海外で活躍したい。英語が使う仕事がしたい。海外の人々や文化に触れたい。そんな夢を持つ高校生・大学生の皆さんに、ぜひ知ってほしい留学があります。
それが「ホスピタリティ留学」です。
「ホスピタリティ=おもてなし」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。でも実は、その意味や学びの内容、将来のキャリアは、想像以上に広く深いものです。
このコラムでは、「ホスピタリティ留学とはどんなものか?」「どんな将来につながるのか?」を具体的に紹介します。
ホスピタリティ=サービス業?
「ホスピタリティ」と聞いて、ホテルやレストランの仕事を思い浮かべた人は多いと思います。もちろんそれも正解です。ですが、ホスピタリティとは単なる接客やサービス技術ではありません。
ホスピタリティとは、「相手が今、何を求めているかを想像し、先回りして行動する力」「相手のことを理解し、特別な体験を提供する力」のことです。つまり、相手の立場に立って考え、行動できる“心の姿勢”そのものなのです。
この「ホスピタリティマインド」は、ホテル業界に限らず、どんな仕事にも求められる力として、世界中の企業が重視しています。
たとえば、チームで協力して働く力、リーダーとして人を導く力、クライアントとの信頼関係を築く力——これらはすべて、ホスピタリティに基づいています。
そしてこの力は、ますます発展するAIには真似できない、人間ならではのものです。
実際にどんなことを学ぶの?
例えばスイスの名門大学「グリオン大学」や「レ・ロッシュ大学」では、次のような内容を、すべて英語で学びます。
- ホテル運営の基本(フロント業務、客室管理など)
- F&B(飲食)サービスの実習(実際のレストランを学生が運営)
- マーケティングとブランディング
- ホテル開発・不動産ファイナンス
- 人材マネジメント・リーダーシップ
- 会計・財務分析
- ラグジュアリーブランド戦略
- 起業・ビジネスプランの作成
学びはすべて実践的で、グループワークやプロジェクト型学習が中心です。「架空のホテルを設計し、開業プランを作成する」ような授業もあります。
なぜスイスで学ぶの?
スイスは、ホスピタリティ学が発祥した、“ホスピタリティ教育の本場”です。
中でもグリオン大学やレ・ロッシュ大学は、QS世界大学ランキングのホスピタリティ&レジャー部門で例年高く評価され、特にその雇用主評価に定評があります。
その理由のひとつは、やはりハイレベルな実務経験を持つ人材を育てていること。授業の約30~40%は「有給インターンシップ」として実際のホテルや企業で働きます。在学中にリアルな社会経験を積むことができるのは、スイス式ホスピタリティ教育の大きな魅力です。
ホスピタリティ留学で広がる未来
ホスピタリティは、もはや「サービス業界」だけのものではありません。ご卒業後、グリオン大学やレ・ロッシュ大学の生徒は、以下のような分野に進みます:
- 5つ星、ラグジュアリーホテル(ザ・リッツ・カールトン、フォーシーズンズなど)
- 外資系航空会社・空港オペレーション
- 高級ブランド・ラグジュアリービジネス(LVMHなど)
- 不動産デベロッパー・ホテル開発企業
- 外資系コンサルティング会社
- 自分で起業、家業を継ぐなど
そして、卒業生の就職率は常に90%以上という高さを誇ります。
Q&A:よくある質問にお答えします
Q. 英語力に不安があります。大丈夫でしょうか?
A. 多くの大学では、付属の英語準備コースがあるので、語学力をアップしつつ留学が可能です。
Q. 高校を卒業したばかりでも出願できますか?
A. はい。グリオンやレ・ロッシュでは、高校卒業後すぐに学士課程に進学できます。
Q. サービス業以外にも進めますか?
A. もちろんです。卒業生の進路はホテルや観光業に留まらず、金融、IT、不動産、教育など多分野で活躍しています。
ホスピタリティについて動画で見てみる
まずは一歩踏み出してみませんか?
ホスピタリティを学ぶことは、世界で通用する「人間力」と「実務力」を身につけることでもあります。
英語に自信がなくても、海外経験がなくても大丈夫。大切なのは、「誰かのために動ける自分になりたい」という気持ちです。
「ちょっと気になるかも」と思ったあなたへ。まずは資料を見て、世界で学ぶ一歩を踏み出してみませんか?
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