「ヨーロッパで暮らしてみたい。でも、物価や生活費の高さ、ビザのハードルが心配…」

そんな方に朗報です!ついに、マルタ共和国でのワーキングホリデー制度がスタートすることが発表されました。

これまでオーストラリアやカナダ、イギリスなどが定番だったワーキングホリデーですが、地中海の温暖な気候と、美しい海に囲まれたマルタが新しい選択肢に加わります。

現時点では詳細条件はまだ公表されていませんが、観光と就労を両立できるワーキングホリデーの制度は、ヨーロッパの英語環境で挑戦したい方にとって大きなチャンスです!

このコラムでは、マルタの魅力や予想されるビザ条件、他国との比較などをまとめてご紹介します。

そもそもマルタってどんな国?

マルタは地中海に浮かぶ小さな島国で、温暖な気候と美しい海が魅力です。歴史的な街並みや教会が多く、ヨーロッパの雰囲気を満喫できる観光地でもあります。

また、公用語の一つが英語なので、語学環境も整っており、ヨーロッパ各国から学生やワーキングホリデー参加者が集まります。物価はイギリスより抑えめで、日本からのアクセスも比較的便利。留学やワーホリ初心者でも安心して挑戦できる環境です。

気温

 最高気温最低気温
1月16.0℃10.4℃
2月15.9℃9.9℃
3月17.1℃11.4℃
4月20.1℃13.4℃
5月24.1℃16.6℃
6月28.5℃20.3℃
7月31.5℃22.9℃
8月31.7℃23.7℃
9月18.5℃21.6℃
10月25.2℃18.7℃
11月21.2℃15.1℃
12月17.4℃11.9℃

そもそもワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデーとは、「海外で暮らしながら働き、観光も楽しめる特別なビザ制度」です。

単に休暇を過ごすだけでなく、現地での仕事を通して生活費を賄いながら、異文化や語学を体験できるのが最大の魅力です。

日本と協定を結んだ国に対して、一定の年齢で申請できる制度で、滞在期間や就労条件は国ごとに異なります。

マルタのワーキングホリデー制度とは?

日本とマルタ共和国は2025年に外交関係60周年を迎えます。

日本政府とマルタ政府間で、日本とマルタの間でワーキングホリデービザ制度が開始されることが正式に合意され、2025年7月16日に外務省HPにて告知がありました。

この制度により、日本の若者は18歳〜30歳の間で、最長1年間、マルタで「働き・旅する」経験が可能になります。

現時点では制度の詳細は未公表ですが、今後の続報に注目が集まっています。

現時点で発表されている主な内容(2025年8月時点)

  • 入国の日から1年を超えない期間の滞在を許可
  • 休暇の付随的な活動として旅行資金を補うために就労許可なしに就労することを認める

申請の主な条件の予測(2025年8月時点)

マルタのワーキングホリデービザ申請にあたり、現時点で予想される主な条件は以下の通りです。

対象者

  • 申請時に日本に居住している
  • 有効なパスポートを所持している
  • 申請書受理時点で18歳以上30歳以下であること
  • 扶養家族(配偶者含む)を同伴しないこと
    →同伴者にも申請資格がある場合には各々申請が必要
  • 過去にマルタのワーキングホリデープログラムを利用したことがないこと

申請条件

  • 滞在期間中の生活資金として、一定額の預金残高があること
    →預金残高証明書提出の可能性が高い
  • 帰国用航空券を所持していること
    もしくは購入可能な十分な資金があること
  • 健康であること
    →健康診断結果、健康保険加入証明などの提出の可能性あり
  • 犯罪歴がないこと
    →無犯罪証明書の提出の可能性あり
  • 滞在期間をカバーする医療保険に加入すること
    →医療保険加入証明書提出の可能性あり

学制限

語学学校への就学制限に関しては、現時点では未発表

就労制限

労働時間等に関しては、現時点では未発表

マルタ ワーホリのメリットと注意点

マルタのワーキングホリデーが始まることで、イギリスやアイルランドを比較している方が多いのではないでしょうか。

実はヨーロッパでの生活を考えている人にとって、マルタは大きな魅力がたくさんある国なんです!

