近年、日本の高校卒業後に海外進学を選ぶ学生が増え、アメリカのコミュニティカレッジはその中でも特に人気の進路となっています。
英語力に自信がなくても入学しやすく、学費が比較的安価なうえ、4年制大学への編入も目指せる点が大きな魅力です。
本コラムでは、アメリカ留学、特にカリフォルニア州の人気コミュニティカレッジ3校を厳選して紹介!各校の特徴や選ばれる理由をわかりやすく解説します。
さらに、2024年秋入学にまだ間に合う出願要件や年間費用についても最新情報をお届けします。
カリフォルニア州のコミュニティカレッジ選びで押さえておきたいポイント
アメリカ、特に人気の高いカリフォルニア州でコミュニティカレッジ進学先を選ぶ際には、いくつか注意すべき点があります。事前に知っておくことで、より自分に合った学校選びができるはずです。
4年制大学への編入実績をどう見る?
カリフォルニア州には「カリフォルニア大学(University of California, UC)」と「カリフォルニア州立大学(California State Universit, CSU)」という2つの大規模な州立大学システムが存在します。
コミュニティカレッジの中には、UCやCSUへの高い編入実績を持つ学校もありますが、「編入実績が高い=教育の質が優れている」わけではありません。また、特別に編入しやすい優先枠が用意されているわけでもありません。
なぜ実績に差が出るのかというと、単に大学が近くにある、あるいは留学生が多く編入希望者が多い、といった理由によるものが大半です。「進学校」というよりも、環境や学生の志向による点が大きいことを理解しましょう。
もちろん、編入実績が高いカレッジは、編入を目指す学生同士の情報交換もしやすく、サポートも充実しやすいという利点はあります。
ロケーションと年間生活費について
カリフォルニア州内のコミュニティカレッジは約111校あり、学費の差はあまり大きくありません(年間8,000~10,000ドル程度)。
しかし、都会にある学校と郊外や田舎にある学校とで、大きく異なるのが「生活費」です。
都市部のカレッジは賃料や物価が高いため、年間費用が高額になりがちです。一方で、田舎のカレッジは生活費が抑えられる反面、公共交通機関が不便な場合が多いため、車が必要になるケースも。
その結果、通学や買い物のための車の購入や維持費が発生し、都市部の郊外でシェアハウスに住む場合とそれほど総合的なコストが変わらないこともあるので注意しましょう。
カリフォルニア州でおすすめのコミュニティカレッジ3選
ここからは、アメリカ西海岸・カリフォルニア州にあるおすすめのコミュニティカレッジ3校をご紹介します。いずれも4年制大学への編入実績が高い人気校です。(※以下、費用は各校発表の目安です)
州内最大規模!サンタモニカカレッジ

サンタモニカカレッジ(Santa Monica College)は、南カリフォルニアのロサンゼルス郊外、観光地としても有名なサンタモニカに位置しています。
数ブロック歩けばサンタモニカピアにもアクセスできる絶好のロケーションで、レストランやショップも多く、生活環境が充実したコミュニティカレッジです。
州内最大級の規模を誇るため、選べる専攻やプログラムの種類がとても豊富。世界中から留学生が集まっており、日本人にも高い人気を誇ります。
また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にも非常に近い立地なので、UCLAへの編入を目指す学生にもおすすめです。
サンタモニカカレッジの注目ポイント
- 豊富な専攻プログラムとサポート体制
- UCLAをはじめとした4年制大学への編入実績が高い
- 世界中からの留学生が集うグローバルな環境
年間概算費用 (学費+滞在費) | US$30,715 |
---|---|
2024年秋学期 入学情報 | 入学日:2024年8月26日 出願締切日:2024年7月15日 |
英語要件 |
|
サンタモニカカレッジの様子を動画で見てみる
シリコンバレーの代表的なコミュニティカレッジ!デアンザカレッジ

