海外で新しい自分に挑戦したい、キャリアアップのために英語圏で学びたい――そんな思いを持つ方に、今注目されているのが「イギリス大学院進学」です。
イギリスの大学院ならではの1年間の短期修了、ハイレベルな教育環境、そしてグローバルなキャリアチャンスは、世界中の留学生を惹きつけています。
しかし、その分入学難易度も高く、不安を感じる人も多いはず。
そこで今回は、イギリス大学院の主なメリットや進学のポイント、そして進学を目指す人をしっかりサポートする「プレマスター(Pre-Master's)」について詳しくご紹介します。
イギリス大学院進学のメリット×6
「将来のキャリアアップやグローバルな活躍を目指したい!」そんな皆さんに人気なのがイギリス大学院進学。他の英語圏とは一味違う、イギリス大学院ならではのメリットを6つご紹介します。
1. 修士号がキャリアに強い武器に
イギリスでは7つに1つの職種で修士号取得が必要とされており(UK Commision for Employment and Skills調べ)、今後ますます修士号の重要性が高まります。
2. 高収入が期待できる
イギリスの修士号を持って就職すると、最大で£5,500(約80万円)も初任給がアップする可能性があります(the Sutton Trust調べ)。
3. 1年間でスピーディーに修了できる
ほとんどのイギリス大学院修士課程(Master's)はフルタイムで1年間。費用や時間の面でも効率的です。パートタイムでも2~3年でOK。
4. 卒業後の就労チャンスも
修了後は「Post Study Work Visa」で最長2年間イギリスで就労可能。インターンなどを通じて欧州でのキャリアチャンスもつかめます。
5. 幅広い専攻で学べる柔軟性
特に「Taught Master(授業中心)」の場合、学士号と違う専攻も選択可能なことが多く、チャレンジしやすいのが特徴です。
6. 有益な人脈&コネクションが築ける
イギリス大学院は少人数&固定メンバーで1年間集中的に学ぶので、クラスメイトや業界のプロたちとのつながりが強みになります。
イギリス大学院の修士課程=1年間!けれど出願・履修の難易度は高い
多くの日本の大学院や、アメリカ・オーストラリアなど主要な英語圏の大学院では、修士号の取得に通常2年ほどかかります。
しかし、イギリスの大学院の多くは1年で修士号が取得できるため、「1年間なら負担も費用も抑えられて効率的!」と思う方も多いはずです。
ただし、「期間が短い=簡単そう」「2年間のアメリカ大学院に比べて内容が薄め?」と思われがちですが、イギリス大学院は決して“楽”ではありません。むしろ、とても集中的でチャレンジングな学びとなります。
イギリス大学院進学、ここがポイント
1. 入学時期と修了時期
- 多くのコースは9月入学で翌年の8月または9月に修了します。
- 一部、1月入学のプログラムもありますが大多数は9月スタートです。
2. 長期休暇なしの短期集中型カリキュラム
- 日本や他国の大学院のように夏休みなどの長期休暇はありません。
- 授業から課題・研究・論文と、1年間ノンストップで学び続けるイメージです。
3. 最初から専門性の高い学びに直結
- 入学直後から修士論文の準備が始まります。
- 学部レベルの基礎科目はなく、その分野に関する専門的な授業が中心。
- そのため、入学時点で学士号レベルの専門知識や高いアカデミック英語力が必要とされます。
4. 主な出願条件・必要書類
- 関連分野の学士号と高めのGPA
- 英語力を証明するIELTSスコア(多くの場合6.5以上)
- 志望理由書(エッセイ)、履歴書(レジュメ)、推薦状
- 一部コースではポートフォリオや職歴が求められる場合もあります
このようにイギリスの大学院進学は、期間の短さを上回る厳しさや高いレベルが求められます。「1年で終わるとはいえ、直接出願してしっかり卒業を目指せるのかな…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで強い味方となるのが、進学準備プログラムである「プレマスター(Pre-Master’s)」です。特定のイギリス大学院への進学が保証されるこのプログラムについて、次に詳しくご紹介します。
プレマスター(Pre-Master’s)とは?進学準備をしっかりサポートするプログラム
プレマスター(Pre-Master’s)は、イギリス大学院への進学を目指す人のための、特別な進学準備プログラムです。
直接修士号コースに進む自信がない方や、新しい分野にチャレンジしたい方が、段階的に実力をつけられるのが大きな特徴。プレマスターは、こんな方におすすめです。
- イギリス大学院の修士課程に直接入学するための成績や英語力が少し足りないと感じている方
- 学士号の専攻とは異なる分野で大学院に進みたいと考えている方
- 修士課程についていくためのアカデミック英語力やリサーチスキルを事前にしっかり習得したい方
プレマスターの期間は一般的に約9か月間。カリキュラムにはアカデミック英語、エッセイやプレゼン、専攻ごとの専門科目などが組み込まれており、イギリスの大学院スタイルに合わせて徐々にレベルアップできます。
スケジュール例としては、例えば「2024年9月~2025年6月がプレマスター期間」「2025年9月から大学院入学」となるのが一般的。つまり、まずはプレマスターで力をつけ、それが終わった翌学年度から大学院生として新たなスタートを切れます。
また、多くのプレマスターコースは一定の成績で修了すれば、提携している大学院の修士課程への進学が保証されています。
「不安なくイギリス大学院進学に挑戦したい」「準備を万全にしておきたい」という方に最適な選択肢です。
パスウェイプログラムの様子を動画で見てみる
プレマスターから進学できる大学と専攻分野1(名門ラッセルグループ編)
ではまずプレマスターから進学できる、名門ラッセルグループの大学をご紹介いたします。
大学名 | プレマスターから 進学できる専攻分野 | 主な出願要件 |
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ニューカッスル大学 (Newcastle University) |
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エクセター大学 (University of Exeter) |
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クイーンズ大学 ベルファスト (Queens University Belfast) |
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カーディフ大学 (Cardiff University) |
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ダラム大学 (Durham University) |
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シェフィールド大学 (The University of Sheffield) |
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サウサンプトン大学 (University of Southampton) |
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ロンドン大学 クイーンメアリー校 (Queen Mary University of London) |
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グラスゴー大学 (University of Glasgow) |
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リバプール大学 (University of Liverpool) |
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ノッティンガム大学 (University of Nottingham) |
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ヨーク大学 (University of York) |
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リーズ大学 (University of Leeds) |
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ダラム大学の様子を動画で見てみる
プレマスターから進学できる大学と専攻分野2(その他 ハイランク大学編)
続いて、その他プレマスターから進学可能な名門大学をご紹介いたします。
大学名 | プレマスターから 進学できる専攻分野 | 主な出願要件 |
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ロンドン大学SOAS/ 東洋アフリカ研究学院 (SOAS University of London) |
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エセックス大学 (University of Essex) |
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クランフィールド大学 (Cranfield University) |
