私は今まで、カナダのケベック州モントリオールで1年間と、ニュージーランドのオークランドで7か月間、ワーキングホリデーをしてきました。

ワーホリ生活を始めたおかげで、私の人生は大きく変わったといっても過言ではありません!

ここでは私がなぜカナダをワーホリ生活の最初の土地としてモントリオールを選んだのか、どのような生活を送り、どのように人生に影響を与えたのかを紹介します。

カナダ・モントリオールでのワーキングホリデー生活

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日本でワーホリ生活を夢見ていた当初は、カナダは選択肢にありませんでした。

パティシエという職業柄、フランスにとても強い憧れを抱いていたのです。

必死に働いてフランスに行くための資金を溜め、仕事の合間を縫ってフランス語教室に通っていました。

しかし、ヨーロッパ情勢の悪化が原因か、私の申請書類に不備があったのか、フランスへのワーホリ申請は却下されてしまったのです。

諦めきれずに再度申請しましたが結果はまたしても却下。

そこで一躍候補に躍り出たのがカナダ・モントリオールです。

モントリオールがあるケベック州は、フランスの移民が開拓した土地で、カナダで唯一のフランス語圏の州となっています。

フランスの文化が街並みや食生活にも色濃くのこっていて、モントリオールは「北米のパリ」とも呼ばれています。

フランス語圏といっても、モントリオールの人々のほとんどは英語も上手に操るので、フランス語と英語、両方勉強したかった私には最高の街だと思い、モントリオールでワーホリ生活を始めることを決意しました。

語学学校で英語とフランス語が両方学べる!

ビザの申請は順調に進み、無事にモントリオールに降り立ちました。

最初の語学学校に通い、午前はフランス初心者語クラス、午後は英語の会話クラスをとり、念願の海外での語学学習をスタートしました。

日本でフランス語を習っていたものの、学校に通い始めた当初は自分のレベルの低さに愕然としました。

得意だと思っていた英語でさえ、言いたいことをうまく伝えられずに何度も歯がゆい思いをしました。

クラスメイトは南米からの留学生が多く、フランス語と同じラテン系言語であるスペイン語やポルトガル語を母国語とする彼らはフランス語を理解するスピードが早く、いつも羨ましく思っていました。

特に街中で耳にするケベック州のフランス語は「ケベコワ」といって、訛りが強くて独特な言い回しがあったりするので、慣れるまでは何を言っているか全くわからない状態でした。

しかしある時、「落ち込む必要はない。できないことを学ぶために学校に通っているんだ。いま出来ることをコツコツやっていこう。」と開き直ることにしました。

それまではクラスで発言するときも自信がなくて恥ずかしがっていましたが、間違っていてもいいから堂々と積極的に発言するようになりました。

それ以来、私はクラスのムードメーカー的な立ち位置になって友達も増え、会話量が増えて英語やフランス語を話すことにどんどん慣れていきました。

いろんな人と話すことで、今まで知らなかった物事や価値観を知り、とても刺激的な毎日でした。

パティスリーで実際に働く

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語学学校を終えた後は、ワーホリの一大イベント、仕事探しです。

私の場合は意外とすんなり仕事を決めることができました。

モントリオールで出会った日本人の友人が働いているパティスリーに空きがあったのです。

友人の紹介でシェフと面接できることになり、つたない英語とフランス語で経歴とやる気を伝え、合格することができたのです!

職場はフランス語環境で、カナダ人とフランス人が8人ほど、日本人が2人働いていました。

海外に来た意味を考えると、日本人のいる職場は避けた方がいいのかとも思いました。

しかし、私のフランス語力を考えると日本人がいたほうが安心して仕事ができること、フランスに行きたかった私がフランス人シェフの店で働けることがとても嬉しかったので、最良の職場をみつけたと思っています。

この時、私のフランス語は初心者に毛が生えた程度のレベルでした。

材料や道具の名前すらわかりません。仕事を始めた当初は覚えることが多くて疲れましたが、なによりも「海外で働いたお金で生活する」という目標を達成できたことが嬉しく、強く自信を持つことができました。

カナダ・ワーホリ留学生活で変わった私の人生のまとめ

私はこのカナダのワーホリ留学生活で、内面的に大きく成長できたと思っています。

  • 色々な人に出会い、新しい価値観を知り、視野が広がりました。
  • 自分のなかの「シャイな日本人」を克服し、最終的に英語もフランス語も日常会話レベルまであげることができました。
  • 世界各国の友達もでき、初対面の人と会話をするのを緊張せずに楽しむことができるようになりました。
  • 自分にも「海外で働いたお金で生活する」ことができる、ということが、「私はやれば何でもできる」という自信につながりました。

このあとニュージーランドでワーホリをして、先日またモントリオールに戻ってきました。そしてカナダワーホリ中に出会った彼と結婚し、移住する予定です。

こんな未来、ワーホリをする前は想像さえしていませんでした。

皆さんもワーホリを始めて、まだ見ぬ未来に飛び込んでみませんか?