今回はシドニー大学の人気学部紹介第一弾として、ビジネス学部についてご紹介致します。

シドニー大学は世界有数の名門大学ですが、卒業生の雇用適正ランキングでは、世界第4位と卒業後の就職に大変強い大学です。
それを裏付けるように、世界有数の名だたる企業と共同プロジェクトを行っており、学生達は最前線で活躍している優秀なビジネスマン達と交流や人脈を築ける機会が得られます。

今後、世界のビジネスシーンで活躍したいとお考えの大学3、4年生、社会人の皆様はぜひご参照ください。

シドニー大学とは?

シドニー大学 The University of Sydney

シドニー大学は、1850年設立オーストラリア最古の名門大学です。最新の2024年QS世界大学ランキングでは19位、オーストラリア国内では2位というオーストラリアを代表する大学の1校です。

オーストラリア歴代首相やノーベル賞受賞者、最高裁裁判長などを輩出しており、QS世界大学ランキング2022年の卒業生の雇用適正ランキングでは、世界第4位にランクインしています。

中でも、こちらのシドニー大学で一番人気のコースが「ビジネス学科」です。世界中のビジネススクールの質を評価する「AACSB」と呼ばれる団体から、ビジネスと会計学の分野で認定を受けており、マネージメントの分野においては「EQUIS」という団体からも認定を受けています。

ちなみにオーストラリア国内で上記2つの団体からの認定を受けている大学は、シドニー大学のみとなっております。

シドニー大学のビジネス学科について

シドニー大学のビジネススクールは、世界学部別ランキングでも高い評価を得ています。

シドニー大学ビジネススクールの評価
  • 会計・ファイナンス学科 35位
  • ビジネス・マネージメント 61位
  • 世界のビジネススクール TOP1%
  • トリプルクラウン(Triple Crown)認証校(AACSB、AMBA、EQUIS)

※Triple accreditation(Triple Crown)とは、世界のビジネススクールを評価する3つの国際認証機関全て(AMBA,EQUIS,AACSB)から認証を受けている、世界でもごく少数の教育機関です。なお、世界のビジネススクール13,670校のうち58校のみがこの認証を受けています。
※AACSB - The Association to Advance Collegiate Schools of Business (United States)
※AMBA - The Association of MBAs (United Kingdom)
※EQUIS - EFMD Quality Improvement System (European Union)

Master of Commerce(商業)コースについて

シドニー大学の商学修士コースはカリキュラムを企業と共同開発しており、8つの専門分野から専門分野を選択します。

1.5年間コースは1つの専門分野を選択、2年間コースのMaster of Commerce (Extension)では2つの専門分野を選択できます。

  • Accounting(会計)
  • Data Analytics for Business(ビジネスデータ分析)
  • Digital Business(デジタルビジネス)
  • Economics(経済)
  • Finance(ファイナンス)
  • Global Logistics(グローバル・ロジスティクス)
  • Marketing(マーケティング)
  • Strategy, Innovation and Management(戦略・イノベーション・マネジメント)

成績優秀な学生は、オーストラリア国内または海外にて6単位分のビジネスインターンシップに参加することが可能です。こちらは競争率が高く、企業側のポジションの空き状況にもよります。

なお、本コースの卒業生は専門分野において、業界または政府の高い地位を得られるようなスキルと知識を習得することができます。また、多くのビジネス分野で使用される商学を完全に習得することができます。

授業内容について

Master of Commerceでは合計72単位学習します。

  • 必修科目にて12単位
  • 基礎科目にて6~12単位
  • 1つの専門分野での学習
  • キャップストーン科目から6単位
  • 選択科目にて最低18単位、その他追加の選択科目にて合計72単位に調整します。

