「治安が良く、留学費用も抑えたい」そんな理由から、カナダとオーストラリアは長年人気の留学先です。

今回は、この2カ国の留学制度や生活環境、選び方のポイントを比較しながら詳しくご紹介します!

ビザ制度の違いを比較

カナダ・オーストラリアともに留学生やワーキングホリデー (ワーホリ) に人気が高いですが、ビザ制度には重要な違いが。

はじめに取得できるビザや条件を確認しましょう。

オーストラリア

観光ビザ

  • 最長3か月(12週間)

学生ビザ

  • 3か月(13週間)以上
  • 語学学校在学中もアルバイト可能

ワーキングホリデービザ

年間発給枠上限なし
募集期間通年受付
就学制限最長4か月
(語学学校の場合最大17週間まで)
就労制限同一雇用主のもとで最大6か月まで
ビザ延長セカンドワーホリ利用で最長2年まで

カナダ

観光ビザ

  • 最長6か月(24週間)

学生ビザ

  • 6か月(25週間)以上
  • 語学学校在学中はアルバイト不可

ワーキングホリデービザ

年間発給枠6,500
募集期間毎年定員に達するまで(抽選制)
就学制限最長6か月(24週間)
就労制限制限なし
ビザ延長基本的にはなし
(例外でRecognized Organizationビザあり)

ワーホリや学生ビザによる就学・アルバイト可否・期間に大きな違いがあるため、ご自身の留学目的・期間に合わせてチェックしましょう。

季節・時差の違い

オーストラリア

オーストラリアと日本の時差は都市によって異なるものの、ウィンタータイムは30分〜1時間、サマータイムは最大2時間程度と、大きな開きがありません。そのため、日本と連絡を取りやすく、家族や友人とつながりたい方にも安心です。

季節については、オーストラリアは南半球にあるため、日本やカナダ(北半球)と季節が真逆になります。オーストラリアでは12月〜2月が夏、6月〜8月が冬となり、日本が冬の時期に夏を体験できます。

中でもブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズがあるクイーンズランド州は、一年を通して温暖な気候で過ごしやすいのが特徴です。

カナダ

カナダと日本の時差は都市によって異なりますが、通常は13〜17時間、サマータイム時は12〜16時間ほど。日本とは昼夜が逆転するため、連絡やオンライン会議の際は時差に注意が必要です。

気候面では「カナダ=極寒」というイメージを持つ方も多いですが、実際は都市によって大きく異なります。

例えば、トロントやモントリオールの冬は-20℃や-30℃まで気温が下がることもありますが、バンクーバーやビクトリアは比較的穏やかで、東京に近い海洋性気候です。

ただし、バンクーバーやビクトリアなど太平洋沿岸エリアは冬から初夏にかけて長い雨季があり、連日の雨が続くことも。逆に「雨より寒さのほうが耐えられる」という方は、トロントやモントリオールといった東海岸の都市を選ぶ方も多いです。

アクティビティ・旅行先の違い

オーストラリアの最大の魅力は、美しいビーチやマリンレジャーに気軽にアクセスできる点です。サーフィンやスキューバダイビング、シュノーケリングなど、世界有数のビーチで思い切りマリンスポーツを楽しみたい方には理想的な留学先です。

一方、カナダはウィンタースポーツが盛んなことで有名です。広大な自然の中でスキーやスノーボードを満喫でき、オーロラ観測や犬ぞり体験など、この国ならではのアウトドアアクティビティも豊富です。

また、留学中に訪れる旅行先にも違いがあります。オーストラリア留学では国内や近隣のニュージーランド旅行が人気。

一方カナダ留学の場合は、国内旅行はもちろん、アメリカへの旅行がしやすいほか、南米やヨーロッパへもアクセスしやすいので、少し足を延ばして様々な国への旅を楽しむ方も多いです。

物価・生活費を比較

カナダの物価は日本とほぼ同程度~やや高めですが、地域や生活スタイルによって大きく異なります。

オーストラリアの物価は日本の約1.5~2倍と言われていますが、最低賃金が高いため、ワーキングホリデーなどで現地就労する方の場合は収入面でのメリットも。
また、オーストラリアはチップ文化がないため、飲食代などで追加費用を抑えられる点もポイントです。

一般的には通学をメインにした場合はカナダの方が生活費を抑えやすいですが、現地で働いて収入を得たい方にはオーストラリアも魅力的。

最終的な留学費用の違いは「留学の目的」や「どれくらい働くか」によって変わりますので、ご自身の希望に合わせて総合的に比較してみましょう。

英語の違い

オーストラリア英語はイギリス英語寄りの発音や独特な略語・スラングが特徴で、オーストラリアならではの個性的な英語を学びたい方にぴったりです。現地の雰囲気やローカル文化も体験しやすいでしょう。

カナダ英語はアメリカ英語に近く、またアメリカ・イギリス英語の双方の要素を持っています。また、比較的アクセントが少なく、ニュースキャスターも使用する「聞き取りやすい標準英語」として、国際ビジネスや進学後のコミュニケーションにも役立ちます。

「イギリス英語やオーストラリア独自の表現を体験したい方」はオーストラリア、「アクセントの少ない北米英語を学びたい・国際的な現場で通じる英語を身につけたい方」はカナダがオススメです。

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