アメリカの大学に進学するための進路の一つとして「コミュニティカレッジから4年制大学に編入する」というルートが広く知られるようになってきました。
なぜこの進路を選ぶのかと言うと、それはコミュニティカレッジの入学条件の低さにあります。
確かにコミュニティカレッジは「英語力が高くなくても入学できる」「高校の成績が良くなくても入学できる」「4年制大学より安い」といったケースは多いです。
実際に多くの情報では、この「コミュニティカレッジから大学への編入」が多く、そして安易に紹介されています。
しかし、実際にそこから4年制大学への(特に多くの日本の学生が夢見るハイランク大学への)大学編入が実現できているか、というと大きな(?)疑問符がつきます。
「なんとかなる」では乗り切れない、編入の現実
4年制大学編入への大きな条件の一つが「コミュニティカレッジでの高い成績(GPA)」です。せっかくコミュニティカレッジに入っても、多くの日本人学生がここで苦労します。
要因として考えられるのは英語力・コミュニケーション能力・適応力の不足など。おそらく「コミュニティカレッジから大学への編入」を安易に勧める情報にも問題があるのでしょう。
アメリカには日本とは桁違いに大学数があるので「編入できるならどんな大学でもOK!」という方なら、あまり成績が良くなくても編入先大学を見つかるかもしれません。
しかし、おそらくこちらの記事をご覧の方は、当然のこととして「一定レベル以上の大学編入」を目指すのではないでしょうか。
今回、iae留学ネットがご紹介する<University Bridge>は、まさに「コミュニティカレッジからよりハイランクの4年制大学への編入を実現させたい」方にとってぴったりのプログラムです。
ハイランク大学への編入を保証する!University Bridgeとは?
University Bridge (ユニバーシティブリッジ) は、カリフォルニア州 (4校) 、ワシントン州 (1校) 、バージニア州 (1校) のコミュニティカレッジで留学生向けに大学編入へのサポートプログラムを提供しています。
規定のGPA(Grade Point Average、成績平均点)で2年間の課程を修了することで、多くの指定大学への3年次編入を保証しています。
Universtiy Bridgeの魅力
University Bridgeの最も大きな特徴は以下の3点です。
- 全米ランキングTop40の4校(ヴァージニア大学#24、UCデービス#33、UCアーバイン#33、UCサンタバーバラ#39)を含む、多くのハイランク大学への編入保証
- 「CollegeCare」~留学生向け、University Bridge独自の大学編入サポートプログラム
- 多くの編入実績(Proven Results)
4年制大学への編入が可能なコミュニティカレッジでの基本的条件は「移行可能な60単位の取得」「編入先大学コースの参加要件(科目履修)を満たす」「GPAは"最低でも"2.0 (4段階) 」といったものです。
コミュニティカレッジ内での上記の条件が高ければ高いほどハイランクの大学編入を実現できる確度は高くなるわけですが、その支援を行うのがUniversity Bridgeです。
編入保証については【TAG制度】というコミュニティカレッジから4年制大学への編入保証制度を利用します。
Transfer Admissions Guarantee (TAG) 制度は、カリフォルニア州で特に知られていますが、コミュニティカレッジを所定の成績・条件で修了することで、200校以上の4年制大学のいずれかに3年生として編入することができます。
編入資格はUniversity Bridgeプログラム在籍中のGPAに基づいて決定されるわけですが、TAGはホストコミュニティカレッジと大学の間で締結された州レベルの協定です。
しかし、TAG制度の申請や条件を満たすことは簡単ではありません。University Bridgeは、TAG申請やそれ以外の大学編入のサポートも行っています。
University Bridgeはこんな方におすすめ
次のような方にUniversity Bridgeをおすすめです。
- 四年制大学・直接入学への出願要件(英語力、GPA)に届かない方
- 全米ハイランク大学への進学を希望する方
- 大学編入を確実に実現させたい方
- コミュニティカレッジからの編入進路の理由が「安価な学費」ではない方(*University Bridgeは4年制大学相当の費用)
- すでに当該コミュニティカレッジに入学&ハイランク大学編入へのサポートが必要な方
University Bridge:編入保証のある大学
編入先の大学によってはUniversity Bridgeのキャンパス(コミュニティカレッジ)が限定される場合がありますが、200以上あるとされる編入保証先の上位の20大学を挙げてみます(#全米ランキング)。
- バージニア大学
University of Virginia (#24) - カリフォルニア大学デービス
UC Davis (#33) - カリフォルニア大学アーバイン
UC Irvine (#33) - カリフォルニア大学サンタバーバラ
UC Santa Barbara (#39) - バージニア工科大学
Virginia Tech University (#51) - ウィリアム&メアリー大学
College of William and Mary (#54) - カリフォルニア大学マーセッド
UC Merced (#58) - サンタクララ大学