シリコンバレーは、サンフランシスコから南のサンノゼまで続く、アメリカ有数のテクノロジー集積地。その中心地クパチーノに位置するのが、デアンザカレッジ(DeAnza College)です。
デアンザカレッジは、特にビジネスやIT系のプログラムが強く、カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)への編入実績が高いことで知られています。
本科コースにダイレクトに入学するには一定の英語力が必要ですが、夏休み期間には英語プログラムを提供。こちらを修了すれば、秋学期(9月下旬)からメインコースへの進学が可能です。
英語プログラムは、TOEFL iBT 52点、またはIELTS 5.0以上の語学力があれば参加できます。
デアンザカレッジの魅力ポイント
- シリコンバレーならではの最先端環境で学べる
- IT・ビジネス分野のプログラムが充実
- UCバークレーなど名門校への編入実績が高い
年間概算費用 (学費+滞在費) | US$30,592 |
---|---|
2024年秋学期 入学情報 | 入学日:2024年9月下旬 出願締切日:2024年8月15日 |
出願英語要件 |
|
デアンザカレッジの様子を動画で見てみる
治安の良い高級住宅地エリアにある!オレンジコーストカレッジ

オレンジコーストカレッジ(Orange Coast College)は、カリフォルニア州南部・オレンジカウンティのコスタメサに位置し、約2万人が学ぶ大規模なコミュニティカレッジです。
コスタメサはアメリカでも治安の良さで知られる高級住宅地エリアのため、安心して留学生活を送ることができます。
初心者からでも挑戦できる環境が整っており、英語力に不安がある方には付属の語学プログラム(ESLコース)が用意されています。語学レベルに合わせて段階的に学び、正規コースへの進学が可能です。
また、近くにはカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)があるため、UCIへの編入を目指す学生にも人気。2023年には自校運営の快適な学生寮がオープンし、住環境も充実しています。
オレンジコーストカレッジの魅力ポイント
- 治安が良く生活しやすい高級住宅地エリア
- 充実した付属語学プログラムが利用可能
- UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)への編入実績が高い
- 新設の学生寮で快適なキャンパスライフが可能
年間概算費用 (学費+滞在費) | US$27,470 |
---|---|
2024年秋学期 入学情報 | 入学日:2024年8月26日 出願締切日:2024年7月中旬 |
英語要件 |
|
オレンジコーストカレッジの様子を動画で見てみる
アメリカのコミュニティカレッジ出願時期と手続きの流れ
アメリカのコミュニティカレッジに出願する場合、一般的には各入学開始日の4~6か月前には出願手続きを始めるがおすすめです。そのため、留学のご相談や情報収集はさらに早い段階から行うと安心です。
下記はおおまかな出願・準備の流れになります。
※2024年7月初旬でも出願が間に合う学校はありますが、手続きは早急に進める必要があります!
1. 出願手続き
まずは学校やコースを決めたら、英文の卒業証明書・成績証明書(まだ卒業していない場合は卒業見込書)や、必要額を証明する英文の残高証明書など、必要な書類を準備し、志望校に出願します。
2. 入学許可(I-20)の取得
出願後は、学校側による審査を経て「入学許可書」(I-20)を受け取ります。このI-20は、アメリカ学生ビザ申請でも必須となる重要な書類です。書類は日本の自宅宛てに郵送されます。
3. 学生ビザの申請
I-20が届いたら次は学生ビザ申請の手続きです。書類を揃えてオンライン申請し、アメリカ大使館または領事館で面接を受けます。問題なければ1週間前後でビザが貼付されたパスポートが手元に届きます。
3. 航空券と滞在先の手配
学生ビザ取得後、ようやく渡航のための航空券購入や現地の滞在先手配を進められるようになります。
上記の通り、アメリカ留学には複数のステップがあるため、できるだけ早めにご相談・ご準備いただくことで安心して出発できるでしょう。
コミュニティカレッジ出願を検討している方は、ぜひ余裕を持ったスケジュールで進めてください!
アメリカのコミュニティカレッジ留学ならiae留学ネットへ
カリフォルニア州をはじめとするアメリカのコミュニティカレッジから世界大学ランキングトップ100の名門大学への進学も夢ではありません。
iae留学ネットは、世界700以上の教育機関・約1,500校と提携。コミュニティカレッジ進学に関する無料カウンセリングから出願まで、トータルサポートを88,000円(税込)でご提供しています。
アメリカ留学を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたに最適な学校選びと留学プランを一緒に考えます!