「将来は恐竜の研究者になりたい!」と、新設される福井県立大学の「恐竜学部」を目指している高校生や保護者の方は多いのではないでしょうか。
日本の恐竜研究の最前線で学ぶのは素晴らしい選択ですが、実は世界にはさらにスケールの大きな「化石の聖地」があります。
今回は、本気で恐竜・古生物学(Paleontology)を学びたい方に強くおすすめしたい、カナダ「アルバータ大学」への進学ルートをご紹介します。
なぜ「カナダ・アルバータ州」が恐竜好きの聖地なのか?
カナダのアルバータ州は、世界でも有数の恐竜化石の発掘地です。
アルバータ大学(University of Alberta)の古生物学プログラムが世界トップクラスと評価される理由は、キャンパスから少し足を伸ばせば、数千万年前の地球の歴史に直接触れられる「生きた教科書」のような環境が広がっているからです。
恐竜の首都「ドラムヘラー(Drumheller)」と大自然の造形美
アルバータ州の都市「ドラムヘラー」は、別名「世界の恐竜の首都」と呼ばれています。
この一帯には「バッドランズ(荒野)」と呼ばれる、氷河の雪解け水や風雨によって浸食された独特の地層がむき出しになったエリアが広がっており、現在でも数え切れないほどの恐竜化石が眠っています。
特に有名なのが、白亜紀の地層がU字型に広がる壮大な「ホースシュー・キャニオン(Horseshoe Canyon)」や、キノコのような形の奇岩が立ち並ぶ「フードゥーズ・トレイル(Hoodoos Trail)」。
これらの地層を歩けば、まさに恐竜が生きていた時代へタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。
ホースシュー・キャニオンでは現在でも日々の浸食によって地表に顔を出した恐竜の化石を気軽に見つけることができますが、アルバータ州は化石保護の法律が非常に厳しく、一般観光客が化石を掘り起こしたり持ち帰ったりすることは一切できません。
そこで活きるのが「アルバータ大学の学生」という特権です。
大学の古生物学プログラムに入れば、特別な許可(パーミット)を持った正規の発掘プロジェクトに参加し、この途方もないスケールの荒野で自らの手で化石を発掘・研究できるチャンスが待っています。
世界三大恐竜博物館「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」
そして極めつけが、ドラムヘラーにある「ロイヤル・ティレル古生物学博物館(Royal Tyrrell Museum)」です。
13万点以上の化石を所蔵し、恐竜の全身骨格がズラリと並ぶこの博物館は、恐竜好きなら誰もが一度は訪れたい憧れの場所。
福井県立恐竜博物館とも2000年の11月に姉妹館提携を結んでおり、長年にわたり非常に深い交流を持っています。
過去には、福井でロイヤル・ティレルのコレクションがやってくる大々的な特別展が開催されてきました。
開館1周年記念となった2001年の「ロイヤル・ティレル古生物学博物館の恐竜たち」や、記憶に新しい2024年のリニューアル記念特別展「バッドランドの恐竜たち~北アメリカの1億年~」などが行われてきました。
アルバータ大学の古生物学プログラムは、このロイヤル・ティレル博物館と強固なネットワークを持っています。
最前線で活躍する研究者から直接指導を受け、世界トップレベルの研究環境や発掘現場が「すぐそばにある」ことこそが、アルバータ大学最大の魅力です。
大学×世界三大博物館!アルバータ大学ならではの「強固なコネクション」
ロイヤル・ティレル古生物学博物館は、13万点以上の化石を所蔵し、恐竜の全身骨格がズラリと並ぶ世界三大恐竜博物館の一つです。
一般の観光客にとっては有名な観光地ですが、アルバータ大学の古生物学を学ぶ学生にとっては「もう一つのキャンパス(研究施設)」と言っても過言ではありません。
両者は長年にわたり非常に強力なパートナーシップを結んでおり、学生には以下のような特別な機会が提供されます。
世界的権威からの直接指導
博物館の第一線で活躍する学芸員(キュレーター)や研究者が、アルバータ大学の客員教授として教鞭をとっています。
非公開コレクションへのアクセス
研究や論文執筆の際、展示されていないバックヤードの膨大な化石コレクションに触れ、分析することが可能です。
実践的なインターンシップ
発掘チームへの参加や、化石を岩から取り出すプレパレーション(クリーニング作業)を行うラボでの実習など、将来プロとして働くための実務経験を積むことができます。
「本物の化石」と「世界トップクラスの頭脳」が揃うこの環境は、日本の大学ではなかなか得られない、アルバータ大学最大の強みです。
アルバータ大学の様子を動画で見る
英語で古生物学を学ぶ最大のメリット・キャリアの広がり
恐竜や古生物の最新論文のほとんどは「英語」で発表されます。大学の4年間をカナダで過ごし、専門用語を英語で習得することは、将来のキャリアに直結します。
- 世界中の博物館の学芸員(キュレーター)を目指せる
- 国際的な発掘チームや研究機関に参加しやすくなる
- 日本の大学や博物館へ就職する際にも、グローバルな知見が強力な武器になる
アルバータ大学(University of Alberta)への入学条件
| 学業成績(GPA) | 専攻によりますが、日本の高校の成績で5段階中4.0以上が推奨 |
|---|---|
| プログラム 入学条件を満たす | 理系のプログラムの場合、数学3と2つ以上のAdvancedレベルの理系プログラムの履修が高校で必要になります。 |
| 英語力 | IELTS 6.5(各バンド5.5以上)、またはTOEFL iBT 4.5,以上 |
アルバータ大学には成績・英語スコアが足りなくても入学ができる特別なルートがあります。
日本の高校から進学するには?安心の「パスウェイ」制度
世界的な名門校であるアルバータ大学の理学部(古生物学専攻)に直接入学するには、優秀な高校の成績(特に理数科目)と、IELTS 6.5以上の英語力が求められます。
「理科は得意だけど、英語はこれから…」という恐竜好きの方もご安心ください。
付属の語学コースや留学生用の大学1年次のパスウェイプログラムを経由してアルバータ大学に編入する「パスウェイ制度」を使えば、英語力を補いながら憧れの大学を目指すことが可能です。
iae留学ネットが「恐竜研究者への夢」をサポート
専門性の高い古生物学への海外進学は、コース選びや条件確認が複雑です。
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