日本ではスタバやタリーズのような外資系チェーン店が街のいたるところにあります。常にたくさんの人がいて大人気の印象です。

そのスタバが2014年にオーストラリアから撤退したというニュースが飛び込んできました。実はこれはオーストラリアのバリスタコースと深い関係があったのです。

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オーストラリアのカフェ事情

オーストラリアのコーヒー文化の始まりは「ヨーロッパからの移民(特にイタリア人)がコーヒーを持ち込んだ」と言われています。その後、1990年代後半から2000年代初期にかけて大きく発展しました。きっかけは屋外席の設置が認められたことによるのだそうです。

以前のオーストラリアでは、カフェの外に椅子やテーブルを置いてはいけないことになっていました。お客さんが椅子から転げ落ち道路に出てケガをして、カフェのオーナーを訴えるような事件が多発してはいけないと考えられていたからだそうです。

しかし、2000年のシドニー・オリンピックに向けて、90年代後半、当時のNSW州首相が屋外席を設けても良いとしました。天気の良い中コーヒーを楽しめるという理由でカフェの人気が高まり、続々と店舗が増えていきました。

また、王室農業協会(RAS)がバリスタの大会を設けたほか、ホスピタリティー関係の学生たちがエスプレッソの作り方を学ぶようになり、教育が行き届くようになりました。

さらにインターネットの動画サイトなどでラテ・アートなどの技術が公開されたり、お薦めのカフェ情報がブログやソーシャルメディアに投稿されるようになって、一段とコーヒー関連情報が広まったのです。

オーストラリアのカフェ文化

メルボルンがカフェ文化の発祥の地と聞いたことがあるのですが、正しくはシドニーです。確かに、シドニー出身のバリスタ、ポール・バセットのカフェが西新宿にあるのですが、スタバ発祥の地シアトル出身のアメリカ人の知り合いが「ポール・バセット」を一押ししていたのもうなずけます。

パール・バセットは2003年の世界バリスタ大学でオーストラリア人として初めて、最年少で優勝したことからもシドニーがリードしていたことも良く理解できます。ただし、現在では、メルボルンという街の構造的な理由からカフェがピッタリという場所も多く、シドニーを追いぬく人気になっているのだそうです。

オーストラリア人は、一日に平均3~4杯のコーヒーを飲むのだそうです。職場や家の近くに行き着けのカフェを持ち、いつもの一杯を飲み、どの店でもなかなかレベルの高いコーヒーを味わえるというコーヒー大国なのです。

スタバが不振続きでオーストラリアから事業撤退したのも、シドニーやメルボルンでは、すでにエスプレッソの味が定着していたことが大きな要因の一つだったのではと言われています。毎朝、コンビニのレギュラーコーヒーで始める私はオーストラリアに移住したい気分です。

バリスタコースで留学

ワーキングホリデーでオーストラリアに留学を考えている方にはバリスタコースがオススメかもしれません。英語力+バリスタで現地で仕事を見つけるのはいかがでしょう?オーストラリアは時給も高めで最高ですよ。

それでは、留学プログラムとしてバリスタコースを持つ学校をご紹介しましょう。

Browns English Language School

Barista@Brownsという5週間のコースがあります。ブラウンズ・イングリッシュ・ランゲージ・スクール(以下、ブラウンズ)はブリスベンとゴールドコースにセンターをもち、バリスタコースは両センターで開講されています。入学条件としては中級レベルの英語力が必要ですが、このコースの前に一般英語コースで英語力アップを図ることもできます。

ワーキングホリデービザ取得者は17週間まで学校に通うことができるので、3ヶ月の英語コース→5週間のバリスタコースは理想的です。

コース名 Barista@Browns
コース期間 5週間
コース開始日 年5回
授業内容
  • 週30時間の集中コース
  • 週20時間のホスピタリティに特化した英語コース
  • 週10時間の実習(食の安全のための衛生面の実習/エスプレッソコーヒーの淹れ方とサーブ/アルコール類の責任あるサービス)
※ブラウンズのバリスタユニフォームの供与
プログラム費用 AUS$2,495.00
滞在 ブラウンズのアパート/ホームステイ
英語力 事前にブラウンズのオンラインテストで判定可

参考までにオーストラリアのカフェのメニューをご紹介します。

「ロング」「ショート」「フラット」「モカ(チョコレートのこと)」など、オーストラリアならではの呼び方が並んでいます。

ショート・ブラック/エスプレッソ

いわゆるエスプレッソのストレート。ごく少量がエスプレッソ・カップに入って出てきますので、量を増やしたい場合は「ダブルで」と付け加えてください。

ロング・ブラック

日本のブラックコーヒーに一番近いのがロングブラック。熱湯にエスプレッソを注いだもので、ショートより薄く、量は多くなります。

カフェ・ラテ

エスプレッソに、温めたミルク(スチームドミルク)ときめ細かく泡立てたミルク(フォームドミルク)を注いだもの。カプチーノとの違いは、ミルクの配合。オーストラリアの場合、温めたミルクとフォームドミルクの比率が半々なのがカプチーノ、温めたミルクの方が多いのがラテです。

カプチーノ

エスプレッソ、スチームドミルク、フォームドミルクを同量ずつ入れたものが定番で、語源はカトリック教会の一派、カプチン会の修道士です。チョコレート・パウダーがトッピングされているのがオーストラリアではお約束。

フラット・ホワイト

フォームドミルクではなく、泡のない(つまりフラットな)、温めたミルクを入れたコーヒーです。日本で言えば、ミルク入りコーヒーという感じでしょうか。

カフェ・モカ

「モカ」は日本ではコーヒー豆の種類ですが、オーストラリアのカフェで「モカ」と付くメニューは、「チョコレート入り」という意味になります。カフェ・モカは、エスプレッソにチョコレートを入れてスチームドミルクを注ぎ、上にフォームドミルクやホイップクリームをのせた甘い飲み物。チョコレートの風味が効いているので、ちょっと疲れたときや、甘党の方におすすめです。

マキアート

エスプレッソに、ごく少量のフォームドミルクを注いだものです。お腹いっぱいのときなどに、濃いエスプレッソを少しだけ楽しみたいけど、ストレートだとキツすぎる、という方におすすめです。

私はいつもはカフェラテ、疲れた時はキャラメルマキアート! やっぱり、スタバメニューになってしまいますね。