留学って、多くの不安がある一方でそれ以上のワクワクがありますよね。どの国に留学しようか、どの街に留学しようか、そんなことをアレやコレや考えるのもワクワクの一つなのではないでしょうか。

さて、今回はアメリカ合衆国のテネシー州という比較的日本人の留学先としてはマイナーな州(みなさん、場所分かりますか?笑)の魅力をお伝えしていきます!

テネシー州ってどんなところ?

地理

テネシー州はアメリカの南東部に属し、ケンタッキー州とアラバマ州に挟まれた場所に位置しています。留学先として人気のあるNYやCaliforniaと比べると高層ビルも少なく、まだまだ田舎の雰囲気がたっぷりと感じられる落ち着いた州です。また、テネシー州は日本の本州中部とほぼ同緯度圏内にあり、四季もあり過ごしやすい気候です。

音楽文化

テネシーにはアメリカ全土を通して有名な音楽文化が2つあります。一つは“カントリーミュージック”。特に州都のナッシュビルは“Music City U.S.A.”と呼ばれ、通りを歩くとどこからか懐かしの音色が聞こえてきます。

もう一つは“ブルース”。ミシシッピー川に面し、テネシー州の西部に位置するメンフィスは“ブルースの町”と呼ばれライブハウスが軒を連ね、平日でも夜になると現地の人や観光客が音楽と共に酔いしれます。

テネシー州のブルース

田舎(地方)に留学する魅力!

丁寧な留学生対応

都会にある人気の語学学校と比べて、田舎や中小都市にある大学や語学学校は留学生に対する対応が丁寧で、勉強するのにも十分に快適な環境が揃っています。(都市にある学校も良い設備が揃っていると思いまが、田舎の学校は“留学生一人分の設備”がより充実している、というイメージです。)

例えば、留学生用の英語サポートセンターが授業とは別に無料で開かれていて、自分の作成した文章を添削してくれたり、課題を出してくれたりします。私はこのような施設を利用してTOEFLのライティングの添削を毎週お願いしていました。その他にも病気や怪我で病院へかかった時に保険の説明などを丁寧に対応して頂き、とても落ち着き充実した留学生活を送ることができました。

野外のアクティビティが豊富!

テネシー州の野外のアクティビティ1

アメリカなどの国土が広大な国の田舎に留学すると、野外でのアクティビティの豊富さに驚きます。私の場合、テネシー州の留学先でハングライダーやロッククライミング、山奥でのキャンプなどのイベントに参加しました。

その他にも釣りやサイクリングなど、留学先の大学が学生向けに提供している格安の野外アクティビティが豊富にあります。なんといっても広大!!自然の大きさや魅力にどっぷりと浸れ、心も体もリラックスできる体験が沢山あります。

中でもテネシー州でのオススメスポットは“Great Smokey Mountain”(通称スモーキーマウンテン)と呼ばれる国立公園です。私の場合は秋に訪れたので綺麗な紅葉を満喫でき、マイナスイオンも存分に味わえました。

さらにスモーキーマウンテンは山の中の綺麗なロッジにも泊まることができます!大きさは色々ありますが、私が友人と宿泊したロッジは3階建で3泊10〜15万円くらいでした。(10人くらいで利用したので一人あたり1~1.5万くらい)バーベキューセットや露天のバスタブなんかも付いていて最高ですよ!

テネシー州の野外のアクティビティ2

American Country Cultureを肌で感じる!

田舎や地方などは、都会と比べてまだまだ伝統的な暮らしや文化が色濃く残っています。私が留学していたテネシー州のMurfreesboroという街では、毎週末の夕方にダウンタウン(街の主要地) の野外でカントリーミュージックのコンサートが開かれていました。

みんな自宅から椅子を持って着て広場にならべ、ビールやつまみを片手に夕方からライブミュージックのもとでゆっくりしています。やっぱり田舎はスローライフです!

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もちろん物価は安い!

都会に比べて田舎は、生活にかかる費用が安く済みます!特に住居などは都会と比べると大きく変わってきます。私の場合は留学生用の寮でしたが、留学生の友人は3LDKの2階建のアパートアパートメントに共用のジムやプールがついているところに月々4~5万円程度で済んでいました。

また週末の午前中などで開催されるFarmers Marketなども新鮮な野菜を安く購入できます都会と比べると娯楽にかかる費用も多くありません。Barで注文するビールや料理なども都会のレストラン価格と比べると安かった印象です。

都会へは長期休暇を利用して旅行へ行こう!

田舎には田舎の魅力があるものの、せっかく外国へ来たのなら都市へも訪れたいですよね。アメリカだったらNYやLA、シカゴやフロリダ、ラスベガスなんかも行きたい人が多いかと思います。

田舎に留学しているからといって、それらの都市を諦める必要は全くありません。留学中にはセメスターの間に比較的長期の休暇があり、夏季休暇だと3ヶ月、冬季休暇だと2ヶ月近く自由な時間があります。

アメリカは交通が発達しているので、飛行機やバス・トレインを使って留学生で車がなくても色々な場所に旅行へ行くのが可能です。

参考までに私が留学中に訪れた主な都市を記しておきます。私は以前にLAやラスベガスなど訪れたことがあったので、留学中は東海岸を訪れることが多かったです。

冬季休暇(約2ヶ月):シカゴ、アトランタ(ジョージア州)、チャールストン(サウス・カロライナ州)、マイアミ、ニューオリンズ(ルイジアナ州)、など
秋季休暇(約2週間):NY、ワシントンDC

まとめ

いかがでしたでしょうか。これまで主にアメリカの田舎の魅力を伝えてきましたが、都会には都会のよさ、田舎には田舎ならではの生活があると思います。普段都会に住んでいて少し疲れ気味の方や、田舎での生活を魅力に感じる方であれば、アメリカでの田舎での生活はゆっくりと自然と戯れながら伝統的な文化を肌で感じつつ語学を学べる最高の環境だと思います。

そしてグルメやエンターテインメントに浸りたい!と思い立った時には都会へ小旅行する、という留学生活スタイルもいいのではないのでしょうか。もちろん、田舎にもWi-Fiやインターネットはあるし、インフラも十分に整備されています。

自然や地元の人々との交流を通して、スローな留学ライフを過ごしたいと思っている方には田舎への留学をオススメします!