Santa Clara University (#63) - カリフォルニア大学リバーサイド
UC Riverside (#76) - UCサンタクルーズ
UC Santa Cruz (#84) - アイオワ大学
University of Iowa (#98) - オレゴン大学
University of Oregon (#109) - ミズーリ大学
University of Missouri (#109) - ジョージメイソン大学
George Mason University (#109) - アリゾナ州立大学
Arizona State University (#121) - ジェームスマディソン大学
James Madison University (#148) - シアトル大学
Seattle University (#152) - ワシントン州立大学
Washington State University (#189) - サンフランシスコ州立大学
San Francisco State University (#204) - ポートランド州立大学
Portland State University (#259)
その他にはPriority Admission(優先出願)が可能な大学としてUCLA (#15) 、UCバークレー (#17) 、UCサンディエゴ (#29) のほか、USC (南カリフォルニア大学) やワシントン大学への合格者歴も出しています。
University Bridgeのロケーション
University Bridgeは、カリフォルニア州 (4校) 、ワシントン州 (1校) 、バージニア州 (1校) のコミュニティカレッジで留学生向けに大学編入へのサポートプログラムを提供しています。
University Bridgeのプログラム運営先コミュニティカレッジ
- カレッジ・オブ・サンマテオ
College of San Mateo - カレッジ・オブ・マリン
College of Marin - サンタモニカ・カレッジ
Santa Monica College - アーバイン・バレー・カレッジ
Irvine Valley College - ショアライン・コミュニティカレッジ
Shoreline Community College - ピエドモント・バージニア・コミュニティカレッジ
Piedmont Virginia community College/PVCC
人気のある専攻分野
ここ近年は理系専攻の分野を希望する方が増えてきました。それでも日本からの留学生にはビジネス、経済学が引き続き人気です。
- Business(ビジネス)
- Economics(経済学)
- Engineering(工学)
- Computer Science(コンピュータサイエンス)
- Communication(コミュニケーション学)
- Sociology(社会学)
- Psychology(心理学)
- Biochemistry(生化学)
- Art & Design(アート&デザイン)
- Statistics(統計学)
出願必要要件について
University Bridgeに出願するために必要な要件(出願必要書類)について見ていきましょう。
University Bridgeの出願要件表
| 学校 | San Mateo | Santa Monica | Irvine Valley | Shoreline |
|---|---|---|---|---|
| 語学力 | TOEFL 56 IELTS 5.5 | TOEFL 45 IELTS 5.0 | TOEFL 52 IELTS 4.5 | TOEFL 61 IELTS 5.5 |
| 高校の成績 | GPA2.0以上(4段階) | |||
| SAT/ACT* | 不要 | |||
| 年齢 | 16歳以上 | 16歳以上 | 17歳以上 | 17歳以上 |
SAT(Scholastic Assessment Test)はアメリカで大学進学をする場合に現地アメリカ人高校生も受験する学力テストで、もちろん問題はすべて英語で出題されます。
読解力やライティングスキル、数学からなるテストで2,400点満点、アメリカの大学直接出願をする場合には受験して高いスコアを取得する必要があります。
(University Bridgeからのスタートであれば表のとおり、不要です)
GPA=2.0は4段階評価。日本の高校成績GPAは一般的に5段階なので、3.0以上あれば問題ないでしょう。
University Bridgeの費用感
コミュニティカレッジの学費は一般的な四年制大学よりは安価になりますが、University Bridgeを利用することで4年制大学と遜色ない費用感となります。
University Bridge(コミュニティカレッジ)での年間費用(概算)
| プログラム 費用 | US$39,750 (うちUniversity BridgeのCollegeCareの内訳:US$19,750) |
|---|---|
| 滞在費用 | US$21,000~US$26,000 |
※2025年12月現在
プログラムは約2年間となりますので、上記費用×2とお考え下さい。
ハウジングはコミュニティカレッジ(ロケーション)によって異なりますが、最も安価なのはShoreline、最も高額なのはSanta Monicaとなります。
あなたの現在の成績や英語力から、どこの大学が狙えるのか。まずは一度ご相談ください。