カナダの大学進学を考えるとき、学びの環境だけでなく、将来につながるサポート体制や、4年間を過ごす街の雰囲気も大切なポイントになります。
今回は、ウィルフリッド・ローリエ大学(Wilfrid Laurier University)と、その拠点であるウォータールーという街の魅力をご紹介します。
ウィルフリッド・ローリエ大学ってどんな大学?

ウィルフリッド・ローリエ大学(Wilfrid Laurier University)は、「マインド、ボディ、スピリット(心・体・精神)」のバランスを重視した教育を理念とする大学です。
単に勉強して卒業するだけでなく、自分らしい人生やリーダーシップを築いていく力を育てることを大切にしています。
この大学の大きな特徴の一つが、すべての学位が「Honours(優等学位)」であること。これは、よりレベルの高い内容を学ぶことができ、大学院への進学にも有利とされています。
また、自分の興味に合わせて副専攻や選択プログラムを追加し、学習プラン自由に組み立てることも可能です。
さらに、卒業後の就職率は驚異の97%。これはカナダ国内でもトップレベルです。ウィルフリッド・ローリエ大学では、実践的な授業やキャリア支援が充実しており、学びが将来にしっかりとつながっていきます。
主なキャリア支援
- 650以上の実習付きコース
- 12〜16か月の有給インターン制度(プロフェッショナル・エクスペリエンス)
- カナダ最大級のビジネス系Co-opプログラム
- 国際学生も利用できるワークプログラム
こうした取り組みにより、就職に強い大学として高い評価を受けています。
学生満足度No.1のキャンパスライフ
カナダの有名教育誌「Maclean’s(マクリーンズ)」による学生調査では、ウィルフリッド・ローリエ大学は学生満足度全国1位、さらに課外活動の充実度でも全国1位に選ばれています。
授業はもちろん、学生生活全体を楽しめる環境が整っているのが魅力です。
また、ウィルフリッド・ローリエ大学では「コミュニティ」という価値観が根付いていて、キャンパス全体に温かな雰囲気があります。先生やスタッフ、同級生との距離が近く、安心して大学生活を送ることができます。
ウォータールー大学とのクロスレジストレーション制度
ウィルフリッド・ローリエ大学(Wilfrid Laurier University)の生徒は、ウォータールー大学との提携により、両大学間で単位を取得できる機会があります。
このユニークな制度は「クロスレジストレーション(Cross Registration)」と呼ばれ、学生が自身の学術的経験を広げるチャンスを提供しています。
制度を利用するためには以下の要件を満たす必要があります
- ウィルフリッド・ローリエ大学で最低3.0単位を修了していること
- 累積GPA 4.00(60%~62%)以上を維持していること
要件を満たし、承認を得て申請することで、ウォータールー大学の授業を受けることができます。
ウォータールーは「カナダのシリコンバレー」とも呼ばれるテクノロジーの中心地。こうした学術提携を活かして、IT・AI分野に強い2つの大学の学びを組み合わせることができるのは、特にテック志望の学生にとって大きな魅力です。
ウォータールーってどんな街?

ローリエ大学があるウォータールーは、オンタリオ州に位置する中規模都市で、周辺を含めて3つの高等教育機関(ローリエ大学、ウォータールー大学、コネストガカレッジ)があり、学生の多い地域として知られています。
テクノロジーの街=カナダのシリコンバレー
BlackBerryやOpenTextをはじめとする大手企業やスタートアップが集まるテックの中心地。AI研究も盛んで、IT系志望の学生にとっては申し分のない環境です。
就職・アルバイトのチャンスが豊富
テック系だけでなく、製造業や食品産業なども盛ん。学生向けの仕事やインターン機会も多く、キャリアの第一歩を踏み出すには理想的です。
生活費が比較的安い
トロントに比べて家賃が約35%安く、交通渋滞も少ないため、通学や生活のしやすさもポイントです。
「学生の街」らしい活気と利便性
ウォータールーには7万人以上の学生が暮らし、若くて活気ある雰囲気。カフェやレストラン、公共交通も充実しており、自然も身近。ハイキングやスキー、スケートなど季節ごとの楽しみも豊富です。
Wilfrid Laurier International College(WLIC)とは?
Wilfrid Laurier International College(WLIC)は、留学生向けに大学1年生のパスウェイプログラムを提供する教育機関です。
2025年9月からは、ローリエ大学ウォータールーキャンパス内に完全移転し、WLIC生も初めから本キャンパスで学ぶことができます。
WLICでは、少人数クラス、学習サポート、進学後の授業に備えたカリキュラムが整っており、数学が不要な専攻も選べるため、文系志望の学生にも人気です。
主なプログラム
Foundation (UTP Stage I) | 高校卒業後の準備コース(約8ヶ月) |
---|---|
International Year One (UTP Stage II) | 大学1年相当の内容。修了後は2年次に進級可能 |
入学に必要な英語スコア(例:UTP II)
試験 | 直接入学 (Direct Entry) | 統合プログラム (Integrated Entry) |
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IELTS | 5.5(各バンド5.0以上) | 5.0(各バンド4.5以上) |
TOEFL iBT | 69 | 60 |
Duolingo | 95 | 85 |
人気の専攻プログラム
WLICから進学できる人気専攻には以下のような分野があります。
サイエンス |
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ビジネス&経済 |
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社会学系 |
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アート& デザイン |
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なかでも、UXデザイン、ゲーム開発、BBTM(ビジネス×テクノロジー)は、ウォータールーの産業構造ともマッチしており、非常に人気です。
お得な奨学金制度も
WLICでは、最大2万ドル(約300万円)相当の奨学金制度が用意されています。(※2025年7月時点)
- 入学時に5,000ドル(WLIC奨学金)
- 2年次以降に5,000ドル(自動給付)
- 3年次・4年次にもそれぞれ5,000ドル(GPA70%以上で継続可)
多くの大学がGPA80〜90%の継続条件を求める中、ウィルフリッド・ローリエ大学は比較的やさしい条件で奨学金を受け続けることができます。
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