アメリカには2,000校以上もの大学があるとされていますが、アメリカ大学進学先を考える際にはまずは「公立大学(州立大学)」か「私立大学」かの選択が必要でしょう。アメリカの4年制大学のうち約8割は私立大学と言われており、そんなハイランクまたは有名な私立大学は総じてびっくりするほど高額です。
日本の国公立大学×私立大学とは比較にならないほどの金額差があります。例えば「アイビーリーグ」はアメリカ東海岸エリアの私立8大学ですが、年間学費で1,000万円も見積もり必要があるわけで、こういった大学に入学するためにはいくら学生が優秀でもその家庭に強力な経済力がなければ決して実現できないでしょう。
それでは州立大学でアイビーリーグ相当の評価の高い大学を目指そうという考えになるわけですが、そこで提案したいのが「パブリックアイビー(Public Ivy)」州立(公立)大学版アイビーリーグということで、国内外において教育は学内研究の評価が高い大学群がそのような呼び名で呼ばれています。
今回はそのパブリックアイビーの紹介と、パブリックアイビー大学への編入保証がある「University Bridge」についてお話しします。
公立(州立)大学版アイビーリーグ=パブリックアイビー(Public Ivy)
まず名称の由来でもあるアイビーリーグ(Ivy League)とは、アメリカ北東部の位置する伝統的な私立名門大学のグループです。全米に留まらず世界で最も学術・研究においての水準が高い大学とされています。なおアメリカではアイビーリーグに限らず、アメリカの名門大学=私立大学という見方もあり、実際にアメリカ大学ランキングでの上位校の大半は私立大学が名を連ねています。
アメリカ東部、名門私立大学群、アイビーリーグ校
- ブラウン大学
- コロンビア大学
- コーネル大学
- ダートマス大学
- ハーバード大学
- ペンシルバニア大学
- プリンストン大学
- イエール大学
パブリックアイビー(Public Ivy)とは
アイビー・リーグを語源としたものですが公式な呼称というわけではありません。しかし数名の作家や学者、メディアにより、アイビーリーグと同じく「教育・研究レベルはIvy League級で世界トップクラス」でありながら、私立大学よりも比較的安価で、スケールと多様性に富んでいるパブリックアイビーと呼び、現在では約30校程度の大学が取り上げられています。「名門大学=私立大学」というアメリカでのイメージを覆す州立大学がパブリックアイビーなのです。
リチャード・モルが挙げる名門州立8大学
パブリックアイビーを定義するソースとなっている情報は複数ありますが、その中でもオリジナルとされているのが1985年出版、作家リチャード・モルの著書「Public Ivies」の中で取り上げられたパブリックアイビーの8大学。研究の質に加えて、その大学の伝統性や校風も基準にして選出されています。
パブリックアイビー(リチャード・モル)
- College of William and Mary / ウィリアム・アンド・メアリー大学(バージニア州)
- University of Virginia / バージニア大学(バージニア州)
- University of Michigan / ミシガン大学(ミシガン州)
- University of North Carolina at Chapel Hill / ノースカロライナ大学チャペルヒル校(ノースカロライナ州)
- Miami University / マイアミ大学(オハイオ州)
- University of Vermont / バーモント大学(バーモント州)
- University of Texas at Austin / テキサス大学オースティン校(テキサス州)
- University of California / カリフォルニア大学(カリフォルニア州)
Public Ivyの代表格「カリフォルニア大学(University of California)」
1877年に設置されたカリフォルニア州の州立大学であるカリフォルニア大学システム(University of California,UC)。
現在は10校の、それぞれ独立したキャンパスで構成されています。
カリフォルニア大学(設立年代順)
- カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)
- カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UC San Francisco)
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
- カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UC Santa Barbara)
- カリフォルニア大学リバーサイド校(UC Riverside)
- カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)
- カリフォルニア大学サンディエゴ校(UC San Diego)
- カリフォルニア大学アーバイン校(UC Irvine)
- カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UC Santa Cruz)
- カリフォルニア大学マーセッド校(UC Merced)
カリフォルニア大学への進学3つのルート
紹介をさせていただいたパブリックアイビーに日本人留学生が出願・入学を目指すには、直接出願とコミュニティカレッジで基礎教養を学んだ後に編入学を目指す2つの方法があります。
とてもハードルの高い「カリフォルニア大学への直接進学」
これができれば何も苦労は無いわけですが、カリフォルニア大学へ直接入学するためには、主には以下のような出願要件があります。
- 公式英語試験の高いスコア(TOEFL 80/ IELTS 6.5以上)
- 高校の高い成績証明(GPA3.0/4段階)
- Personal Profile(リーダーシップ経験、社会貢献や課外活動の経験、学業面で挑戦したことetc)
- 1学年分の留学資金証明
上記はあくまで出願のための要件であって、合格要件ではありません。例えばUCでもハイランク大学への合格基準GPAは3.7以上/4段階と言われています。出願者全員の書類審査によりより優れた(と評価される)出願者が合格するようになっています。
海外大学の出願は日本と異なり入学試験は無く、書類審査により合否が出されます。Personal Profileが重要な書類であることから、ハイランク大学に合格するためには単に勉強ができる、英語の成績が良いだけでは条件を満たすことはなく、日本の進学希望者は高校入学の時点から出願要件を満たすための備えが必要となるでしょう。
一般的なコミュニティカレッジからカリフォルニア大学へ編入は?
特に海外留学生にとってアメリカ大学進路としてコミュニティカレッジ⇒4年制大学へ編入を目指すことは選びやすい進学ルートとなります。
カリフォルニア州には約110校のコミュニティカレッジ(州立2年制大学)がありますが、4年制大学と比べて出願書類の条件は低いので入学しやすく、コミュニティカレッジ内で一定条件以上の成績や単位を取得することで編入を実現することが可能となります。
ただPublic Ivyであるカリフォルニア大学への編入となると、大きな壁となるのがコミュニティカレッジでの高い成績(GPA)で、さらにアクティビティなどの経験も重要な要素です。結局、こういった条件を満たすことができない日本人学生が多く、その原因は英語力・コミュニケーション能力・適応力の低さといったものが考えられます。
【University Bridge】サポートのコミュニティカレッジからカリフォルニア大学へ"編入保証"
University Bridge(ユニバーシティブリッジ)は、カリフォルニア州(4校)、ワシントン州(1校)、バージニア州(1校)のコミュニティカレッジで留学生向けに大学編入へのサポートプログラムを提供しています。規定のGPA(Grade Point Average、成績平均点)で2年間の課程を修了することで、多くの指定大学への3年次編入を保証しています。
次のような方にUniversity Bridgeをお薦めです。
①カリフォルニア大学の直接入学への出願要件に満たせない方
②カリフォルニア大学編入を確実に実現させたい方
③コミュニティカレッジからの編入進路の理由が「安価な学費」ではない方(**University Bridgeは4年制大学相当の費用)
④すでに当該コミュニティカレッジに入学&ハイランク大学編入へのサポートが必要な方
University Bridgeのサポートプログラムが行われている、カリフォルニア州のコミュニティカレッジは以下の4校です。
- College of San Mateo /サンマテオ・カレッジ
- College of Marin/ カレッジ・オブ・マリン
- Irvine Valley College/ アーバインバレー・カレッジ
- Santa Monica College / サンタモニカ・カレッジ
コミュニティカレッジから名門カリフォルニア大学への編入を希望するならまずはご相談ください
最初から高いスキルがなくてもUniversity Bridgeのサポートプログラムを通して、高いGPAやスキルを修得。そしてカリフォルニア大学への編入を目指しましょう。
iae留学ネットは世界700の高等教育機関・1,500校との提携があり、University Bridgeを含む提携校に関するご案内やお見積り、出願・サポートは無料となっています。
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