こんにちは、今回の留学の試練は、「海外の自転車は壊れやすい」というものです。海外といえば、ギラギラと照らす太陽の下で、暖かい陽気の風を浴びながら、爽快に自転車を走らせている外国人をイメージすると思います。日本のようなママチャリではなく、マウンテンバイクを颯爽とこぐ姿は、あれだけで留学の憧れの一つになっていると思います。

今日はそんな海外の自転車について、思わぬ試練が待ち構えている事についてご紹介をしていきたいと思います。

海外の自転車は高い

海外の安い自転車はブレーキが効かなくなる。シリーズ「留学の試練」

まず海外で最初に自転車で驚くのが、日本と比べ「自転車の値段がとても高い」という事です。海外では日本で言うママチャリの文化は無く、基本的に自転車というと「マウンテンバイク」です。海外の人で日本のママチャリの形すら見た事がない人がほとんどで、もし留学先でママチャリの様な形をした自転車に乗っている人を見たら大笑いするほど、自転車といえばマウンテンバイクの文化が強いです。

その為か自転車がよく売られている大きなショッピングセンターに行くと、自転車売り場はマウンテンバイク一色。さらにどれもこれもこだわり抜いたデザインや機能のものが多く、値段は安くても3万円〜高いものですと10万円近く、それ以上のものが多く置かれています。

多くの留学生は、自転車通学をして交通費を節約しようと試みるのですが、まずこの値段にひっくりがえります。そして長い様で短い留学生活の中での交通費を簡単に計算すると、これならば買わなくても良いかなとなる人が多いのが現実です。

安いマウンテンバイクは壊れる

海外の安い自転車はブレーキが効かなくなる。シリーズ「留学の試練」

しかし、そんな高いマウンテンバイクを見ていると一際お値段が他よりも安く、留学生でも買えそうな自転車を見つける事があります。他のものが3万円位なのに対し、中には1万円位の見た目も悪くないものが売っている事があります。店員に聞くと「バイクの質は他のものよりは落ちるけど、全体快適に乗れると思うよ!」と言ってくるので、大体の人はこれなら毎日学校へも自転車で行けるし、値段も他のものと比べるお手頃だし、買いだ!となり購入をします。

バイクが決まれば、ヘルメットを買って、自転車のチェーンの鍵を買って、お会計を済ませればついに憧れの自転車生活の始まりです。お店から街へ、川へ海へ颯爽とマウンテンバイクを飛ばします。よし、明日はこれで学校へ行こうとワクワクしながら次の日を迎えるのですが、ここで驚くべき事が起こります。

翌日爽やかな朝と共に元気よく学校へ行こうと、昨日買ったマウンテンバイクにまたがり、これから始まる留学生活にワクワクしながら自転車を漕いでいるのですが、坂道を登り下り坂に来た辺りで、まさかの事態が起きるのです。そう

「ブレーキが効かなくなる」

のです。右のブレーキを押しても左のブレーキを押しても、ふんともすんとも言わず、まさかの坂道で止まる事が出来ずそのまま茂みに倒れ込んでしまいました。こんな事あるのか…とそのまま学校へ自転車を押して行き、同じ学校に通う友達に傷だらけの体を見せると、えっそれ私も前あったよ。私も傷だらけになって自転車が壊れて大変だったよ。と言うのです。こんな事あるんだなとカルチャーショックを受けつつも、海外留学の試練を味わう事になりました。

自転車は返品出来る

海外の安い自転車はブレーキが効かなくなる。シリーズ「留学の試練」

しかし、そんな中その学校の友達が「返品出来るよ」と言うのです。でももう2回も乗って、さらに茂みにも突っ込み、自転車に少し傷もついた状態で返品なんて出来るのか、と半信半疑で買ったお店にボロボロのバイクを持って行きました。

お店に着きサービスカウンターで、事情を説明し、自転車を買った時にアドバイスをしてくれたスタッフにブレーキが効かなくなり、返品して欲しいと説明。最初はそんな事あるのかと言わんばかりに疑っていましたが、実際に効かないブレーキを確認し、「わかった今回は特別に返金してあげよう」と返品が成功したのです。

傷だらけの体を見せてどうにかこうにかしてもらおうとも思いましたが、海外でのトラブル、慣れない英語での交渉に疲れと、達成感でどっと疲れが出てしまい、その時はそのままお金をもらって帰る事になりました。今考えると、日本ではあり得ない体験だったなと思い、留学の良い思い出の一つとして今もはっきりと覚えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この様に海外での留学では、日本では考えられない様な出来事が起こります。楽しい事もありますが、この様にちょっとしたトラブルに見舞われる事もあります。しかしこんな海外ですがこれも留学の醍醐味。留学を経験した人でなければ感じる事の出来ない体験だと思います。あなたも一度、この様な面白い留学体験をしに留学に行ってみてはいかがでしたでしょうか。