学生ビザの必要書類や申請方法 留学ビザ完全ガイド 2017年度版 アメリカ編

留学、特に語学留学となるとまずは「アメリカ」が候補ではないでしょうか。

世界中から訪れている学生と友人になる出会い、明るくて気さくなホストファミリーと買い物や観光。ドキドキする初めての体験が待っていますよね。

そして、ネイティブスピーカーに囲まれて本格的な語学を学ぶことは、スキルアップも図られて今までとは比べ物にならないほど英語に自信が持てるようになりますよ。

アメリカでは、多くの教育機関で日本人の語学や専門分野での留学を歓迎していて、さまざまなプログラムも用意されています。ただし、アメリカに留学をするためにはまずは「ビザ」について知っておくことが大切です。

アメリカに入国するためにはその用途と目的に応じたビザの取得、またはそれに準じる申請手続きが必要です。

大きく二つに分けると、入国方法は「気軽に観光+留学を楽しむ滞在」と「学業が中心の滞在」に分かれます。前者はインターネットですぐに入国に必要な手続きができますが、後者は時間をかけて準備が必要で、大使館または領事館に面接に行かなくてはなりません。

稀に学生ビザの申請が却下されることもありますが、フォームに記載ミスやモレが無いように丁寧に作成して、添付する書類などにも不備がなければ留学ビザの取得は難しいことではありません。ポイントさえ抑えれば、自分ですべて出来ます。エージェントにムダな手数料を支払う必要もありません。

アメリカのビザ制度を学ぼう

それでは、アメリカ留学のビザ制度と自分でできる手続きをご案内していきます。

週18週間未満の授業、90日以内のアメリカ滞在の短期留学を目指す方は「ビザ免除プログラム」

週18週間以上(フルタイム)の授業がある、中長期留学を混ざす方は「F-1ビザ」
の項に進んでください。

まずはアメリカに滞在する経験をしてみたい方、ホームステイや現地の学生との交流を持ちながら語学教育も受けてみたい方などは、「ビザ免除プログラム」を利用して入国することができます。

ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program/VWP)

日本人は、アメリカに入国してからの滞在が90日以内ならば、ビザが免除されますが、その代わりにESTA(電子渡航認証/Electronic System for Travel Authorization)の申請が必要です。ESTAは授業の受講時間や滞在目的(観光や留学など)を問いません。観光をしながらホテルに滞在して時々語学学校に通うことも、ホームステイ先を拠点としてホストファミリーと過ごしてアメリカを楽しむこともできます。

注意することは、滞在中に滞在期間を延長する、他のビザに変更するといったことはできません。手続きは、インターネットで必要事項を記入することで取得できます。費用は14ドル。

詳しくはESTA申請公式サイトにて確認しましょう。

渡航の際には、取得したESTAのナンバーの控えを持っていくことをおすすめします。出入国審査で確認されることがあります。また、一度取得すると上記のサイトで再確認や再度のプリントアウトができます。ESTAは二年間有効なので、期間内に再度アメリカに入国するときにも同じ申請書類のプリントアウトで大丈夫です。

F-1ビザ申請の流れと必要書類について

次は、本格的な語学留学に必要なビザ「F-1ビザ」の取得方法です。

F-1ビザとは、留学をするために必要な一般的な学生ビザです。留学期間にかかわらず週18時間以上の授業を受ける際には必要で、アメリカ滞在が一週間だけでも18時間を超えていれば取得しなければいけません。申請内容により、最長5年間滞在できるビザが発給されます。

F-1ビザの申請前に

① I-20の取得

まずは留学先の学校や教育機関を選んで、入学やカリキュラム受講の許可を受けることです。これによって発行されるI-20が、ビザを申請する際に必要です。I-20は「○○がアメリカに滞在する目的は本校に留学するためです」といった証明になります。

個人でも直接アメリカの大学にコンタクトをして留学の手続きをすることは可能ですが、情報収集や書類の作成などが煩雑なことから、日本国内の語学学校、大学や旅行会社を通じることが大半なようです。

