私はこれまでにオーストラリアとニュージーランドで計3年間にわたってワーキングホリデーを経験してきました。

この3年間、2カ国のワーキングホリデー留学で、本当にたくさんのことを学び、失敗も繰り返してきました。

今回は、そんな私の3年間のワーキングホリデーを経験して得た3つのものについてご紹介していきたいと思います。

これからオーストラリア、ニュージーランドへのワーキングホリデー留学をする予定、または興味があるというあなたのお役に立てれば幸いです。

2カ国留学、ワーキングホリデーから得た3つのもの

パース

ワーキングホリデー留学で英語力がついた

1つめは、なんといっても「英語力」がついたこと。

ワーキングホリデーを経験する前のTOEICスコアは300点前半で、日常会話もほとんどままならなかった私ですが、3年間英語圏で暮らしながら日々コツコツと英語学習をこなしていった結果、最終的にCEFR C1(TOEIC950相当)レベルの英語力を身につけることができました。

もちろん最初の頃は、レストランで注文したものと違ったものが出てきたり、英語力が無かったせいで仕事が決まらなかったりと、苦労することも多々ありました。

それでも失敗を繰り返していくうちに英語もだんだんと上達して、カフェの仕事も無事に見つかり、レストランでも店員さんと話ができるくらいまで成長。

最近では、英語力を活かして翻訳や通訳などの仕事をする機会も増えました。

高校生の頃は「Be動詞って何?」というレベルで、英語のテストも毎回赤点ばかり取っていた私が、
まさか今英語を活かした仕事をしているなんて、本当に当時の自分からは考えられないくらいの飛躍です。

ワーキングホリデーを利用して英語圏で暮らさなかったら、ここまでの英語力はきっと身につかなかったと思いますね。

オーストラリア、ニュージーランド留学で価値観が大きく広がった

2つめは、自分の中の価値観が大きく広がったことですね。

ワーキングホリデーを通じて色んな国の人達と出会い、それぞれの国の文化や価値観の違いなどを実際に肌で感じることができました。

結果、それまで自分の中でずっと持っていった固定概念や、あらゆる価値観が大きく変わりました。

日本で普通に暮らしていたら絶対に出会えないような、アラブの石油王の息子や、本場フランスの一流パティシエといったような人達と日々触れ合っていた中で、本当に「国によって仕事の進め方や物事の考え方などが全然違うんだ」というのを実感しました。

それまでほとんど意識することがなかった「宗教」や「人種差別」の問題についても、色んな国の友達ができたおかげで、今までよりぐっと身近に感じるようになりました。

こういった文化・価値観の違いに触れることができたり、自分の視野が大きく広まったのは、ワーキングホリデーの経験で得た大きな財産です。

海外生活を送ったことで行動力がついた

3つめは、「行動力」がついたことです。

実際に現地で暮らしていた時は、銀行口座を作るのも住む家を契約するのも自分自身で全部やる必要がありました。

現地の友達も0人の状態からのスタートだったので、何事も自分から積極的に行動することが求められていました。

例として、ニュージーランドで初めてカフェの仕事を探した時は、履歴書を200枚印刷して、気になったお店全部に直接配り歩きました。

オーストラリアでは少しでも知り合いを増やすため、日本人が一人も居ないようなパーティーや交流イベントに参加したりと、とにかく積極的に行動をしていました。

振り返ってみると「よくそんなことができたな」と思いますが、そうやって3年間ワーキングホリデーの日々の中で行動力を養ったおかげか、今では、「自分の長所は行動力です」と胸を張って言えるくらい、何事にも躊躇せず、積極的に行動できるようになれたと思います。

オーストラリアやニュージーランドへワーキングホリデーをする予定のあなたへ

まだまだ日本では「ワーキングホリデーは遊び」という印象が強いですが、ワーキングホリデーを通じて得られる経験は本当に一生モノですし、自分次第で可能性を広げられる貴重なチャンスでもあります。

オーストラリア、ニュージーランドにワーキングホリデー留学に行く予定のある方は、ぜひ現地でいろんなことにチャレンジしてみてくださいね。