私はオーストラリアに留学に行く前、初めての海外で行ったことのない場所で、初めて会う家族と生活を共にすることに、とても不安を感じていました。行ってからも不安が尽きませんでした。その不安から体調不良になったことも。

「留学をする!」と強い気持ちで準備を進めても、留学の日程が近づいてくると不安がひとつ、ふたつ増えていくものです。私が実際、留学して不安の解消法をお伝えします。

留学に対する不安とその解消法

英語が話せない不安

「英語が話せない」の打開策は、手のひらサイズの小さいメモ帳とペンでした。初めて聞いた単語、文章、言い間違えたこと、の3つを中心に書くメモ帳をつくりました。授業中、通学中、ホストファミリーとの食事中、いつでも持っていました。このメモ帳を作るメリットが2つあります。

1つ目は、英語を話す相手に会話が理解できないと簡単に伝えられることです。

実際にホストファミリーは、私が理解できなくなっていることにすぐに気づいてくれて、話すスピードを遅くしてくれたり、わかりやすいようにスペルを書いて教えてくれたり、頼めば快く丁寧に教えてくれました。

バスの停留所で隣にいた女性も、現地の学校の先生も、丁寧に向き合って英語を教えてくれました。私の学びたいという気持ちが伝わったのだと思います。

2つ目は、書くことで英語が身につくことです。

メモ帳は毎晩、見返していました。知らない単語は意味を調べて書き加え、覚えた単語を使える状況になったら、絶対使おうと一生懸命覚えました。

出会って書いてきた単語が増えていくたびに自分のものになり、日常会話で使うことで英語を話す抵抗感も消え、着実に自分の自信になっていくのをひしひしと感じました。

ホストファミリーと生活の不安

大切なのは無理をしないことです。水や空気が違うところで生活をするし、緊張や不安で体調が不安定になりやすく、不要な無理をするとすぐ体調を崩します。

打開策は、なんでも言ってみることです。私の留学先のオーストラリアでは、自分の意見を相手に言うのが当たり前でした。

私は不要な無理をしていて、私だけが使っていたゲストトイレのトイレットペーパーが無くなりそうなのに言えませんでした。「トイレットペーパー使い過ぎって思われないかな」って思っていたので。それも「トイレットペーパー無いからちょうだい」って言えばよかったのです。

言いづらいことを言ってみると、ホストファミリーは喜んで受け入れてくれるでしょう。逆に私みたいに何も言わないとは何を考えているのかわからなくて、ただただ心の距離ができてしまいます。

ホームシックになったときの不安

ホームシックになると、負のスパイラルに陥ります。何やってもマイナス思考になり、自分がいやになります。

ホームシックになったときの打開策は、周りの人の優しさに甘えることです。ホストファミリーや、友達、学校の先生など、ホームシックで悲しいと伝えると、抱きしめてくれて、長い時間一緒に居てくれました。

私がホームシックになったとき、学校のクラスメイトみんなが頭を撫でてくれたり、抱きしめてくれたり慰めてくれました。そうすると、周りの人の笑顔に感謝できたり、心から笑えたり、夢中で遊んでいると、また頑張ろうって新しい気持ちになります。

ホストファミリーと良い関係が築けるか不安

ホストファミリーの家での生活で、お互い快適に生活できるかは大事な問題です。

英語が通じないと細かいところまでわかりあえないことが多く、苦労している友達がいました。ステイ一か月でホストファミリーとの会話がなくなってしまったそうです。

私がその友達のステイ先に遊びに行くと、ダイニングのソファーで寝ているホストマザーがいました。私が入るとホストマザーが起きたので、あいさつをしました。

そしたら、「ごめんなさい。仕事が忙しくて寝ていたのよ。あんまり彼女と(私の友達)話をする時間がないんだけど、彼女は英語がわからないって感じで、すぐに部屋に行っちゃうのよ。嫌われているのかな?」っと。

彼女からは、ホストマザーを始め、ホストファミリーが話してくれないと言っていたのに、ホストマザーに嫌われていると思っていました。英語で話すことの恐れの気持ちからすれ違ってしまい、お互いにつらい生活になっていたのです。

私は友達にホストマザーの言葉を日本語で伝えて、彼女の気持ちをホストマザーに英語で伝えました。ホストマザーも友達も、少しずつわかりえてきました。

お互いに勘違いをすると、どんどん距離が離れていきます。英語が話せないなら、会話をあらかじめ決めておいたり、調べたり、メモ帳を使うのも有効です。学びたい、仲良くなりたいという向上心が大事なのでと気付かされた出来事でした。

留学に対する不安の解消法まとめ

女性達

留学の不安を中心にお伝えしました。ここで思い出して欲しいのが、自分が何をしに留学をしているのかです。

体調を崩すためじゃなく、ホストファミリーに遠慮するためでなく、外国語やその国の文化や環境を学ぶためにやってきているのです。

体調不良はちょっとしたきっかけでいくらでも治せます。ホストファミリーとも会話を重ねれば仲を深められます。内にこもらず積極的に行動してください。

日々の積極的な勉強が、友人やそのホストファミリーの仲裁に役立ち、私がホームシックになって慰めてくれた友人に恩返しができました。出来ることが増えていくと自分に余裕ができて、好奇心も優しさも増していくんだと思います。

留学を通して、知識だけでなく、文化やコミュニケーション能力も一緒に高めて欲しいです。