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ロンドン大学シティ校 (City, University of London) |
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イーストアングリア大学 (University of East Anglia) |
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スターリング大学 (University of Stirling) |
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ランカスター大学 (Lancaster University) |
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ロンドン大学 ロイヤルホロウェイ校 (Royal Holloway, University of London) |
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アバディーン大学 (University of Aberdeen) |
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ロンドン大学 ゴールドスミス校 (Goldsmiths University of London) |
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サリー大学 (University of Surrey) |
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サセックス大学 (University of Sussex) |
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アストン大学 (Aston University) |
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レディング大学 (University of Reading) |
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ラフバラー大学 (Loughborough University) |
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ロンドン大学バークベック校 (Birkbeck, University of London) |
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プレマスターのある大学と専攻分野3(New Universityを含む入学要件が低めの大学編)
最後にNew Universityを含む、出願要件が緩やかな大学のご紹介です。
大学名 | プレマスターから 進学できる専攻分野 | 主な出願要件 |
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ボーンマス大学 (Bournemouth University) |
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ノッティンガムトレント大学 (Nottingham Trent University) |
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ブライトン大学 (University of Brighton) |
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ウェストミンスター大学 (University of Westminster) |
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西イングランド大学 ブリストル校 (UWE Bristol) |
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ハル大学 (University of Hull) |
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キングストン大学 (Kingston University London) |
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サンダーランド大学 (University of Sunderland) |
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セントラルランカシャー大学 (UCLAN) |
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アングリア・ ラスキン大学 (Anglia Ruskin University) |
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バーミンガムシティ大学 (Birmingham City University) |
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ブルネル大学ロンドン (Brunel University London) |
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ハートフォードシャー 大学 (University of Hertfordshire) |
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ポーツマス大学 (University of Portsmouth) |
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ノーサンプトン大学 (University of Northampton) |
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プリマス大学 (University of Plymouth) |
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リバプール・ ジョンムーア大学 (Liverpool John Moores University) |
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グリニッジ大学 (University of Greenwich) |
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ダンディー大学 (University of Dundee) |
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ブラッドフォード大学 (University of Bradford) |
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デモントフォート大学 (De Montfort University) |
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バンガー大学 (Bangor University) |
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イギリス大学院進学プレマスターのことならiae留学ネットにご相談ください
イギリスのプレマスタープログラムの入学時期は主に9月と1月ですが、大学や専攻によって3月・4月入学が可能な場合もあります。大学院本課程の入学時期はほとんどが9月となっていますが、個別のスケジュール調整やプランニングについても、ぜひお気軽にご相談ください。
多くのプレマスターは、大学と外部教育機関が共同で運営していることが多く、ほぼ全ての場合で大学のキャンパスや併設校で受講することができます。
また、プレマスターを経て進学可能な大学院・専攻は上記でご紹介したリストがほとんどですが、大学独自の特別なプレマスターコースも稀に存在します。
そのため、「リストにない大学院を目指したい」「行きたい専攻が他にある」という場合でも、どうぞ一度ご相談ください。
iae留学ネットでは、イギリスの約70校への大学進学を手数料無料でお手伝いしています(※進学方法や進路によっては除外もあり)。
主なサポート内容は、
- 出願から入学までの一貫サポート
- あなたの希望条件に合った大学・専攻のご提案
- パスウェイ進学や直接進学の進路選びのリサーチ
- 奨学金・スカラシップ情報のご案内
- 出願前の"合格確度"の確認(パスウェイ進学限定)
- 学生ビザ申請のアドバイス
など、イギリス大学院進学に必要なあらゆる手続きを全面的にサポートしています。
iae留学ネットは、世界700以上の教育機関・1,500校と提携し、ロンドンにも現地オフィスを構える留学エージェントです。
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