海外留学を検討しはじめたらまず、どの国のどんな都市で滞在しようか悩むものです。

留学の目的も語学の習得であったり、いろいろな文化の人と交流したいであったり人によって違うと思います。

私はカナダでのワーキングホリデーの1年をトロントで過ごし、そのあと学生としてエドモントンという中規模の都市に1年住みました。

カナダのワーキングホリデー・学生としての滞在それぞれの経験をふまえて両都市に住んだ際のメリット、デメリットを紹介したいと思います。

カナダのワーキングホリデーで大都市トロントを選ぶメリット、デメリット

大都市トロント

カナダ・ワーキングホリデーでトロントを選んだ場合のメリット

お店も学校もたくさんあるので選択肢が多い

国際色豊かなトロントはいろいろな国のレストランがあったり、世界中から英語を学びにくる留学生が多いので学校を選ぶにしても仕事先を探すにしてもとにかく選択肢がいっぱいあります。

学校や仕事帰りに遊びに行くところも多いのでとにかく楽しいです。

交通機関が発達しているので車がなくても困らない、極寒の冬でも大丈夫

トロントは地下鉄、バス、ストリートカーと交通手段が多くダウンタウンであれば5分間隔で次の電車やバスが来るので寒い冬でも外に長く待つことはないです。

そして最終も深夜の2時くらいまであるので遅くまで遊ぶことができます。

近くにはナイアガラやモントリオール、ニューヨークがあり短時間で安く行ける

せっかくなら学校や仕事だけでなく旅行もしたいですよね。

トロントは旅行者も多いので、近隣にある人気の観光都市までバスや電車が出ていて1日の本数も多いですし価格も安いです。

ナイアガラは日帰りで行けますし、モントリオールやニューヨークは週末や連休があれば十分楽しめます。

カナダ・ワーキングホリデーでトロントを選ぶ場合のデメリット

日本人がとにかく多いので選択を間違えると日本にいるのと変わらない状況になっている

やはり人気の都市は日本人が多いですし、語学学校では英語に自信がないから日本人や同じ英語レベルの留学生とばかりすごしているとやはり英語は伸びません。

1年はあっという間なので気づいたら来た時と変わらない英語力のままただ遊んで帰国ということになりかねません。

息抜きの旅行感覚で留学しに来たのならいいですが、せっかくなら現地の人が集まるコミュニティなどに行き現地の友達を作りましょう。

なんでも高いのでお金がかかる

トロントに住むとシェアハウスでも家賃は高いですし、バスや地下鉄などの国興交通機関にもお金がかかります。

またレストランでご飯となると州の税金の13%とさらにチップとして13~15%かかるのでランチするだけでも10ドル以上毎回かかってきます。

なので節約しようとすると自炊を増やしたり、住むところを郊外にしたり自転車移動にするなど意識してすごさないと知らない間にお金がなくなってるなんてことになります。

求職者が多いので仕事を見つけるのに苦労する

トロントは世界中、カナダ中から人が集まっているので仕事をする場所は多いですがそのぶん求職者も多いので留学生で働ける期間が短いとなかなか仕事が決まりません。

日本食のレストランですらなかなか決まらなかったりするのでとにかく履歴書を配って面接までいってください。

留学生があまりいない中都市エドモントンのメリット、デメリット

中規模都市エドモントン留学を選ぶメリット

必然的に日本語を話す機会が減るのでスピーキング、リスニングが伸びる

すごい田舎ではないので留学生ももちろんいますが1年住んでいましたがほぼ日本人に会いませんでした。

私は語学学校ではなく現地の専門学校に行き、学校がないときはパートタイムで働いていたので日本語を話すときは日本にいる友達と電話で話すときくらいでした。

1年後トロントに行って以前働いていたところの上司に会った時すごい英語が上達してるねと驚かれました。

税金が安いので節約できる

エドモントンがあるアルバータ州は税金が5%なのでごはんに行っても服や生活消耗品を買ってもトロントよりはるかに安く同じものが買えます。

ほどよく田舎でほどよく都会なので住みやすい

エドモントンは見渡す限り草原が広がるような田舎でもないですし、トロントのようにいたるところに人がいるというわけでもないのでゆっくりカナダを感じて過ごすことができます。

都会に行きたければ車でカルガリーという大きい都市に行けますし、もう少し運転すればカナディアンロッキーが広がる美しいバンフまで行くことができます。

エドモントン留学を選んだ場合のデメリット

暇を持て余しがちになる

エドモントンには一つ大きいモールがあり遊びも仕事も買い物もすべてそこで済むようになっています。

ダウンタウンもありますがやはりそんなに大きくないので毎日行けばすぐに見るところがなくなってしまいます。

暖かい夏は外にいるだけで気持ちがいいのですが冬はまったく外にでなくなります。

冬がとてつもなく長く寒い

10月終わりごろから雪が降り始め4月ごろまで冬が続きます。

5月になってもまだ寒いという年もざらにあるみたいです。

そして雪もひざ辺りまで普通に積もるので冬は学校や職場に行くだけで一苦労します。

ほぼ現地の人なので英語初級者にはかなりストレスになることも

まったく英語が話せない状態で留学される方には学校でのコミュニケーションでも、仕事を探すにしてもかなり難しいのが現実です。

トロントのように留学生が多くそんなに話せなくてもなんとかなるという職場はほぼないので、もし英語力が全くない状態で行かれる場合にはかなりの努力とガッツが必要になってくると思います。

カナダへのワーキングホリデー・留学で2都市に住んでみて今思うこと

2都市に住んでみて今思うこと

長期間滞在できればいろいろな都市に住んでみて自分にあうところを見つければいいのですが、ワーキングホリデーの1年というリミットがある場合はやはりまず自分の目的を明確にして都市決定するのがいいと思います。

トロントに住んでも英語を伸ばすことはできますし、日本人のいないところに住んでもまったく友達ができずに英語を話すこともなく早々に帰国してします人だっています。

自分を含めいろいろな留学生を見てきて、結果どの場所でもその人次第の部分が大きいので行く前に目標を持ち周りに流されない留学生活をすれば思い描いていた以上の経験ができると思います!