J-MIRAIという言葉を聞いたことがございますか?これは内閣府が主導する留学促進プロジェクトの通称です。正式名称は「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ」。

留学により、日本の若者の、国際社会で通用するのリーダーシップやコミュニケーション能力を向上させ、将来のキャリアに役立てることを目指したプロジェクトです!

このコラムでは「J-MIRAI」の背景や具体的な取り組みについてご紹介します!

J-MIRAIについて

J-MIRAI

まずはJ-MIRAIについて見ていきましょう。

背景

なぜ日本政府はこのような取り組みを始めたのでしょうか。
その背景には、次のような状況があります。

  • 新型コロナウイルス、気候変動、食料・エネルギー問題、各地での民族紛争…などなど、国際社会・秩序は揺るがされ、世界は大きな危機に直面
  • 国際社会の平和と安定及び繁栄のキーを握るのは将来を担う若者
  • 世界最先端の分野や、地域の成長・発展において、未来を担っていく人材を育成し、多様で、フレキシブルな社会を作る必要がある

つまり、国際社会における、日本のあり方を政府が考え直したとき、若者のグローバライゼーションがポイントとされたのです。

そのために…

この背景は踏まえ、政府は次のとりくみを3本の柱として打ち立てました。

  1. 海外で学ぶ日本人学生を増やす(日本人学生の海外派遣の拡大)
  2. 外国からの留学生を増やす
  3. 教育を国際化する

具体的な目標

「コロナ前22万人→50万人に、海外に行く日本人留学生を増やす」
…具体的には政府はなんと、日本からの留学者数を倍にすることを目標としています!(※2024年2月時点)
大学の長期留学、中短期留学、高校生での留学が、これからどんどん増えていくでしょう。

またこの他にも、日本への外国人留学生の受け入れや、国際的な教育環境の整備も合わせて推進していく計画となっています。

「海外で学ぶ日本人学生を増やす」ことへの政府のサポートは?!

J-MIRAI

政府の取り組みの中で、日本に住み、キャリアの選択肢として留学を考える私たちとして最も気になるのは「海外で学ぶ日本人学生を増やす」ことについて、どのようなサポートが実施されるのか、という点ですよね。

ではどんな具体的な方法がとられるのかを1つ1つ見ていきましょう。

1. 小・中・高生が留学しやすくする

  • 子供たちが英語を読む、書く、聞く、話す力を育みます
  • 海外経験の機会や実践的な研修の充実により、教員の指導力を強化して
    いきます
  • 高校段階での留学や、海外大学への進学に向けた支援を広げていきます
    近年、徐々に検討される方が増えているジュニアキャンプや、中高生の学生の方の短期留学

これからは、日本政府もその支援を充実させていく予定だそうです。

例えば、高校生の海外留学について奨学金のような留学経費の一部支援を実施したり、オンライン交流の機会をつくったり。
また、国際的な留学交流団体等と連携することによって、より活発な留学を作り出していくそうです。

また、高校生の方の留学で気になるのは、大学入試ですよね。
これについても、政府から各大学へ、英語力だけにとどまらず総合的な留学経験をより適切に評価するよう周知しているとのこと。

受験システムの変化にもあわせて、これから大学入試ではより一層、高校での留学経験が評価されるようになりそうですね。

筆者の経験1

例えば筆者は小学生の時に1年間、ニュージーランドに留学しています。
それをきっかけに高校では「国際教養化」という英語やソフトスキルの習得を重視した学科に進学。
1年間の留学を得て大学も外国語系の学部に進学しました。

今になって考えると、高校入試、大学入試それぞれで留学経験が評価された他、語学力以外にも現地でのボランティア経験や、異文化体験の中で培ったあきらめない気持ちが生かされたと思います。

2. 経済的な支援を充実させる(大学・大学院段階)

  • 官民一体で奨学金(JASSO等)を充実します
  • 交換留学(協定派遣)の増加に向けた取組を進めます
  • 社会人による海外大学院への留学を促進します

大学生の皆さんが留学を考えたとき、まず検討するのは通っている大学の学部留学ですよね。
その際に、中長期留学を促進するため、授業料が「相互に」免除になるような取り組みが官民一体となって行われるそうです。

また、留学に関わる奨学金の代理変換を行う企業や地域組織が増えるよう、留学を経験した学生を支援する社会的なメリットについて、政府から各団体に働きかけたりといった取り組みも行っていくとのこと。

企業に勤める社会人の方が大学院に進学する際に利用できる、人材開発支援助成金「人への投資促進コース」(厚生労働省)の拡大も計画されているそうです。

筆者の経験2

留学とお金は切っても切り離せませんよね。筆者は大学生の時、1年間の交換留学に参加したことがあります。
元々は親に負担をかけたくなかったので、ほとんどあきらめていたのですが、一か八かで応募したJASSOの奨学金に受かり、留学が叶った、という経験がありました。

この時、奨学金に受かっていなかったら留学はできていませんでした。
ですから、経済的な支援が拡大すればより多くの学生が留学にいくだろうという事は間違いないと感じています。

3. 留学と就活をつなげる(社会との接続)

  • 留学後の就職に必要な情報提供を充実します
  • 帰国と就職活動のタイミングのミスマッチを解消するため、通年採用など様々な
    選考機会が提供されるよう促します
  • 留学したことが企業で積極的に評価されるよう機運を醸成します

例えば大学留学を検討する際。大きなネックの一つになるのは、就活のタイミングとの兼ね合いなのではないでしょうか。
就活でアピールポイントを増やすためにも、就活の前にぜひ留学をしたい。
もしくは、どうしても1年間の学部留学をしたい。でも、就活のタイミングと合わない。

そんな悩みに陥って、せっかくの留学の機会を逃してしまうことの無いように、よりフレキシブルな就活のシステムが整えられていくそうです。

筆者の経験3

前述の通り、学部留学をした筆者ですが、日本への帰国後、焦りながら就活を行いました。
選択肢も少ないタイミングで、新卒で就職したかったのでストレスを感じながらの就活でした。

この時、より多くの企業が秋の採用を行ってくれていればいいのに、と強く思った記憶があります。
そのため、これから企業のより柔軟な受け入れ体制が広がると、留学の経験を最大限に生かして社会に出る事が出来るようになるだろうと大いに予測できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?政府が国をあげて、これから日本人の留学を応援しようとしていることがお分かりいただけたかと思います。
弊社にお問い合わせを頂くことの多い「トビタテ留学プロジェクト」はご存じの方も多いと思いますが、その他にもこんなに多様な背策が実施されていく予定です。

現在留学をご検討中の方は、ぜひ一足はやく海外に飛び出して、留学経験の希少価値がまだ高いうちにぜひそのメリットをうけとって頂ければと思います。

※参考資料:
J-MIRAI「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ」
「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ<J-MIRAI>(第二次提言)」工程表

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