体験したイギリスの大学・学生寮での生活の話です。

これからイギリス留学で大学の学生寮に入ろうか検討している方のお役に立てれば幸いです。

イギリスの大学学生寮での暮らしについて

イギリスでの寮暮らし

まずは日本人なら気になるお風呂の話。

私も毎日欠かさず湯船に浸かってきた生粋の日本人気質なので、シャワー文化のイギリスはどうかなと少々不安視していました。

私の寮はバスルームとトイレが共同でした。

この寮に住んでいるのは10代から20代の学生で、国籍も性別も様々。

つまり、男性も女性も関係なしに使います。

湯船はあるもののボタン一つでお湯が沸くシステムはないため、結局私は一度も寮のお風呂には入りませんでした。

誰が入ったかもわからないので、掃除から始めなければならないことを思うとそこまでして入りたいとは思わなかったのです。

毎日シャワーを使っていましたが、意外とびっくりしたのは寮内が真冬でも暖かいということです。

寒さによる体調不良はイギリスに行ってなくなったくらいなので、慣れればなんてことありませんでした。

ただし、他人が使ったシャワールームを使うことに抵抗があるという方は、バスルームとトイレは部屋にあるタイプにしておく方が暮らしやすいと思います。

長期休暇は運営していない学生食堂

私の住んでいた寮にはパントリーがありましたが基本的に調理できるような器具はありません。

ですが、学生と同じく食堂のスタッフも同じように休みを取るため、私は2週間食堂なしで暮らした期間があります。

調理ができないのであれば外食になりますが、毎食ごとに外に出ていくのは面倒です。

だから寮の小さなお店で決まってジュースとサンドウィッチを買って部屋で食べていました。

もちろん外食もしましたが、気に入るものがあるとそればかり食べてしまいます。

イギリスに行ったら自分が好きだと思える食材を一つ早めに確保することが重要です。

たまには友達の家に行って御馳走してもらうのも手です。

私はお正月、現地に住む日本人の方の家へ招かれ、イギリス人も交えて手巻き寿司パーティーをしました。

イギリスではお正月にはほとんどの学生が実家に帰るので、このような機会はありがたかったです。

なによりパソコンが最大の敵だった

寮にテレビがなかったこともあり私は部屋に戻るとパソコンをつけていました。

でも、実はこれが私の最大の敵だったのです!

人間、どうしても楽な方へと行きたがります。

私は英語力をつけにというより、英語で他の学問を学びに留学したわけですが、それでも日本語のサイトばかり見てしまうのはいかがなものかと今なら思えます。

トップ画面はYahoo!ニュース、だから日本のことは留学中でも知っていましたが、逆に現地の情報に疎かったのです。

もしこれが語学留学だったら致命傷でしょう。

これから留学するのであれば、私のようにならないためにも便利なデバイスから離れる練習をしておいた方が良いと思います。

イギリス・大学オンキャンパス留学で学生寮に住むメリット・デメリットまとめ

イギリスで寮に住むメリット・デメリットまとめ

私の場合、メリットとなったのは家事をしなくても良いということでした。

料理は食堂のスタッフが作ってくれますし、掃除は週に一度ハウスキーパーがしてくれます。

初めて実家から出るという場合には大きな得になるのではないでしょうか。

一方デメリットは、目には見えなかった防音性の低さでした。

何故か右隣の部屋の音だけよく聞こえ、うるさいと感じることがありました。

これは睡眠妨害にもなり、生活の質を落としてしまうので大問題です。

しかも、このような状況は現地で下見でもしない限りわからないのが現状です。

隣がパーティーボーイだった私は注意をすることで解決したので、勇気を持って苦情を言うことも必要でした。

寮生活で得た教訓

私が通っていた大学には、世界中からたくさんの人が集まっていました。

留学生率が4割を超えるとも言われており、とてもグローバルでした。

だから寮も当然そうなります。

私がそこから得られたのは、人種、国籍、性別、年齢などを超えて、一人一人の個性を見るべきだということです。

頭ではわかっていても、これを知識として知っているのと体験したのでは全然違います!

一緒に食堂で食事をとったり、談話室でボードゲームをしながら過ごした日々は得難い経験でした。

日々同じ寮で暮らすことで感じられる世界の良い意味での狭さを知りました。

寮で暮らせば、視野が広がるとはこのことを言うのか!とわかるはずです。