留学先の滞在方法は慎重に!

留学のプランを立てる場合、国・地域、予算、プログラム選びと並んで、住まい選びは重要な選択となります。カウンセリングでお話しをすると、多くの方が「寮が良い!慣れてきたらアパートを借りてルームシェアをしたい」とおっしゃいます。その主な理由が、ホームステイは当たり外れがあるから…。

本当にそうでしょうか。カウンセラーの立場から、滞在方法別のメリット・デメリットをお伝えします。

ホームステイで留学先に滞在する

ホームステイのメリット ホームステイのデメリット
  • ネイティブとの生活から英語力が断然アップ。
  • 留学先の国の文化を知ることができる。
  • 近所づきあい、ホームステイ先の方が属する学校、団体、教会などを介して幅広い人脈づくり。
  • 食事作りの時間や手間がかからない。
  • 通学に時間がかかる。都市部は片道1時間以上ということも。
  • 通学のための交通費がかかる。
  • 家族の一定のルールを守らなければならない。掃除、入浴時間、門限など。

ホームステイ、寮、アパート・ルームシェア、いずれもデメリットがあります。カウンセラーとして長期留学の方にオススメするのは、数カ月間はホームステイか寮滞在をし、周囲の様子をみて、その滞在方法を延長するか変更するか現地で考えることです。特にホームステイは、せっかく行った国の文化を知る機会にもなり、料金的な負担も少ないので、一度経験されるとよいと思います。日ごろサポートをさせていただいている中でも、みなさんが思っているほどトラブルはありません。

ただし、必ず両親が揃い、子供もいてというファミリーがホストになるとは限りません。シングルマザー、1人暮らしの方、すでにお子さんが独立しているご夫妻などさまざまです。同じホームステイ先に他の留学生が滞在していることもあります。他人との同居には、気を遣うこともありますが、人と交流することが留学での醍醐味でもありますので、ご自身の経験のためにチャレンジしてもよいのではないでしょうか。

現地到着後にホームステイの延長をする場合、ご自身があらかじめ申し込んでいる期間終了直後に別の学生さんの入居が決まっていることがあります。せっかく快適に生活をしているご家庭、信頼関係が構築できたご家庭をやむなく出て、別のホームステイ先に移ったり、他の滞在方法に余儀なく変更しなければならなくならないよう、余裕をもって学校のスタッフに相談するとよいでしょう。

学生寮・民間寮で留学先に滞在する

大学寮のメリット 大学寮のデメリット
  • 通学に時間がかからない
  • 友達が作りやすい
  • 夜遅くまで図書館やスポーツ施設などが利用できる
  • Wi-Fi環境が整っている
  • ひとり部屋とは限らないので、プライバシーが保たれないことがある
  • ホームステイと比較して料金が高い
  • 周囲がうるさくて、勉強に集中できないことがある(図書館を利用しなければならない)
  • ネイティブの学生とは同室、同じフロアには基本的になれないため、英語力アップの期待はホームステイほど無い

大学が所有する寮の延長も同様です。学校によっては、最初から長期契約でなければ手配ができないところもあり、期間の延長や短縮はホームステイ以上に融通が利きません。いずれの場合も、住む場所がなくならないよう、早めに検討してください。

大学寮は友達作りには最も適した方法です。寮単位でのイベントや共有スペースでのおしゃべりなど、積極的な姿勢で留学に色を添えることができます。一般的に、北米は2人部屋、3人部屋が主流で、ヨーロッパ、オセアニアは1人部屋が主流です。学校や滞在施設により部屋のタイプも異なりますので、詳しくはカウンセラーにご相談ください。

また、大学の寮ではなく、民間寮を学校を通じて手配していただけることがあります。国や都市により名称は異なりますが、最も一般的にはレジデンスと呼ばれます。民間寮は同じ学校に通う学生だけでなく、他の学校に通う学生や長期旅行者がホテル泊では費用がかさむため利用しています。寮によりますが、朝食だけついていたり、簡易的なキッチンがついていることもあります。長期で民間寮に滞在する場合は、同じ学校でできた友達と当初の契約期間が終了した後に、2人部屋に申込みをするなど、費用的な負担削減をしてもよいでしょう。

アパート・ルームシェアで留学先に滞在する

アパート・ルームシェアのメリット アパート・ルームシェアのデメリット
  • アパートのルームシェアのメリット
  • シェアをする人数、物件などにより予算を抑えられる
  • 自分のペースで生活できる
  • 自炊のため、自分の好みで食事ができる
  • 安全性の見極めを誤るリスクがある(安い物件のため、セキュリティーが整っていないなど)
  • 契約内容をきちんと理解できる英語力が無いと、トラブルが起きやすい
  • シェアをする人たちとのトラブルを自己解決しなければならない

アパート契約は、契約書の内容をすべて理解し、シェアをする人たちと何かしら問題が発生した時、英語で自己主張ができ、話し合いができるレベルの英語力になってからをオススメします。つい先日も、シェアをしている他国の学生が運転するレンターカーに同乗していた際、車をこすってしまい、その弁償をする手持ちが無いからと、カードで立替をしてあげた方がいました。返金してもらう前に、運転していた学生は母国に帰ってしまい、いまだ返金されていないそうです。アパートのシェアとは直接関係ありませんし、寮の仲間と同じようなトラブルが無いとは限りません。ただ、シェアメイトという関係性は、お互いの距離感が近くなるために、特にお金の問題を生じないよう、事前に約束事をきちんと決め、理解を深めることが重要かと思います。アパート契約は国や州、都市により最低年齢が定められています。

学校によって、手配が可能な滞在方法は異なります。留学中の滞在選びは滞在方法を考慮しながらカウンセリングにて決定されることをオススメします。