私は、大学院の研究及び調査のために、移民大国であるブラジルを選びました。ブラジルの公用語は、ポルトガル語なので、ほとんど英語は使えません。留学前に、日常会話レベルくらい出来ているのが、理想的です。

私が、留学した当初は何も話せませんでした。過去に何回か研究で来ていたのですが、日本人移住地に行くと、日本語で通ってしまうので、調査する上での簡単なポルトガル語だけで十分でした。しかし、生活するとなると、思った以上に大変でした。

語学教室で受けた差別

ブラジル留学1

そこで、大学が行っているポルトガル語教室に通うことになりました。ポルトガル語教室には、スペイン、バングラディッシュ等沢山の外国人がいました。ブラジル人は、親日な方々が多く、親切な方が多かったのですが、この教室では予期せぬ出来事ばかりでした。

例えば、スペイン語圏の人々は、ポルトガル語の語学の上達が早いです。それもそのはず、ポルトガル語はスペイン語やイタリア語等と似ています。自分の母国語と近いので、吸収するスピードも早いです。

ポルトガル語で発音するたびに笑われることもありました。それだけなら良いのですが、スペイン語圏の方々は、自分が優秀だと勘違いを起こし、授業に関係ないことを話し始めます。特に、スペイン人は話すのが好きらしく、ある授業では2時間の授業中、1時間半くらいに話していました。

先生も、海外に行ったことがない人で、自分の教え方が上手いと思ったのか、成績優秀な人だけを依怙贔屓するようになりました。アフリカやアジア圏から来ている人々にとっては、先生の教え方は悪く、ポルトガル語がわからなくなるという最悪な結果になりました。

そこには、日本人が二人いたのですが、先生が授業時間を守らないことや、顔を覚える気がないのか、アジア人の名前は常に間違い、スペイン語圏の方ばかりを依怙贔屓するので、苦情を言いました。

結果、別の日本人が苦情を言ったのですが、日本人は同じ考えだと思われたようで、余計に風当たりが悪くなりました。

ブラジルの大学院

ポルトガル語教室では散々でしたが、大学院の授業は面白いものでした。1コマ約4時間の授業で、主に討論形式でした。事前に指定された本を読み込み、授業に向けて準備するというものでした。これは、本当に大変でした。指定された本は、一つの授業に約10冊くらいです。

当然、授業中に教授はすべての本を扱いたいのですが、出来るわけもなく、数冊に絞られます。授業で扱うだろう本と目星をつけて読んでいたのですが、外れることもしばしばありました。

外れたら、その授業がついていけなくなるので、やっぱり全部読まないといけません。授業に向けて、必死に勉強しているうちに、今度は自分の力ではどうにもならないアクシデントに見舞われることになりました。

まさかのストライキ

ブラジル留学2

ブラジルでは、しばしばストライキが起こります。内容は、その時によって異なりますが、大体は政府の教育費削減に対する反発です。

ブラジルの連邦大学や他の国公立は、政府からの費用によって運営されています。だから、生徒たちは授業料等を払いません。格差が大きいブラジルでは、授業料が無料とあって、ごく限られた優秀な人たちだけが行ける大学ですが、度々行われるストライキにより、授業は無くなります。

ある日、授業に行くと誰もいないので、不思議に思い、近くにいたクラスメートに聞くと、教授と学生によるストライキだったため、私の場合、一ヶ月も授業がなくなりました。いつ再開されるか、誰も知りません。

そして、日本のように研究室があるわけではないので、仲良くなったクラスメートと連絡先を交換してはいたのですが、誰もストライキが始まったという情報を持っていませんでした。いつ授業が再開されるのか分からないので、授業の準備等々で追われる日々は変わりません。

ブラジル留学まとめ

ブラジルは移民大国なので、差別は無いと思っていました。野菜の流通等に日本人が貢献したこともあり、親日な方は多いです。

しかし、同じ立場であるはずの語学教室では、先生から名前も覚えてもらえず、ポルトガル語を言うたびに笑う外国人など、理解に苦しむ状況もありました。語学教室は、語学力を上げるために行っていたのですが、本業である授業では差別等は全くなく、常に追い込まれる日々でした。

時には、予想もしないことがあり、不可抗力のストライキが行われます。大学院の授業及び大学の機関はストップするので、いつ再開されるのか分かりません。授業が再開する日々を待ちながら、授業の準備をするので、追われる日々には変わりませんが、ブラジル特有の大学生活及び院生活が味わえます。

まだまだ、ブラジルは整備が整っておらず、発展途上国の国だと感じることもありますが、留学を通して経験出来て良かったです。この記事が、発展途上国等に留学される方々のお役に立つことが出来れば幸いです。


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