アメリカ・コミュニティカレッジ進学先選びについて気に留めておきたい事
アメリカ、特にカリフォルニア州へのコミュニティカレッジ選びで注意しておきたい点がいくつかあります。まずは、それらの点について触れていきましょう。
4年制大学への編入実績について
カリフォルニアには2種類の州立大学があります。
カリフォルニア大学(University of California,UC)とカリフォルニア州立大学(Califorunia State University,CSU)。
いくつかのコミュニティカレッジでは、これらUC・CSUへの編入実績の高いところがあるのですが、だからと言って他のコミュニティカレッジに対して教育の質が高い、優先的に編入できる要素がある、といったことは無いのです。
実際は各大学の近所にあるから、または(編入を希望する)留学生が多いから編入実績が高い、というだけだったります。「編入実績が高い」=「進学校」とはちょっと違うわけですね。
もちろん編入実績の高いコミュニティカレッジには四年制大学編入を目指す学生が集まりやすくなるため、編入のための情報交換もしやすく、プラスには働くでしょう。
ロケーションについて
都会にあるコミュニティカレッジと郊外(または田舎)にあるコミュニティカレッジだと、学校が公表している概算年間費用が大きく異なる傾向があります。
本来、同じ州内のコミュニティカレッジ(約111校)の学費自体には大きな差がありません(年間8,000 USドル~10,000 USドル)。
ではどの費用で差が付いてくるかというと滞在生活費です。
都市部にあるコミュニティカレッジの方が生活費は高めに設定されており、田舎であれば当然、低く設定されているわけですが、アメリカ・カリフォルニアの田舎で生活する場合、通学のため車が必須になります。
車を購入し、維持しながら留学生活を送ることを考えると都市部で郊外の安いシェアアパートで暮らすのとそう違いがない結果になりますのでご留意を。