タバコ

今回の留学の試練は、タバコです。タバコは喫煙者に限ったお話なので非喫煙者の方には関係ないかもしれませんが、そういう方もこれを読んでから留学に行くと「あぁ、そういう事だったのか!」と現地で納得してもらえる内容なので、最後まで読んでいただくと面白い知識になるかもしれません。

オーストラリアのタバコ

パッケージがグロい

まず海外に行くとビックリするのが、海外のタバコのパッケージが日本では見られないような「グロい」デザインであることがわかります。

見ているだけでも辛いような奇妙な写真が必ずパッケージになっており、国として喫煙者を減らそうという活動がされているのがわかります。

そんなずっと見ていられないような写真が入っているタバコですが、オーストラリアの喫煙者はそんな事は気にしていないように見受けられます。オーストラリアでは日本と同じ様にスパスパとタバコを吸っている人達をよく見かけます。オーストラリアの喫煙率は低くはないのです。

タバコがものすごい高い

オーストラリアではタバコの値段が驚くほど高いです。日本では一箱(20本)400円~500円ほどで売られているタバコですが、オーストラリアではなんと25本入りが今では日本の4~5倍の「2000円~3200円」で売られています。

みなさんはこの値段を聞いてどう思いますか?

普通の日本人からするとあり得ないですよね。でも愛喫煙家は世界中どの国に行ってもタバコを止めることが出来ません。各国でしか感じることの出来ない、味わう事の出来ない雰囲気と共に、一服を楽しんでいる人がいるのも事実です。

20本入りじゃない

しかし、ここで少し面白いのが(小さな事なのですが)タバコが20本入りではないという事です。

先ほども書きましたが、25本入りや40本入りなど日本では見られないサイズがあり、タバコの箱を手に持った時の感覚が日本と違うため、ふと、今自分は海外にいるんだなと思う心地の良い瞬間を感じる事があります(喫煙者にしかわかんないか…)。

葉が詰まっている

さらに、これも喫煙者にしかわからないことなのですが、オーストラリアのほとんどのタバコは、日本のタバコと違い1本の中に葉がかなり詰まっているのです。日本で売っているタバコでいうと「アメリカンスピリット」に近いかもしれません。

喫煙者を続ける方法

くるくるする

海外留学でタバコのために、〇〇は普通の事だった。あなたは耐えられますか?シリーズ「留学の試練」

それでは、そんな値段の高い中でタバコを吸い続けるはどうすれば良いのか?実は海外ではいろいろな方法で喫煙を続けるための試行錯誤をしている人達がいるのです。まずその代表的な一つ目の方法が、手巻きタバコを吸うという事です。

手巻きタバコは、

  • タバコ(タバコの葉)25g/50g
  • フィルター(スポンジ)
  • タバコの紙
  • タバコを巻くローラー(オプション)

値段としては、タバコの葉25g/50g自体が1500円~2000円くらい。フィルターが100円くらい、紙が80円くらいの感覚です。

ここまでだと「なんだ普通のタバコと一緒じゃん」と思われそうですね。ただ実は手巻きタバコのすごいところが、このタバコの葉一袋で約60本~80本分くらいのタバコが作れるということなのです。そのため、普通のタバコを買い続けるよりはるかに値段が安く抑えられるのです。

あなたがオーストラリアに留学に行くと、街中でタバコを巻いている姿を見ることになります。そうです。みんなタバコの紙をくるくるしているのです。

〇〇はふつうのコト

そして海外留学中にタバコを吸い続ける究極の喫煙継続方法があるのですが、それが…

「もらう」

何をバカなことを言っているんだと思う人もいるかもしれませんが、実はあなたが留学に行くとそうも言ってられなくなるのです。

街を歩いていると、オーストラリアは冬以外は日光も強く暑いので、街の中にベンチなどの休憩場所も多く、いろいろな所で休んでいる人たちがいます。

何の気なしに、そんな人達と同じようにベンチに腰をかけていると、オーストラリア人がテクテクとこちらを目掛けて近づいてくるのです。最初は「なんだ?なんか怖い人が近づいてくる…海外だし言葉も勉強中だしなんだか怖い」と思うのですが、そういう人は決まってこう言ってくるのです。

「Hi mate, Do you have a cigarette? 」
「Can you please give me a cigarette for me?」

そうなんです。オーストラリア人は道行く人に「~タバコを一本くれない?」と聞いてタバコをもらおうとするのです。これでも驚くのですが、さらに驚くのは、人によっては、

「Can I buy a cigarette??(タバコを一本売ってくれない?)」

と聞いてくるのです。人によっては一本50円位で買うから譲ってくれと尋ねてきます。そして一本譲ってあげるとその人は「Thanks Mate!」と笑顔でどこかへ行ってしまうのです。

つまり、海外でタバコを知らない人に話しかけ、もらうのは向こうでは普通の事だったのです。なんか貧乏くさいというか厚かましいというか…まあいいんですけど。

まとめ

日本にいたらこんな事はありえないと思うのですが、いざ実際に自分が留学で海外にいると、このような光景は毎日の様に見ることになります。あまりどこのメディアでも取り上げられていないですが、海外に行くと当たり前のように行われている事があるのです。

さらに、喫煙者にしてみたら日本のようにタバコを吸えないのは、苦痛とも言える自体です。人によっては留学中のタバコが、最大の試練になる人もいるかもしれません。

しかし、この様な経験を出来るのも留学の醍醐味。これきっかけにスッパリとタバコを止め、非喫煙者になる人も多く、一概にダメな事ばかりというわけではありません。これから留学を考えている喫煙者の方、今からタバコを止める良い機会として、海外留学を考えてみてはいかがでしょうか。

とりあえずタバコは止めるに越したことはないですよ。