知らないと損?世界では当たり前の「大学編入制度」とは

日本で「大学編入」と聞くと、「そんな制度があるの?」「考えたこともない」と驚く人も多いはず。また、「1年次から大学に入れていないと、その大学の卒業生とは言えない…」など、否定的な意見もよく耳にします。

しかし、海外では大学編入制度はごく一般的な進学方法なのです。

重視されるのは「どこで学位を取ったか」

アメリカやイギリス、オーストラリアなど、英語圏の大学では「どの大学に入学したか」よりも「どこの大学を卒業したか」が重視されます。最終学歴として見られるのは卒業した大学です。

1年生から直接入学した場合も3年次編入でも、卒業時には同じ卒業証書が手に入ります。就職活動で「あなたは編入生なので〇〇大学の卒業生として認めません」と言われることはありません。大切なのは、その大学でしっかり学び卒業することです。

海外大学編入の主な3つのルート

海外の大学に編入するには、主に以下の3つの方法があります。

  1. パスウェイプログラム経由の大学編入
    大学や提携教育機関が提供するパスウェイプログラムで1年ほど学び、英語力を強化しつつ大学の履修科目を進め、2年次へ直接編入するパターンです。直接入学よりも英語力要件が低いのがポイントです。

  2. コミュニティカレッジ・TAFEからの編入
    アメリカやカナダのコミュニティカレッジで2年間学び、卒業後に大学3年次へ単位移行して編入します。入学基準は比較的易しく、学費も抑えられます。
    ※オーストラリアのTAFEは1年(1.5年のコースもある)修了後、大学2年次に編入します。

  3. 日本国内の専門学校や大学から編入
    すでに日本の大学や専門学校に在籍している場合は、単位認定制度を利用して海外大学へ編入が可能です。ただし、提携校でない場合などは単位認定に時間がかかったり、一部移行できない場合もあります。

コストを抑えたい場合は以下より「アメリカのコミュニティカレッジ」ページもおすすめ!

日本から海外の大学へ進学するには

アメリカの教育制度

海外の大学へ進学、編入をしようとする場合、大きな壁として立ちはだかるのが入学条件に定められている高い英語力です。

その他、最終学歴の成績表(トップスクールの場合GPA4.5/5.0など)や英語での志望動機書、課外活動の功績(ボランティアやチャリティー活動など)など、日本の大学受験とは少し異なります。

アメリカの場合、現地の学生も受験するACT/SATと呼ばれる学力テスト(日本のセンター試験のようなもの)で各大学が定める規定スコアも出願時に提出しなければなりません。(中にはACT/SATスコアが不要な大学もあります)

求められるすべての条件をクリアするのは非常に難しく、それだけで海外大学への道をあきらめてしまう方もいらっしゃいます。

ここでは、そんな方でも安心な、条件別の大学編入・進学の方法をご紹介します。

2年制の高等教育機関、コミュニティカレッジやTAFEなどを介した編入留学

2年制の高等教育機関は国によってことなりますがアメリカ・カナダならコミュニティカレッジ(コミカレ)、オーストラリアならTAFE(テイフ)と呼ばれる学校があります。
※オーストラリアのTAFEは、通常1~1.5年です(専攻学科により多少異なる)

これらの学校は4年制大学に比べると入学時に求められる英語力が低く、学校費用が安いなどの利点<があります。

出願時に提出する書類も基本、英語能力試験のスコアと最終学歴の英文成績書および英文卒業証明書のみのため、ハードルが低め。

入学時に提出が求められるアカデミック英語試験、IELTSやTOEFLのスコアの代わりに日本人により馴染みのある英検(実用英語技能検定)、TOEICやDuolingo(デュオリンゴ)を認める学校もあり、2年制の学校で一般教養を中心に学んだ後に4年制大学の3年次に編入し、大学学士号を取得することが可能です。