② I-901 SEVIS費確認書(領収書)

SEVISとは、Student and Exchange Visitors Information Systemの略称で、このシステムには利用料200ドルが必須です。

ビザの申請費用とは別に、アメリカの国土安全保障省に支払いをします。この費用の領収書は、ビザの申請の際に必要となります。大使館や領事館での直接の支払いはできないので、事前にインターネットでI-901のフォームに必要事項を記入し、オンラインで提出してクレジットカードで支払いをします。

ビザの申請後に受ける面接の、少なくとも3日前までには支払わなくてはいけないことと、あとにも書きますが、オンラインで支払った証明をプリントアウトして面接時に提出しないといけないので、注意しましょう。

SEVIS支払いサイト
https://www.fmjfee.com/

F-1学生ビザの必要書類(面接前に申請するフォーム)

③ DS-160

DS-160はオンラインのビザ申請フォームの名前です。

インターネットでフォーマットに必要事項を記入して、オンラインで提出します。提出したことの確認のページをプリントアウトして、後日の面接の際に持参します。また、面接日の予約にも確認ページのバーコードナンバーが必要です。

このフォームがビザの申請にとって一番大切な書類です。不備や記載ミスがあると、ビザの発給を受けることができない場合がありますので、時間に余裕の丁寧に記載しましょう。

④ パスポート

アメリカに滞在する期間(日数)+6ヶ月の残存期間があるものを用意します。以前(過去10年間)に発行されたパスポートがあった場合は提出します。

⑤ 証明写真1枚(カラー)

DS-160フォームにアップロードします。サイズ、表情や眼鏡の着用は不可など、いろいろと規定がありますので確認してから撮影してください。写真に関してはこちらの以下のページを参照してください。

http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-photoinfo.asp

面接

⑥ 面接予約確認書

フォームを揃えて申請が終了したら、大使館・領事館での面接の予約をします。

面接は、ウェブサイトかコールセンターで予約しますが、その際にDS-160フォームフォームの申請確認番号が必要です。予約は変更ができますが、変更可能な期間や回数に制限があるので、準備が整ってから日時を決めるようにしましょう。面接予約は以下からできます。

http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-appointmentschedule.asp

予約をする際には、申請ビザに応じて手数料の支払いをします。ATM、クレジットカードやネットバンキングの利用ができます。

面接時までに用意して持参、提出するもの

⑦ 財政証明

アメリカ滞在中の生活費や学費など、金銭的に準備が出来ていることを証明できる書類の提出が必要です。銀行口座の残額証明書や預金通帳原本。学費の支払い領収書。資金提供者がある場合には、その人の納税証明や預金通帳原本など。

⑧ 帰国予定や航空券(予約の控えなど)の情報

こちらは必須ではありませんが、用意ができている人は持参した方がいいと思います。

まとめ

「申請前の準備」から「大使館または領事館での面接」まで順を追ってご案内しました。留学にあたって、「ビザ」はまずその第一歩です。時間に余裕を持ってフォームを作成しましょう。

特に申請書類は記入箇所が多く、作成に1時間程度の時間がかかります。また、確認番号や領収書なども何度もフォームに入力することになるので失くさないように注意しましょう。

「ビザ」は、外国人に対して「滞在していいですよ」と許可、証明をしてくれるものです。そして、アメリカ滞在時の身分証明書でもあります。

海外では思いがけないことが起こることもあります。アメリカ滞在中に不安があっては、落ち着いて勉強が出来ないし生活を楽しむこともできないですね。出国前に、不備のないように準備をして出かけましょうね。

さらに詳しくアメリカのビザ制度について知りたい方は、iae留学ネットの学習型動画コンテンツ「留学アカデミー」で解説しています。そちらも合わせてみてみましょう。

留学アカデミー

まずは自分でやってみましょう。その上で、少しでも不安があればいつでもご相談ください。