アメリカ留学体験談、ニューヨークでの私の高校生活はこんなスタートでした

私の高校生活は海外、アメリカ・ニューヨークだったのですが、初日から大変でした。

まず一人で成田空港から飛行機に乗ったのですが、アメリカの航空会社を選んだ為機内でも日本語が通じず食事をオーダーするのも、入国の際の書類をもらうのも一苦労でした。

機内では入国の際に必要な書類を何度も確認をしながら、もし書類が足りなくてアメリカに入国できないとどうしようという不安がよぎりました。

さあ空港について早速入国審査です。見た感じ強面の担当者だったのですが、16歳のたどたどしい英語を話す私に優しくゆっくりとした英語を話してくれました。

「書類もばっちりだよ」と褒めてくれたのを覚えています。「Good Job」を連呼してくれたのが嬉しかったですね。

アメリカ・ニューヨークではまず到着から大騒ぎ

さあ入国審査は無事通過したもののまだ第一関門を突破しただけです。次に遭遇したのはBaggage claimつまり手荷物受取での出来事です。

ここでは自分の荷物を受け取るだけなのですが、まずどこのカウンターからでてくるかわからなかったのです。

あとでよくよく考えたら飛行機の便名が書いてあるので難しい事はないのでしょうか舞い上がっていたのだと思います。

その後自分のカウンターを探す事30分やっと見つける事ができました。そうするともう荷物がほとんど回っていません。

なんとか持っている荷物の事が書いてある札を係りの人に見せたら「こっちだよ」と連れていってくれた先にはいくつかスーツケースが並べてありました。

その中で私の荷物を見つけてほっとしていると、もう一つの荷物が見つからない。

荷物が見つからない事を係りの人に伝えるのもなかなか通じず困りました。

「No My Bag」というような事を言っていたかも。なんとか通じて係りの人がわかってくれたのですが、今度は係りの人が言っている事がわかりません。

紙に書いてくれてやっと事情がわかったのですが、荷物が届いていないとの事でした。すぐ学校に送ってくれたのでほっとしたのですが、相当焦りました。

出迎えを予約したのに学校の車が来ていない

長時間フライトと極度の緊張で疲れ切っていたのですが、あとは学校の車が迎えに来てくれているので一安心と思っていたのですが、ここでまた大変な事が起こりました。

待ち合わせの時間から1時間超えても車が来ないのです。

荷物を受け取るのに時間がかかってしまったので先に行ってしまったのではないか、サマータイムなどの影響で私が時間を間違えていないかなど色々な事が頭をよぎりました。

2時間待ってこないのでさすがに学校へ電話しようと決心しました。

この時の私の英語力はほとんどないのに等しかったので心配でしたが他に方法はありません。

小銭を持っていなかったので売店で買い物をして小銭を作り電話をしました。

あとで考えるとよくあの英語で通じたなと思う位だったのですが、長時間私が会えないのを知っていて電話をまってくれていたのですぐ話は通じました。

結局、私がいる場所が間違っていたのですが、なんと歩いて5分位の所だったのです。

携帯電話があれば大した事ではないのですが、当時は直接の連絡方法がなくしかも言葉が通じない状態です。

いよいよ留学生活スタート!

空港から車に乗った時は完全に疲れていたのですが、安心感とアメリカの風景をゆっくり見る事ができてわくわく感が増してきました。

冬だったのでニューヨークは冬景色だったのですが、辺り一面銀世界でした。

また何時間も景色が変わらない所にアメリカの雄大さを感じました。

英語を話すきっかけに

車の中ではたどたどしい英語ながらも先生が必死に話してくれて楽しかったです。

私は野球のメジャーリーグとディズニーが好きなのですが、それらの話題でも盛り上がりましたね。

言葉がわからなくても「ミッキー」「ホームラン」などの言葉は共通です。英語で文章を作ろうとしなくてもある程度なら通じます。

友達を作る事できるかが心配だったのですが、メジャーリーグ、そしてディズニーなど日本でも言葉が変わらない事を話題にすればいい事に気づく事ができ、学校に着いてから寮で同室のアメリカ人の友達と早速メジャーリーグの話をしていました。

思った以上に盛り上がり、週末そのお友達の両親がニューヨークメッツの試合に連れていってくれたのです。

かなり嬉しかったですし、アメリカに来たのだなと実感する事ができました。ユニフォームと帽子を購入したのですが、それだけで色々な学生、また先生に声をかけられるようになりました。

寮で同室の友達は春学期(この学校は1月〜5月)野球をするとの事だったので、私も一緒にする事にしました。

ただ雪がある間は本格的にはできないので、体育館でキャッチボールをしたり時々先生がバッティングセンターへ連れていってくれました。

野球用語は日本でもあまり変わらないので慣れるのに時間がかからなかったです。

ちょうどこの年野茂投手がメジャーリーグで活躍した時でもあり、日本のプロ野球の話でも盛り上がりました。

こうして野球をきっかけに英語やアメリカ生活に対する不安は一気になくなりました。

アメリカ高校留学体験談まとめ

私のアメリカでの高校留学のスタートはこんな感じでした。

なかなか危なっかしいスタートではありましたがどうにかなるものです、そのときの経験はとても貴重でした。

あなたの海外留学が価値あるものでありますように。