日本学生支援機構が実施している「日本人学生留学状況調査」によると、2021年度では約11,000人の方が日本国外に留学をされていることが分かりました。

留学先として人気な英語圏ですと、アメリカやカナダ、イギリスの他、ワーキングホリデーなどでオーストラリアに渡航される方もここ最近多いです。入国規制やワクチン接種不問の国や学校が増えてきているため、これからより多くの学生が留学することが予測されています。

さて、ここ最近出稼ぎ留学としてワーキングホリデーなどを耳にすることが多いですが、「英語初心者だけどワーキングホリデーに参加しても良いか」についてご質問を頂くことが度々あります。

今回は、そんな英語初心者の方におすすめな留学方法についてご案内いたします。

ワーキングホリデーと留学の違い

留学

3ヶ月以上の留学を考えた場合、「留学」と「ワーキングホリデー」で迷われる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

そもそもこの2つの留学方法の違いとは何か?についてご質問を頂くことがあります。

1. 留学(観光ビザ/学生ビザ)

語学学校や専門学校、大学など、留学期間中、特定の学校に通学をする場合は「留学(学生ビザ/観光ビザ)」に当たります。

英語初心者の方で語学力の向上したい!という風に思った場合は、語学学校に通学することをおすすめいたします。

英語初級者が日常会話レベルまで英語力を上げるためには、約9ヶ月間から1年間程学校に通学する必要があると言われていますので、語学力をしっかりと上げたい方はまず語学学校に通学をしましょう!

学校の授業以外で何か+aの体験をしたいという場合は、学校のアクティビティやその国/地域のアクティビティに参加したり、ボランティア活動や無給インターンシップに参加したり、そして一部の国では、アルバイトができる所もあります。

主要な英語圏のビザ制度

アメリカ
  • 週18時間以下のコース:観光ビザ
  • 週18時間以上のコース:学生ビザ
イギリス&カナダ
  • 留学期間が6ヶ月以内:観光ビザ
  • 留学期間が6ヶ月以上:学生ビザ
オーストラリア
  • 留学期間が3ヶ月以内:観光ビザ
  • 留学期間が3ヶ月以上:学生ビザ

2. ワーキングホリデー

学生ビザとは異なり、ワーキングホリデーには18歳~30歳までという年齢制限が設けられています。

また、学生ビザは語学や専門的な分野について学習をする資格が得られるのに対し、ワーキングホリデーは観光、学ぶ、働く、旅する等、1年間自由に活動が出来るビザとなります。

ただし、もし語学学校に通学をする場合は、各国で通学出来る期間が決められているのでご注意ください。

ワーキングホリデーで語学学校に通学できる期間

イギリス 就学制限なし
カナダ 6ヶ月まで
オーストラリア 4ヶ月まで

留学方法の判断基準

基準

留学とワーキングホリデーの違いについてご理解いただいた上で、「じゃあどの留学方法が良いのか」についてですが、判断基準がいくつかございます。

1. 年齢

もしあなたがまだ20歳未満でしたら「留学」がおすすめです。初めての留学で英語初心者の場合は、まずは語学学校等に通学して英語力を上げて頂くことをお勧め致します。

もちろん資格的にワーキングホリデーをお選びいただくこともできますが、ワーキングホリデーは人生で1度のみ得られるビザですので、ご留学のタイミングについて良くご検討いただくことをおすすめいたします。

反対に大学卒業後の留学や社会人経験のある方ですと、語学+就労経験を得られるので、就職活動やキャリアアップ・キャリアチェンジを見据えた留学としてワーキングホリデーをご検討いただくのは良いのかもしれません。

2. 留学の目的

語学向上を第一でお考えの場合、通学期間が長い「留学」をおすすめいたします。語学学校の場合、世界中から留学生が集まるために、様々な国のアクセントを耳にしてリスニング力を上げることができます。

反対に海外で就労経験を得ることを目的にしている方に関しては、初めの数ヶ月間語学学校に通学し、その後お仕事されることをお勧めいたします。語学学校に通学している間、語学力を磨くのと同時に、就労先を探すこともできます。

3. 英語レベル

英語初心者とはいえ、 読み、書き、聞く、話すのレベルは人によって異なります。あなたがもしスピーキングやリスニングは少し苦手だけど、語彙や文法は得意という方でしたら、短期間語学学校に通学し、ワーキングホリデーにご参加頂いても良いかもしれません。

もし英語四技能全て初級レベルの場合、自信をつけて頂くためにも、語学学校に通学してワーキングホリデーに参加するか、もしくはワーキングホリデーとして海外に行く前に、一度語学留学を挟むのがおすすめです。

4. 費用

学校に通学する分、学費がかかるため、費用を抑えて留学をする場合は、ワーキングホリデーをお勧めいたします。

ただし、やはりある程度の日常会話やコミュニケーションが取れないと、現地でお仕事探しが難航する可能性が高いので、短期間だとしても語学学校に通学されることをお勧めいたします。

各国で費用がリーズナブルな語学学校

「語学学校には通いたいけど、出来るだけ費用が安い学校を知りたい!」という方は是非以下のコラムをご覧ください。


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