"ブリティッシュコロンビア大学(UBC)ってバンクーバーにあるんでしょ?"
――それ、半分正解です!実はUBCには、バンクーバーキャンパスとオカナガンキャンパスという、雰囲気も特徴も全然違う2つのキャンパスがあるんです。
同じUBCなのに、キャンパスが変わると生活もガラッと変わる!? バンクーバーとオカナガン、どちらのキャンパスにも、それぞれの魅力とカラーがあります。
進学や留学を考えているあなたに、知っておいてほしいUBCの“2つの選択肢”をご紹介!どっちが自分に合ってる?気になるその違いを、わかりやすくご案内いたします!
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)とは

カナダの大学はその多くが公立大学で教育水準が高いことでも有名です。
その中のトップ3(マギル大学、トロント大学、ブリティシュコロンビア大学)の1つである、ブリティッシュコロンビア大学は留学生の受け入れに積極的です。
iae留学ネットは日本で唯一のUBC正規代理店として、UBCスタッフと協力のもと、高校での説明会などを行っています。
iae留学ネットでも定期的にセミナーを行い、UBCへの入学に興味のある方を対象とした説明会や個別相談会を開催しています。個人的な相談もできる貴重な機会です。
ブリティッシュコロンビア大学の学部課程では38の学位プログラムから261に及ぶ専攻分野を選択することができます。専攻分野の幅も広く、人文学、建築学、工学、商学、経営学、歯学、教育学、林学、法学、薬学、音楽、農学、応用科学など様々な学部が提供されています。
常に、カナダでトップ2、世界の公立大学でトップ20位、世界のリサーチ大学でもトップ41位にランクインしているUBCは、カナダの政財界で有名な人材を多く輩出しています。
卒業生の中にはノーベル経済学賞を受賞したロバート・マンデル博士、物理学賞受賞者のバートラム・ブロックハウス博士がいます。また、カナダの首相2人も卒業生で、前首相のジャスティン・トルドー首相もUBCの卒業生で教育学を専攻し、卒業後はブリティッシュコロンビア州で教鞭を取りました。
実はUBCはバンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)とオカナガンキャンパス(UBC Okanagan)の2つの主要なキャンパスを持っています。どちらもUBCの一部ですが、その規模や雰囲気、学びのスタイルには大きな違いがあります。
ここでは2つのキャンパスの特徴や違いを紹介しながらどちらのキャンパスがよりあなたに合っているか比べてみましょう!
規模と学生数の違い
バンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)
学生数 | 約55,000人 |
---|---|
キャンパス面積 | 約402ヘクタール |
特徴 | 大規模で活気にあふれる"都市型キャンパス" |
オカナガンキャンパス(UBC Okanagan)
学生数 | 約12,000人 |
---|---|
キャンパス面積 | 約209ヘクタール |
特徴 | 小規模で落ち着いた"自然に囲まれたキャンパス" |
大規模でダイナミックな環境が好きならバンクーバー、アットホームな雰囲気が好きならオカナガンが◎
立地の違い:都市 vs 自然
バンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)
バンクーバーはカナダ西海岸の大都市。太平洋に面し、背後に山々が広がるロケーションは、まさに「都会の中に自然がある」理想的な環境です。
また、バンクーバーは多国籍な人々が集まる国際都市で、アジア系、ヨーロッパ系、中東系などさまざまな文化が共存しています。
中心地には、高層ビルやモール、カフェ、レストラン、アートギャラリーが立ち並び、都会的で洗練された雰囲気があります。
オカナガンキャンパス(UBC Okanagan)
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)にオカナガンキャンパスがあるケロウナは、ブリティッシュコロンビア州内陸部のオカナガン渓谷に位置する中規模の都市で、自然に囲まれた穏やかな街です。美しい湖と山々に囲まれ、四季折々のアウトドアを楽しめるのが最大の魅力です。
湖水浴、カヤック、ハイキング、スキー、キャンプなど、アウトドア好きには理想的な環境。ケロウナ周辺はワインの名産地としても有名で、ブドウ畑やワイナリーが多数あります。
空気がきれいで、騒がしさとは無縁。自然の中でリラックスしたライフスタイルが送れます。
夜の街やカルチャーイベントが好きならバンクーバー、自然の中でのびのび暮らしたいならオカナガンが◎
プログラムの選択肢
バンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)
- プログラム数が圧倒的に多く、ほぼすべての専攻に対応。
- 応用科学、芸術、理学、医学、森林学、サウダー・ビジネススクール、法学、歯学、薬学など、非常に幅広い分野のプログラムがあります。
- 工学(エンジニアリング)では、バイオメディカル、化学、生物化学、土木、コンピューター、電気、物理工学、環境、地質、統合、製造、材料、機械、鉱山工学など、細分化された専攻が可能です。
- 美術分野では、創作(Creative Writing)、映画製作、演技、舞台デザインなど、視覚芸術以外にも多様なプログラムがあります。
オカナガンキャンパス(UBC Okanagan)
- 現在年々拡大中で、工学・ビジネス・心理学・健康科学などの人気分野が充実しています。
- 人文社会科学、理学、工学、教育、健康と社会開発、マネジメント、医学(南部医学プログラム)など、約62の学部課程と19の大学院課程を提供しています。
- 工学は、土木、コンピューター、電気、製造、機械工学などの基礎分野に集中しています。
- Indigenous Language Fluency (先住民族言語流暢性) の学位など、カナダでも珍しいユニークなプログラムがあります。
幅広い専攻を比較検討したい人はバンクーバー、特定の分野が決まっているならオカナガンでも十分!
