学生時代からずっと憧れていた海外での生活。専門学校を卒業するとともにすぐに就職したため、長期的に海外に行くタイミングをずっと逃していました。仕事も忙しかったため、海外旅行が出来るのは年に1度か2度で、長い休みでも年末年始の12月31日から1月3日までと期間も限られていました。

私が働いていた職場はとても居心地がよく、自分でも恵まれていると思う程毎日楽しく働いていました。しかしその反面信頼できる上司や同期と離れる決意もできず、仕事を辞められないまま時間だけが過ぎてしまっていました。

30歳を手前に、ワーキングホリデーのリミットも近づいてきていて、私は少し困惑していました。

そんな私の心境を理解してくれていた上司が、「いつでも帰ってきていいから行っておいで。」と背中を押してくれたことでついに決意することが出来、退職してオーストラリアに行くことになりました。

オーストラリアのワーキングホリデー体験談

オーストラリアのワーキングホリデー体験談

ワーキングホリデーに行くまでの準備

ワーキングホリデーに行く思いが固まってからは、自分なりに英語の勉強を始めました。TEDトークを英語で1日1エピソードみたり、ポッドキャストで英語のラジオを繰り返し聞きました。

自分の力量を図ろうとTOEICにも挑戦しました。自己学習だけでは英語は全く追い付かず、最後に受けたTOEICのテストは恥ずかしい話400点台でした。

英語に関してはかなりの心配はあったものの、心配よりも夢にまで見た海外生活が実現するワクワクに胸を躍らせる日々でした。

海外保険は1番安いものを申し込み、年金や健康保険の手続きを済ませて、退職した日の翌日の飛行機を予約してすぐに飛び立ちました。

自分で目標を立ててワーキングホリデーを楽しむ!

オーストラリアに着いたら日本語は出来る限り話さないと決めていたので、日本人の集まり等には参加しませんでした。まずは語学学校を決めるのに一苦労でした。

どこの語学学校も少しは日本人がいます。英語を勉強したいという思いがいつしか日本人を避けることのようになっていた私は、人に聞いたり、時間をかけて英語のウェブサイトを見てついに「日本人がいない」語学学校を選択しました。

見学に行った日ももちろん英語で説明されて、何を言われているのかさっぱりわかっていない状態でした。しかし1週間あたりの学費と、卒業までの期間だけ何度も確認して申し込みを決めました。

後から判明したことはこの語学学校、実はビザ延長のためのビザ取り学校だったということです。そんなことは知らずに「日本人がいない」学校に申し込んだ私は、クラスもなく、課題もろくに与えられない状況に困惑していました。

しかしこの状況を英語のみで切り抜けるために、出来る限りの英語を辞書と一緒に酷使したことで私の英語力は格段に伸びたと思います。

結局指導者もいない学校だったのに、私が何も理解しないまま申し込みをしてしまったので、1人のスタッフが1日中つきっきりで英語の読み書きの練習をしてくれました。当時は騙されたと思いましたが、今思えばネイティブが付きっ切りで英語を指導してくれたことはラッキーだったと思います。

ワーキングホリデーで感じたオーストラリアのイメージ

私が1年オーストラリアで過ごして感じたことは、オーストラリアののびのびとした環境です。学校でも職場でも、根詰めて頑張るというよりもリラックスしながら楽しむというイメージが強かったです。

学校についてはビザ取りの学校に申し込んでしまいましたが、結局ビザ延長のために申し込んだ他の生徒とも仲良くなり、グローバルな友達が出来たことはとても楽しかったです。

仕事は私のカタコトの英語でも雇ってくれるカフェで働いていました。仕事探し自体はそれほど難しくなく、移民が多いオーストラリアでは英語がまともに話せなくても外国人扱いされることはありません。

オーナーは昼間からビールを飲み始めたり、酔っぱらったから今日はもう閉店にしようと予定より3時間も早く閉店にしてしまったり、私からしてみれば信じられないぐらいお気楽な生活でした。

ファッションも自由で街中を裸足や半裸で歩いている人も多ければ、カップルは若い世代から母親世代まで手を繋いだりキスしたり、オープンな関係性で慣れるまでは目のやり場に困るくらいでした。

しかしそんな毎日がとても刺激的で、まるでまた学生時代に戻ったような感じで毎日がキラキラしていました。

ワーキングホリデーで得られたこと

ワーキングホリデーで得られたこと

私の英語力は1年でぐっと成長し、今では日常生活に困らないくらい英語が話せるようになりました。オーストラリアのワーキングホリデーが終わった後、まだまだ世界には知らないことがたくさんあると思い現在世界旅行中です。

英語がある程度使えれば、世界旅行は全て自分でプランニングしてとっても安く済ませることが出来ます。英語が話せるようになったことで、日本語が話せない人とももっと気軽に仲良くなることが出来、友達もたくさん増えました。

あのとき自分の背中を押してくれた上司には、今でもずっと感謝しています。