フルタイムで働きながら、その国に1年間滞在することができる「ワーキングホリデー」。留学や海外生活を考えたことのある人であれば、一度は耳にしたことがある言葉だと思います。

  • 英語初心者だけど海外で働けるだろうか
  • 語学学校は通っておいた方がいいのか
  • 働いた方が英語は身につくのか

ワーキングホリデーを検討している人からよく聞かれる質問です。

「働いた方が現地の人が話す英語、生の英語を身につけることはできるけど、できるなら語学学校も通った方がいい」

これが私の答えです。ワーキングホリデー制度を使ってカナダに渡航、語学学校に通いフルタイムの仕事もした私の経験を通して、その理由をお話ししたいと思います。

カナダワーホリ中に語学学校も通った方が良い理由

カナダワーホリ中に語学学校も通った方が良い理由

旅行会社での仕事をスタートするも、英語環境を求めジョブチェンジすることに

2017年1月、約4年勤めた会社を退職し、カナダへ。バンクーバーの語学学校に3ヶ月通ったのち、旅行会社で働くためにカナダの観光地、バンフへ引っ越しました。

バンフは国立公園の中にある小さな町で、夏はハイキング、冬はウインタースポーツで有名です。私が訪れた時期はカナダの建国150周年の年で、観光客の数も労働者の数も多く、住む家が決まらずに大変でした。

旅行会社での仕事は日本から来るツアーのコーディネート。レストランやバスの手配、スケジュール管理をするのが主な仕事でした。

旅好きだったこともあり、仕事自体はやりがいのあるものだったのですが、同僚が日本人だけだったこと、英語を使うタイミングが電話とメールだけだったことで「せっかくカナダに来たのにこのままでいいの?」という疑問が次第に湧き始めました。

仕事にも集中できずミスを連発。自分がカナダに来た目的を見つめ直し「英語を身につけたい!」という言葉が頭に浮かびました。そこで思い切って英語環境の職場へジョブチェンジを決意したのです。

とにかくがむしゃらに働いた3ヶ月間

旅行会社の仕事を決めた時は履歴書も面接も全部日本語。英語を使った就職活動は初めてです。レジュメ(履歴書のこと)を印刷し、1枚1枚配り歩きました。お店の人と話したり、英語で面接を受けたり、とてもいい経験となりました。

最終的に2件オファーをいただき、より英語の中で働ける方を選択。それがカナダで最も有名なドーナツチェーン、Tim Hortonsのフロントスタッフでした。

仕事内容はレジ打ちやドーナツやドリンクの販売、サンドイッチの製造なんかもしました。夏の観光シーズンに入ったこともあり、毎日目が回るほど忙しく、英語のスピードもものすごく早くて毎日ヘトヘトでした。

「I don’t understand what you mean.(何を言っているのかわからない)」と言われたことも少なくありません。語学学校での授業は全て英語だったとはいえ、全く違う。辛かったけど、ここで諦めたら目的を達成できないと思い、とにかく毎日がむしゃらになって働きました。

Tim Hortons

まさかの人手不足。同僚を頼りにしたら、英語力を磨けた

3ヶ月経ったころから仕事に慣れ、同僚と他愛ない会話を仕事中にできるようにまでなりました。ところが、やっと落ち着いて仕事に取り組めると思っていた矢先、頼りにしていたスーパーバイザーが「ビザの延長許可が出なかった」「子育てに専念したい」という理由で立て続けに退職。

急に人手が足りなくなり、閉店作業や売上チェックなど、今まで任されていなかった仕事を任されるように。実はこれがさらなる英語力アップのきっかけでした。

というのも、この任された仕事、一人では到底時間内に終わらすことができないため、同僚に頼むほかなく、同僚に頼むことで自然と使う英語の幅や頻度が増えていったのです。片言とはいえ(なんとかですが)ネイティブの話すスピードについていけるようにもなりました。

同僚ともさらに打ち解けることができて、遠慮せずにもっと話しかけていればよかったと反省した瞬間でもありました。国籍や宗教など様々な背景を持った人たちと働けたのもいい経験です。ビザの期限ギリギリまで働き、最後はFarewell party(お別れ会)もしてもらいました。

語学学校に通い、フルタイムで仕事もした海外生活

英語環境の中で働いて大変なこともたくさんありましたが目的を見失わず、ジョブチェンジして本当によかったです。英語環境で働くと現地の人が話す英語に触れられ、リスニング力の向上だけでなく、より自然に近いスピードで話すことにも慣れていきます。

じゃあ最初から働いた方がいいのでは?というと、私はそうは思いません。語学学校で習ったことは仕事で役に立ちましたし、何より、ずっと日本で生活してきた私たちにとって英語だけの生活というのは想像以上にストレスになるもの。

英語に慣れるためにも、語学学校はお金と時間が許す限り通った方がいいと思います。日常会話程度であれば、3〜4か月も通うとずいぶん違いますよ。

もしもカナダのワーホリをもう一度できるとしたら、1つだけやり直したいことがあります。それは語学学校に通っているうちに仕事をスタートさせること。そうすることで仕事中に生まれた英語の疑問を学校の先生に聞き、次の仕事ですぐに実践できるからです。

カナダワーキングホリデーまとめ

ワーキングホリデー制度は1年間フルタイムで働けて、語学学校にも通うことができ(カナダの場合6ヶ月の期限つき)旅行もできるというとても素敵な制度です。海外へ行くことを考えている方は、ワーキングホリデー制度の活用を検討されてみてはいかがでしょうか。