魅力の多いマルタでの暮らしですが、事前に注意しておきたいポイントも併せて知っておくと、より現実的な準備ができ、失敗を防ぐことができます。

この章では、マルタワーホリのメリットと注意点を解説していきます。

マルタワーホリのメリット

英語が公用語だから安心

マルタの公用語は「英語」と「マルタ語」です。日常生活や仕事探しにおいて英語が通じるので、ワーホリ初心者でも暮らしやすい環境です。イギリス留学と同じように英語学習や英語での生活が送れるのに、費用は比較的安く抑えられるのも魅力です。

ヨーロッパ各国へ旅行しやすいロケーション

マルタは地中海に浮かぶ島国のため、格安航空(LCC)を使えば、イタリア・スペイン・フランスなどへ気軽に旅行ができます。「ワーホリ生活+ヨーロッパ周遊」が同時に叶うのは、マルタならではの魅力です。

温暖な気候とリゾート環境

雨や曇りの日が多いイギリス・アイルランドに比べて、1年を通して温暖で、晴天の日が多いのがマルタの気候の特徴です。美しいビーチや世界遺産に囲まれた環境で生活できるのは、他のワーホリ国にはない贅沢なポイントです。「働きながらリゾート地で暮らす」という夢を叶えたい人にはぴったりの選択肢です。

生活費がイギリスより安い

イギリスやアイルランドは物価が高く、特に家賃が留学生の大きな負担になります。一方、マルタはヨーロッパの中では比較的生活費が抑えやすく、ワーホリ滞在のハードルが低い国です。

多国籍なコミュニティで国際交流

マルタはヨーロッパやアジアなど世界中から留学生・観光客が集まる国。仕事や学校、日常生活を通じて多国籍な友人を作れるのも大きな魅力です。「英語+異文化交流」の両方を楽しみたい人には理想的な環境といえます。

マルタワーホリの注意点

求人数はオーストラリアやカナダほど多くない

マルタは小さな島国のため、ワーホリでできる仕事の種類は限られています。多くは観光業・飲食業・サービス業(ホテル、レストラン、カフェなど)が中心です。

専門スキルを活かした仕事を見つけるのは難しいため、「生活費をカバーできる程度のアルバイト」というイメージを持っておくと安心です。

ビザの定員枠が少ない可能性がある

マルタのワーキングホリデーは新制度で、イギリスやアイルランドのように大規模な受け入れは想定されていない可能性が高いです。定員が少ない場合、申請が早期に締め切られる可能性があるので、最新情報を常にチェックして早めに準備することが重要です。

島国ゆえに生活の選択肢が限られる

マルタは美しいリゾート環境が魅力ですが、その一方で「娯楽やショッピングの選択肢が限られる」と感じる人もいます。長期滞在を考える場合は、島国ならではのライフスタイルに馴染めるかどうかを意識しておきましょう。

シェンゲン協定による滞在制限

マルタはシェンゲン協定加盟国のため、観光目的で他のシェンゲン圏(スペイン・フランス・イタリアなど)に滞在する場合、「90日以内/180日間」という制限があります。

つまり、マルタでワーホリを終えたあとにそのまま長期間ヨーロッパ旅行をするのは難しい、ということです。

一方、イギリスやアイルランドはシェンゲン協定に加盟していないため、マルタ滞在後に長期でヨーロッパ生活を続けたい人にとってはデメリットになり得ます。「マルタワーホリ+ヨーロッパ旅行」を考えるなら、旅行は計画的に組み込むことが大切です。

また、マルタのワーキングホリデーは、オーストラリアやカナダのような「がっつり働いて貯金するワーホリ」とは少しタイプが違います。どちらかといえば「英語を学びながらヨーロッパで暮らす」という体験をしたい人に向いている制度です。

そのため、メリットと注意点を総合して考えると、下記のようなタイプの方に向いていると言えます。

  • ヨーロッパに住んでみたいけど、イギリスは高すぎると感じる方
  • 英語を学びながらヨーロッパ旅行も楽しみたい方
  • 温暖な気候の中でリゾート生活を送りたい方
  • 多国籍な仲間と国際交流をしたい方
  • 海外生活を体験してみたい方

