小学校でも授業で英語を勉強するようになった今、いつから海外留学をすれば良いか迷っている人も少なくありません。

出来るだけ早く、高校生になったら海外留学すべきか、それとも大学生になるまで待つべきか。

私は高校生のとき、アメリカ・フロリダへの留学を経験しました。

結論だけ先に書くと、高校生のうちにアメリカへ留学できて良かったと思っています。

アメリカ東海岸フロリダ州、オーランドでの高校留学生活

私はアメリカ東海岸南部、フロリダ州に位置するオーランドに高校時代に一年間留学しました。

現地の高校は生徒数が数千人という、非常に規模の大きな学校でした。

高校生なので滞在先はホームステイ、ホストファミリーは学校の先生や医者など様々な家庭を4つ経験しました。

アメリカでのホームステイを通じて様々な家庭があることを知り、色々な価値観や生活習慣に触れるという貴重な経験もできました。

私が通っていた学校は毎朝7時半からスタートし、午後2時頃には授業が終わると、一斉にスクールバスが帰宅する生徒たちを乗せて学校を飛び出します。

乗り遅れるとホストファミリーに迎えに来てもらう、友達の車に乗せてもらう、もしくは歩いて帰るしかないので、乗り遅れないよう必死でした。

高校生で海外に飛び出すのはベストなタイミングなのか?

高校生で留学するのはベストなタイミングなのか?

私のアメリカ留学経験を振り返ると、高校生のうちに海外留学をして本当の良かったと感じています。

アメリカ高校留学後、日本の大学に進学・卒業し、再びアメリカへの留学をするのですが、高校時代との違いは明白でした。

個人差はあると思いますが、高校時代はまだ自分の人格形成の途上であったので、様々な価値観、また語学習得においても、より柔軟に対応できたと感じています。

英語の吸収率が高かったですし、また学習スピードもよりスムーズだったのは間違いありません。

アメリカ高校留学中は毎日、宿題を現地生徒と同じようにこなすために、数時間かけ英語の辞書を片手に必死でした。

成績優秀者に送られるオーナーズロールをアメリカ高校留学終了時に受け取れたのは、当時の自分に大きな自信を与えてたのを鮮明に記憶しています。

アメリカ留学当初は先生の言っていることさえほとんど理解できず、授業終了時には毎回宿題の範囲を個別に聞いていたのを覚えています。

それさえ聞き取れないほど、ひどい状況でしたが、今思えば、そんな英語力でよく留学を決意したなぁ、と思います。

当時はそういう不安よりも、「とにかく海外、アメリカに留学したい」「日本の外を見てみたい」、という気持ちが大きかったと感じています。

もし高校時代にアメリカ高校留学をしていなかったら、不安な気持ちが留学をしたいという気持ちを上回り、大学生になってからまた留学しようとは、考えなかったかもしれません。

高校生だと英語は自然と習得できるのか?

高校生で海外留学をした人たちの話を聞くと「三ヶ月したら自然と急に英語が理解できるようになった」という留学体験談を聞く場合があると思いますが、私の経験から言わせてもらうと全てを理解できるようまでに、やはり最低でも留学期間は1年が必要だと思います。

自分自身で単語を覚える、毎日の宿題をしっかりこなす等、努力をしないで自然と英語を習得するのは難しいと思います。

アメリカ高校留学中、私はとにかく常に辞書を持ち歩き、わからない単語に出くわした時には自分で作った単語帳に書き込んでいました。

そしてひたすら毎日それを覚えていく作業を繰り返しました。

英語力は身に着いていきましたが、アメリカの高校生が大学進学のために受験するSATと呼ばれる学力テストはまた別物、対策が非常に大変だったことを覚えています。

大学進路はどう考えるべきか?

大学進路はどう考えるべきか?

アメリカの高校留学から帰国したあと、私は当初、アメリカの大学へ進学するつもりでした。

高校留学が終わる夏休みには希望するアメリカの大学へキャンパス見学に行き、入学を考えていた学部の教授とも面談をしました。

その後、諸事情があって日本の大学へ進学、卒業後に再度アメリカへの留学をしました。

回り道はしましたが、日本の大学へ行ったことは無駄ではなかったと思います。

ただ急なアメリカから日本の大学への進路変更で、受験できる日本の大学は多くありませんでした。

日本の大学受験に向けた勉強は全くしていなかったので、4ヶ月ほど日本の受験予備校に通い、急ピッチで準備を整えました。

受験科目数も結果的に絞らざるを得なかったので、必然的に英語の配点比重が高い各部を受験しました。

結果、帰国子女が多い某私立大学の比較的新しい各部に入学しました。

高校三年生の夏から一年間のアメリカ留学をしたので一浪しているしている学生と同じ入学年にはなりましたが、それでもやはり高校留学をしたことをよかったと感じています。

高校にもよるかと思いますが私はアメリカ留学期間の単位を認めてもらい、帰国後の9月に一人で校長室で卒業式のようなものをやってもらったのはいい思い出です。

アメリカ高校留学のまとめ

高校留学をすべきかどうか、悩まれている方も多いと思いますが私の経験からすれば、ぜひ留学されることをおすすめします。

一生に一度の人生です。やらないで後悔するよりも、とりあえず行動してみるのが私はいいと考えます。