オーストラリアではTAFE(テイフ)と呼ばれる職業訓練機関がその役割を担い、TAFEのDiploma(修了証)を取得することで、現地の大学へ編入することができます。

カナダ、オーストラリアの場合はビジネスやコンピューター、工学などの専攻したい分野がはっきりしている場合におすすめです。

パスウェイプログラムを介した編入留学

大学へ直接入学する際に求められる英語力やGPAに満たない方には、大学が提携を結んでいる教育機関などが運営する1年間のパスウェイプログラムを介して海外大学の2年次に編入いただけるオプションがあります。

イギリスへの大学進学留学を希望する場合、高校卒業後の進学であればファウンデーションと呼ばれるプログラムに参加した後に3年間の大学生活を送ることになります。

もし既に日本の大学1年生を修了しているなら、イギリスのパスウェイプログラムで1年間勉強したあと、現地大学2年次への編入が可能(=残り2年で卒業)となります。

パスウェイプログラムでは、論文の書き方やプレゼンテーション、講義の聴講とメモ取りなど、大学で必要となるアカデミック英語の習得と大学で専攻を希望する学部の科目履修を同時に行います。

パスウェイプログラム最大の魅力は、プログラム受講時に大学の単位が取得できる他、直接現地大学入学をした学生よりも大学2年次以降の成績が良い(=講義の受け方、アカデミックノートテイキングの子乙がわかっているため)ことが挙げられます。

日本の大学・短期大学からの海外の大学への編入留学

日本の大学・短期大学へ進学したものの、求めていた環境とは違った、専攻している分野以外を勉強したいなどを理由に海外の大学に目を向ける方が増加しています。

一般論として日本の大学または短期大学で取得した一般教養の単位のみ、または学部や専攻が同じ、または類似している場合のみ単位が認定されることもありますが、基本的に希望する大学へ出願、入学許可を得た後に認定申請をしてみなければどの単位が認定されるかはわかりません。

単位認定についてはケースバイケースなので、海外教育事情に精通しているiae留学ネットの留学カウンセラーにまずはご相談ください。

海外の大学ではなく、日本の大学へ編入も

これまでは海外大学への編入方法についてご説明してきましたが、中には「卒業は日本の大学で」とお考えの方もおられるのではないでしょうか。

もちろん海外の大学や2年制カレッジから日本の大学へ編入することは可能です。海外で得た単位を認定するかは各大学の判断とはなりますが、一般的に、

  • 2年制カレッジなどでAssociate Degree(凖学士号)を取得していること
  • または4年制大学で2年次までの就学を修了していること

が条件となり、日本の大学の3年次への編入となります。編入時にセンター試験などを受験する必要がなく、小論文の提出と面接、場合によっては専門科目のテストを受験するのみでよいなどのメリットがあります。

編入留学は難しくない

編入留学は難しくない

このように、海外大学への編入・進学への道は多数あり、ご自身のレベルに合わせた賢いスタディープランを練ることで理想の大学まで辿り着くことができます。

ご自身にとってベストな編入・進学ルートを見極めるためにも、まずはその道のプロであるiae留学ネットの留学カウンセラーに是非、ご相談ください。

編入留学についてiaeに相談する3つの理由

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海外大学への進学方法は直接出願する以外にも多数あり、お客様ひとりひとりの英語レベル、学歴、留学の目的や予算に合わせた最適なスタディープランを提案します。

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留学カウンセラーは全員海外経験者であり、自身の経験や長年にわたり培ってきた知識をもとに、グローバルな視点でお客様にアドバイスを提供します。

次世代を見据えたキャリアへの編入留学をご案内

iae留学ネットでは世界各国にオフィスを展開するiaeグループの東京オフィスとして、日本国内にとどまらず、世界規模で情報を収集。

海外からのグローバルな視点で見た教育プランを提案させていただき、近い将来だけではなく、次世代を視野に入れたキャリアの形成まで含めたサポートをさせていただきます。

英語力・成績をお知らせいただければおすすめの大学を提案いたします

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