マルタワーホリにおすすめの学校

マルタでワーホリをする場合、語学学校に通いながら生活をスタートさせるのがおすすめです。学校に通うことで、友人作りや生活の基盤を整えやすくなります。ここでは、マルタで人気の語学学校をご紹介します。

EC English Malta

EC English Language Centres Logo

EC English(イーシーイングリッシュ)Maltaは、マルタで最も知名度の高い語学学校のひとつです。ヨーロッパを中心に世界30都市以上でキャンパスを展開しているECグループの本校で、1991年に設立されました。

  • ワーホリ生活を始める前に英語力をしっかり伸ばしたい
  • 国際色豊かな環境で友人を作りたい
  • 勉強だけでなく、放課後もアクティブに楽しみたい

上記のようなニーズを持っている方に自信をもっておすすめできる学校です。

特徴

世界中の学生が集まる国際色豊かな環境
ヨーロッパ各国はもちろん、日本や韓国からの留学生も一定数いるため、バランスの良い国籍比率で英語を学べます。

レベル別・目的別に細かく分かれたコース
一般英語から試験対策(IELTS、Cambridge)、ビジネス英語まで幅広いニーズに対応。自分の目的に合わせて選びやすいのが魅力です。

立地の良さ
観光エリアとして有名なセントジュリアンズに位置し、ビーチやカフェ、レストランも近くにあるため、放課後も充実した生活を送ることができます。

サポート体制
ECは初心者サポートが手厚く、英語力に自信がない人でも安心して通えるようなアクティビティやカウンセリングがあります。

マルタでのワーホリに関するよくある質問

Q1:ワーキングホリデーでどれくらい滞在できますか?

マルタのワーキングホリデービザでは、現時点では最長1年間の滞在が可能と発表されています。休暇を兼ねた滞在が前提となるため、滞在中は観光や語学学習、アルバイトなどを組み合わせて生活することができます。

Q2:ワーキングホリデーの場合、どれくらい語学学校に通えますか?

語学学校に通う期間は自由度が高く、1週間〜数か月単位で調整可能です。ワーホリ滞在中に語学学校で英語力を伸ばしつつ、アルバイトと両立する人が多くいます。

ワーキングホリデーの場合の通学期間の制限についてはまだ発表されていないため、発表後に信頼できるエージェントと相談して決めることをおすすめします。

Q3:語学学校に通いながら働けますか?

はい、可能です。多くのワーホリ参加者は週20時間程度のアルバイトと語学学校を両立しています。

Q4:マルタで仕事は見つかりやすいですか?

マルタは小さな島国のため、仕事の種類は観光業・飲食業・サービス業が中心です。求人はオーストラリアやカナダほど多くはありませんが、観光シーズンや語学学校周辺では比較的見つけやすい傾向にあります。

Q5:いつ申し込めば良いですか?

マルタのワーキングホリデーは新制度で定員枠がある可能性があります。詳細は未公表の部分も多いですが、早めの情報チェックと準備が大切になります。

2026年の渡航を目指す場合、2025年内に語学学校や通学期間を決めておくなど、早めに準備を進め、公式発表後に申し込みましょう。

マルタへのワーキングホリデーのご相談はiae留学ネットまで

マルタのワーキングホリデーは、ヨーロッパで英語を学びながら生活・仕事を体験できる、新しい選択肢として注目を集めています。

最長1年間の滞在が可能で、語学学校に通いながらアルバイトも両立できるため、ワーホリ初心者でも安心して挑戦できます。

イギリスやアイルランドに比べ生活費を抑えられ、温暖な気候や多国籍な環境での暮らしを楽しめるのも大きな魅力です。観光業・飲食業を中心に仕事の選択肢は限られますが、ヨーロッパ生活を体験しながら語学力を伸ばすにはぴったりな環境と言えるでしょう。

iae留学ネットは、マルタでのワーキングホリデーの最新情報や制度の確認、留学準備のサポートまで一貫してご案内可能です。マルタワーホリにご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。