日本の高校卒業後の進路として、海外のカレッジや大学という選択肢が当たり前に選ばれるようになりました。

中でもアメリカのコミュニティカレッジは英語での学力が不足していても入学しやすく、費用も比較的安価で、4年制大学編入への足掛かりにできることから高い人気を誇ります。

このコラムではアメリカのコミュニティカレッジ進学でも特に人気の高いエリア、カリフォルニア州にスポットを当てて3校を紹介、それぞれの特徴と選ばれる理由をサクッとご案内します。

またこれからの出願でも間に合う2023年秋入学の要件や、年間費用についてもご紹介します!

アメリカ・コミュニティカレッジ進学先選びについて気に留めておきたい事

アメリカ、特にカリフォルニア州へのコミュニティカレッジ選びで注意しておきたい点がいくつかあります。まずは、それらの点について触れていきましょう。

4年制大学への編入実績について

カリフォルニアには2種類の州立大学があります。

カリフォルニア大学(University of California,UC)とカリフォルニア州立大学(Califorunia State University,CSU)。

いくつかのコミュニティカレッジでは、これらUC・CSUへの編入実績の高いところがあるのですが、だからと言って他のコミュニティカレッジに対して教育の質が高い、優先的に編入できる要素がある、といったことは無いのです。

実際は各大学の近所にあるから、または(編入を希望する)留学生が多いから編入実績が高い、というだけだったります。「編入実績が高い」=「進学校」とはちょっと違うわけですね。

もちろん編入実績の高いコミュニティカレッジには四年制大学編入を目指す学生が集まりやすくなるため、編入のための情報交換もしやすく、プラスには働くでしょう。

ロケーションについて

都会にあるコミュニティカレッジと郊外(または田舎)にあるコミュニティカレッジだと、学校が公表している概算年間費用が大きく異なる傾向があります。

本来、同じ州内のコミュニティカレッジ(約111校)の学費自体には大きな差がありません(年間8,000 USドル~10,000 USドル)。

ではどの費用で差が付いてくるかというと滞在生活費です。

都市部にあるコミュニティカレッジの方が生活費は高めに設定されており、田舎であれば当然、低く設定されているわけですが、アメリカ・カリフォルニアの田舎で生活する場合、通学のため車が必須になります。

車を購入し、維持しながら留学生活を送ることを考えると都市部で郊外の安いシェアアパートで暮らすのとそう違いがない結果になりますのでご留意を。

カリフォルニア州のおすすめコミュニティカレッジ3校

前振りが長くなってしまいましたが、アメリカ西海岸、カリフォルニア州にあるおすすめのコミュニティカレッジ3校を紹介していきます。それぞれ四年制大学への編入実績が高い学校です。(※費用は学校発表の概算費用です)

カリフォルニア州内最大規模の「サンタモニカカレッジ」

Santa Monica College

南カリフォルニア、ロサンゼルスでも多くのレストランやブティックが並ぶ観光地でもあるサンタモニカ。

数ブロック歩けばサンタモニカピアまでたどり着ける場所にサンタモニカカレッジはあります。

ロサンゼルスの中でも環境に恵まれたコミュニティカレッジのひとつであり、選択できるプログラムも数多く、日本に限らず世界中の留学生に人気の学校となっています。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)からも非常に近く、そのため多くの学生がUCLAへの編入を果たしています。

州内最大規模、ということもあり豊富な専攻プログラムを有しており、きっと皆さんが学びたい専門分野もカバーしているはず!

年間概算費用(学費+滞在費)US$29,000
2024年1月入学日と出願締め切り日1月2日(出願締め切り:12月1日)
出願英語要件
  • TOEFL iBT 45
  • IELTS 5.0
  • 英検2級A
  • Duolingo 75

サンタモニカカレッジの様子を動画で見てみる

シリコンバレーの代表的なコミュニティカレッジ「デアンザカレッジ」

De Anza College Logo

アメリカ留学で人気エリアのひとつ、シリコンバレーは主にサンフランシスコから南へ、サンノゼまで続く地域を指しますが、そのシリコンバレーの都市クパチーノにあるのがデアンザカレッジです。

デアンザカレッジは特にビジネスやIT関係のプログラムに強く、名門州立大学として名高いカリフォルニア大学バークレー校への編入実績が高いことから人気の学校となっています。

メインコースにダイレクト参加する場合には以下の表に記載の英語力以上が必要ですが、デアンザカレッジは夏休みに英語プログラムを提供しています。

この英語プログラムを無事修了できれば、秋学期(9月)からのメインストリームが参加可能、この英語プログラムに参加するにはTOEFL iBT52、IELTS5.0以上の語学力があれば参加できます。

年間概算費用(学費+滞在費)US$29,800
2024年1月入学日と出願締め切り日1月8日(出願締め切り日:11月15日)
出願英語要件
  • TOEFL iBT 61
  • IELTS5.5
  • 英検 2A
  • Duolingo 95

デアンザカレッジの様子を動画で見てみる

治安の良い高級住宅地エリアにある「オレンジコーストカレッジ」

Orange Coast College

カリフォルニア州南部、オレンジカウンティ(ロサンゼルス南)・コスタメサにあるオレンジコーストカレッジは2万人規模の非常に大きなコミュニティカレッジです。

コスタメサはアメリカでも治安の良い地域として知られており、安心して留学生活を送ることができます。

オレンジコーストカレッジで勉強をするには、以下の表に記載の英語力証明で出願することができます。

英語力が不足していても、オレンジコーストカレッジには付属英語コースがあるので語学プログラムから着実に入学を目指すことができます。

近くにカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)があることから、UCI編入学を目指す留学生も多いのが特徴です。また、昨年レジデンスをオープンした、自前の宿泊施設を持つ貴重な学校でもあります。

年間概算費用(学費+滞在費)US$26,140
2024年1月入学日と出願締め切り日1月29日(出願締め切り日:12月8日)
出願英語要件
  • TOEFL iBT 61
  • IELTS 5.5
  • 英検2級A
  • Duolingo 90

オレンジコーストカレッジの様子を動画で見てみる

出願時期や手続きの流れは

アメリカのコミュニティカレッジに出願する場合、出願時期は本来開始日の4~6か月前とお考え下さい。そうしますと留学相談はもう少し前の時期となりますね。おおまかな流れは以下を参考にしてみてください。※ただ2023年7月初旬時点でまだ間に合いますが急ぎの手続きが必要です!

1. 出願する

学校・コース選びが終わったら出願のために必要な書類集め(英文の学校卒業証明書および成績証明書、まだ卒業していない場合には見込書)、その他英文残高証明書(上記にご案内した概算費用が最低必要な金額となります)などをそろえ学校に出願します。

2. 入学許可がおりる

学校側が入学審査をした後、入学許可書(I-20という学生ビザ申請に必要な書類含む)を発行、日本のあなたのご住所へ直接郵送してくれます。

3. 学生ビザ申請手続き

書類を整え、オンラインでアメリカ学生ビザ申請を済ませたら、アメリカ大使館または領事館でご自身で面接を受けなければなりません。面接後、何事もなければ1週間前後位でビザが張り付けられたパスポートがお手元に届きます。

3. 航空券&滞在先の手配

ビザを取得後、そこからはじめてアメリカ渡航のための航空券購入、および現地滞在先手配を開始できるようになります。

上記の流れをご覧いただくとお分かりいただけるかと思いますが、アメリカ出発までにあれこれ用意をしなければならないため、出来る限りお早めにご相談いただくことで余裕を持ってアメリカ留学の準備ができるでしょう。

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