私が人生初のワーキングホリデーとして選んだ場所はオーストラリアのケアンズでした。理由は特にありません。日本からの直行便が有り、日本は冬が近づいていたので暖かい場所に住みたい!という短絡的なものでした。

いざケアンズに着いてみると、背の低い建物ばかりで高層ビルなど一つもなく、ヤシの木が沢山生えており、そして近くに海がある、まさにリゾート地そのもので、そんなケアンズに対する私の率直な第一印象は「まるで沖縄みたい」でした。

観光地としては魅力満載のケアンズでしたが、平日でもショッピングセンターは夕方頃早々と閉まってしまうし、狭い街なのですぐに飽きてしまい、他の都市へ移ってしまう友人も沢山いました。

自分自身もまさか1年間ずっとケアンズに住みたいと思うようになるなんて、当時は想像もつきませんでした。

そんな私がケアンズ大好きになったきっかけ、それは「職場」です。

働くことがきっかけで友達も増え、充実した毎日となりました。

今回はそんな私の経験をもとに、海外で働くことについてお話していきたいと思います。

オーストラリア留学

どのようにして仕事をGETする?

働く際にまず必要なものはレジュメ(履歴書)です。レジュメには電話番号や住所などの基本的な情報さえ書いていれば、日本の履歴書の様に細かい規定は特にありません。

自己アピールをする為のものなので、10人いれば10人ともそれぞれ違うレジュメが出来上がる訳なのです。

初めてのことでどうすればよいのか分からなかった私は、当時通っていた語学学校の先生や、英語の得意なシェアメイトにサポートしてもらいつつ、世界で一つの私だけのレジュメを作成することが出来ました。

レジュメの作成が終わったら次はいよいよ職探しです。

主な方法としては

  • レジュメを店舗やオフィスへ直接持って行く
  • 生活情報サイトや店舗に貼られている求人広告をこまめにチェックする
  • 知人からの紹介

です。

私の場合はラッキーなことに、当時住んでいたシェアハウスのオーナーからの紹介でした。

仕事内容はケアンズの港から出航する観光船でのクルーズアテンダントのお仕事です。その当時、日本人のクルーを一人募集しており、どうせ海外で働くなら現地の人と一緒に、英語環境で働きたい!と考えていた私は、二つ返事で引き受け、翌日にはレジュメを持って、初の英語での面接に挑みました。

面接前日は緊張であまりよく眠れなかった為、何度も何度も頭の中でシュミレーションしたのを覚えています。

当日の面接では、練習の甲斐あってかリラックスして話すことが出来、なんとか採用してもらいました。

ようやくこれで仕事GETです!

ここが全然違う!日本とのギャップ

いざ働きだしてみると、日本で働いていたときと全然環境が違う!毎日毎日驚きの連続でした。

まずはお給料です。

物価が高いことで知られているオーストラリアですが、実はお給料も日本に比べて高いんです。

実際に私は1時間に23オーストラリアドル(日本円で約2000円)のお給料をいただいていました。日本の居酒屋でアルバイトしていた頃に比べると約2倍!お給料は一週間ごとに振り込まれるのですが、毎週木曜日がお給料日だったので、仕事終わりに同僚と近くのおしゃれなパブにいくのが楽しみでした。

次に私が驚いたのが職場の自由さです。

もちろん職場・職種にもよるのだと思いますが、就業中当たり前のようにクルーがお客様の前でもスナックをぼりぼり食べはじめます。

彼らはお客様に対しても「1つ食べる?」など言って一緒に楽しい時間を共有していました。私も初めこそは驚きましたが、この自由な感じに慣れると、とても心地よく感じ、私自身も帰りの船の上で子供たちと一緒に、チュッパチャップスを舐めていました。

日本では考えられませんが、お客様からも、上司からも、一度も注意を受けたことはありません。寧ろ、楽しそうに働く私たちを見て「良い職場だね!」と褒められることだってありました。

そして何より私が驚き、職場が大好きだと断言出来る理由が、フレンドリーなオーストラリア人の国民性です。

日本では上司に対して馴れ馴れしい態度をとることが失礼とされていますが、オーストラリアではそうではありません。

上司ともジョークを交わし、肩を組み笑いあい、まるで友達のように接します。

もちろん、クルーはしっかり上司をリスペクトおり、上司もそれを理解しているので失礼にはあたりません。

休日があえば、家族ぐるみで上司部下関係なく、釣りやバーベキューを一緒にするほど仲が良かったです。

両親が日本からケアンズに旅行で訪ねてきてくれた際には、クルー全員が笑顔で歓迎してくれて、両親も素晴らしい職場だと安心して日本に帰りました。

上司と部下の距離がとても近いので、お互いに悩みや不満なども伝えやすい環境で、ストレス無く働くことのできる最高の職場環境だったと言えるでしょう。

ワーホリを終えて

ワーホリを終えて

初めは、船酔いに悩まされ、オーストラリア英語の訛りが慣れるまで聞き取りづらいなど、難しいこともありました。しかし、一年を通してみると、一生心に残る、楽しかったワーホリ生活だったと断言することが出来ます。

新しいことに挑戦することは、勇気が必要です。私にとってもそうでした。ですが、一歩外の世界に踏み出すと、自分の中の常識が覆されます。

もし海外留学を検討している方がいるのであれば、明るく陽気な現地の人々とのんびりリックス出来る美しい街、ケアンズで働くことも視野にいれてみてはいかがでしょうか。