なお、それぞれの授業内容は以下となります。

 Core units of study
(必修科目)
  • Analytic and Creative Mindsets(分析的・創造的マインドセット)
  • Responsible and Business Mindsets(責任とビジネスマインド)
Foundational
units of study
(基礎科目)
  • Foundation in Accounting(会計学の基礎)
  • Foundation in Economics(経済学の基礎)
  • Foundation in Finance(ファイナンスの基礎)
  • Foundation in Digital Business(デジタルビジネスの基礎)
  • Foundation in Global Logistics(グローバル・ロジスティックスの基礎)
  • Foundation in Marketing(マーケティングの基礎)
  • Foundation in Data Analytics for Business(ビジネスデータ分析の基礎)
  • Foundation in Strategy, Innovation and Management(戦略、イノベーション、マネジメントの基礎)
Areas of
specialisation
(専門分野)
  • Accounting(会計)
  • Data Analytics for Business(ビジネスデータ分析)
  • Digital Business(デジタルビジネス)
  • Economics(経済)
  • Finance(ファイナンス)
  • Global Logistics(グローバル・ロジスティックス)
  • Marketing(マーケティング)
  • Strategy, Innovation and Management(戦略、イノベーション、マネジメント)
Capstone units
of study
  • Accounting Capstone(会計キャップストーン)
  • Data Analytics for Business Capstone(ビジネスデータ分析キャップストーン)
  • Digital Business Capstone(デジタルビジネスキャップストーン)
  • Economics Capstone(経済キャップストーン)
  • Finance Capstone(ファイナンスキャップストーン)
  • Global Logistics Capstone(グローバル・ロジスティックスキャップストーン)
  • Marketing Capstone(マーケティングキャップストーン)
  • Strategy, Innovation and Management Capstone(戦略、イノベーション、マネジメントキャップストーン)
Degree level
selective units of study
(選択科目)
  • Business Practicum(ビジネスプラクティカム)
  • Industry Placement Program (Local)(インダストリー・プレースメント・プログラム)
  • Industry Placement Program (US)(インダストリー・プレースメント・プログラム(US))
  • Industry Placement Program (Europe)(インダストリー・プレースメント・プログラム(ヨーロッパ))
  • Industry Placement Program (China)(インダストリー・プレースメント・プログラム(中国))
  • Student Self-Sourced Placement Program(自主的なプレースメントプログラム)
  • Leadership and Collaboration Study Tour(リーダーシップとコラボレーション・スタディツアー)
  • Digital Information Regulation(デジタル情報規制)
  • International Financial Crime(国際金融犯罪)
  • Global Economic History(世界経済史)
  • Global Business(グローバルビジネス)
  • Cross-Cultural Management(異文化マネジメント)
  • Enterprise Management in China(中国での企業経営)
  • Digital, Data and Decisions(デジタル、データ&判断)
  • Project Management in Business(ビジネスにおけるプロジェクトマネジメント)
  • Social Media Analyses for Marketing(マーケティングのためのソーシャル・メディア分析)
  • Small Business Marketing(中小企業のマーケティング)
  • Thinking with Data(データで考える)
  • Data and Business Efficiency and Productivity(データとビジネスの効率と生産性)
  • Introduction to Programming(プログラミング入門)
  • Introduction to Dashboarding / Data Visuals(ダッシュボード/データビジュアル入門)
  • Management Decision Making(マネジメントの意思決定)
  • The Foundations of Entrepreneurship(アントレプレナーシップの基礎)
  • Entrepreneurial Startups(起業家のスタートアップ)
  • Management and Organisations(マネジメントと組織)
  • Organisational Change and Development(組織の変革と発展)
  • Managing Diversity and Inclusion(多様性&インクルージョンのマネジメント)
  • Managing Communication in Organisations(組織におけるコミュニケーションのマネジメント)

Master of Management(経営)コースについて

シドニー大学の経営修士コースは、The Economist、Financial Times、QS World Universityなど全てのランキングにおいて、オーストラリアNo.1の評価を得ています。特にFinancial Timesは、このプログラムを過去7年間オーストラリアで最高の経営学修士として認定しています。