学びのスタイルと教授との距離感
バンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)
学びのスタイル:大規模・自主性重視・研究重視
- 学生数が多いため、講義は大人数(100人以上)で行われることが多いです.
- 教授は世界的な研究者が多く、研究・論文活動が主な業務の一部になっています。
- 生徒は基本的に「自分で調べて、自分で学ぶ」姿勢が求められます。
→ つまり、自主性や自己管理能力が強く問われる環境です。 - 講義・授業はスピードも速く、内容も深いので、留学生にとってはややチャレンジング。
教授との距離感:遠め
- 教授は忙しく、個別の時間を取るには事前にオフィスアワー(面談時間)を予約する必要があります。
- 質問や相談も"学生が自分から動くこと"が前提です。
- ただし、チューター制度やTA(Teaching Assistant)が充実しているため、サポートが全くないわけではありません。
まとめると、バンクーバーキャンパスは質が高くレベルの高い学び。ただし、サポートは“自分から求めに行く”必要があります。
オカナガンキャンパス(UBC Okanagan)
学びのスタイル:少人数・対話重視・サポート重視
- 授業は30〜50人程度の小〜中規模クラスが中心。
- 学生一人ひとりの顔と名前を覚えてもらいやすく、発言・質問のしやすい環境です。
- グループディスカッションやプレゼンテーションが積極的に取り入れられ、対話型の学びが多いのも特徴です。
- 教材の難易度や授業の進行スピードも、バンクーバー校よりややゆっくりで丁寧な傾向があります。
- 英語が第一言語でない留学生にも配慮された学習サポートやアカデミックスキルの指導が整っています。
教授との距離感:近め
- 教授の数が少なく、学生も少ないため、教授と学生の距離が非常に近い。
- 質問や相談をしやすく、教授から名前を覚えてもらいやすい。
- オフィスアワーも利用しやすく、"困っていたら助けてくれる"環境が整っている。
- メール対応も早く、個別のフィードバックをもらえることもあります
まとめるとオカナガンキャンパスは少人数で丁寧に教えてくれる環境。教授との信頼関係も築きやすい。
高いレベルで挑戦したいならバンクーバー、教授や仲間との距離が近い方良く手厚いサポートが安心ならオカナガンが◎
学生生活とコミュニティー
バンクーバーキャンパス(UBC Vancouver)
学生生活の特徴
- 世界中からの留学生が集まり、非常に多様で国際的な環境
- 学生団体(クラブやサークル)は350以上あり、自分に合うコミュニティが見つけやすい
- イベントも頻繁に開催されており、カルチャー・アート・ビジネス系など多種多様な活動が可能
- キャンパスは広大で、都市的な建物が多く、"小さな街"のような雰囲気
コミュニティーの雰囲気
- 学生数が多いため、人間関係は基本的に広く浅くなりやすい
- 自分から積極的に行動しないと、孤独を感じやすい一面も
- 留学生サポートは整っているが、"自分からアクセス"する姿勢が必要
- 大学外にもイベント・バイト・ボランティアの機会が多く、個人の自由度が高い
まとめるとバンクーバーキャンパスは多様で国際的な大規模環境の中、自主性が求められる自由度の高いキャンパスライフです
オカナガンキャンパス(UBC Okanagan)
学生生活の特徴
- クラスサイズが小さく、学生同士が顔見知りになりやすい
- クラブやサークルの数はバンクーバーより少ないが、参加しやすく温かい雰囲気
- 学生イベントはアットホームで、地域密着型の活動やボランティアも多い
- キャンパスがコンパクトで、移動や生活がしやすいのも特徴
コミュニティーの雰囲気
- 学生同士・教職員との距離が近く、"顔の見える関係"が築ける
- 困ったときに助けを求めやすく、心理的な安心感が大きい
- 初対面でも打ち解けやすく、友達ができやすい
- 地元のコミュニティとの交流(インターンや地域活動)も盛ん
まとめるとオカナガンキャンパスは少人数で温かく安心感のあるコミュニティの中、顔の見える関係を大切にしながら学べる環境です。
都会的で刺激の多い環境を求めるならバンクーバー、暖かく安心感のある環境を求めるならオカナガンが◎
UBCの様子を動画で見る
カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)で、自分らしい留学を。
最後に、大前提としてUBCはどちらのキャンパスでも質の高い教育を受けることができます。
しかし、学問の内容と同じくらい、”自分にとって快適で、自分らしく過ごせる環境はどちらか?”を考えることがとても大切です。
自分の性格や学び方、将来のライフスタイルに合った方を選ぶことが、留学生活をより充実させるカギになります。皆様の留学生活がより実りの多いものになるように願っております。
UBC進学をご検討中で入学方法をお調べの方は、是非こちらのコラムもご参照ください。
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)2026年入学・出願窓口オープン!
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