本コースは経営戦略からデジタルイノベーションまで、ビジネスの重要な分野で経験を積みたい、ダイナミックなビジネスキャリアを求める人々のために開講されています。

事前の実務経験は必要ありません。どの学部卒業生でも応募であり、生徒数約50人の厳選されたグループの一員となり、刺激的な環境で一緒に学習することができます。

なお、Master of Managementでは合計60単位学習します。

  • 必修科目にて32単位
  • 選択科目にて12単位
  • キャプストーン科目にて12単位(ビジネスプロジェクト)

なお、それぞれの授業内容は以下となります。

Core units of study
(必須科目)
  • Business Tools for Management(管理用ビジネスツール)
  • Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)
  • Financial Management OR Advanced Financial Management(財務管理または上級財務管理)
  • The Future of Business(ビジネスの未来)
  • Leadership(リーダーシップ)
  • Strategy(戦略)
Elective unit of
study options
(選択科目)
  • Business in China(中国でのビジネス)
  • Contemporary Topic in Management(経営における現代的なトピック)
  • Innovation and Entrepreneurship(イノベーションとアントレプレナーシップ)
  • Managing People and Organisations(人と組織のマネジメント)
  • Marketing(マーケティング)
  • Capstone unit of study(研究のキャップストーンユニット)
MMGT Business Project
(ビジネス
プロジェクト)

ビジネスプロジェクトでは、実際のビジネス上の課題について学生と企業パートナーと協力しながら取り組む機会を提供しています。現在の管理慣行における主要なイノベーションと新たなトレンドを探求し対処します。

トピックには、ビジネス戦略、エグゼクティブコーチングとパフォーマンス、eテクノロジー、ソーシャルメディア、社会的企業、起業家精神、組織の多様性、持続可能性、ガバナンスなどがあります。また、プロジェクトの一環として、理論を実践し、最も差し迫った現代のビジネス問題に対する解決策と推奨事項を作成する機会があります。

このプロジェクトをやり遂げることで、企業パートナーに高いレベルのコンサルティングレポートとアドバイスを提供するために必要な経験やスキルを身に付け、将来のキャリアに必要な対人スキルと問題解決スキルを身に付けることができます。

MMGT Business Projectの企業パートナーについて

これまで、MMGT Business Projectではさまざまな企業と提携しプロジェクトに取り組んできました。

世界的な企業との戦略的なつながりは、シドニー大学のすべての教育、研究、エンゲージメント活動において重要な役割を果たしており、シドニー大学は業界のパートナーと積極的につながっています。

提携企業一覧

  • Commonwealth Bank of Australia
  • Deloitte
  • KPMG
  • PwC
  • EY
  • HILTI
  • Nab
  • Virgin Mobile
  • Westpac
  • CISCO
  • Oroton
  • Landor
  • THE ICONIC
  • Rocket
  • Reckon
  • Vision Critical
  • Fresenius Medical Care

※多国籍企業パートナーには、Electolux、Thomson Reuters、SAP、Symantec、L'Orealが含まれます。その他国内企業パートナーは、Bluestar、DC Strategy、Futurestepです。
※また、Future Direction Network、The Smith Family、Fitted forWorkなどの非営利団体とも提携しています。

コース詳細ならびに入学条件について

各コースの学費や入学条件などの基本情報については、以下をご覧下さい。(※費用は2023年7月現在)

Master of Commerce(商業)
期間1.5年間
入学時期3月、8月
学費AU$54,000/ 年間
入学条件
  • IELTS Overall 7.0(各セクション6.0)以上
  • ビジネス関連の学部卒、GPA2.6以上
Master of Commerce (Extension)(商業/エクステンション)
期間2年間
入学時期3月、8月
学費AU$54,000/ 年間
入学条件
  • IELTS Overall 7.0(各セクション6.0)以上
  • ビジネス関連の学部卒、GPA2.6以上
Master of Management(経営)
期間1.15年間
入学時期3月、8月
学費AU$47,500/ 年間
入学条件
  • IELTS Overall 7.0(各セクション6.0)以上
  • 大卒、GPA2.6以上

本コースの詳細、内容がよりが分かる動画



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