イギリス留学体験談、ユースモビリティ―スキーム(YMS)での仕事や旅行

偶然、当選してしまったイギリスのワーキングホリデー、ユースモビリティスキーム(YMS)。

私がイギリスに渡航したのはその幸運に恵まれたから。

イギリスに行く予定はなかったものの、今振り返れば留学してよかったと感じています。

そんな私のイギリス・ワーキングホリデー留学体験談を紹介させてください。

イギリスのワーキングホリデー、ユースモビリティスキームで留学した理由

イギリスのワーキングホリデー、ユースモビリティスキーム(YMS)に応募したのは、私がまだオーストラリアでワーキングホリデーをしている最中でした。

ありがたいことにイギリスのワーキングホリデービザは海外から申請ができたのです(例外あり)。

イギリスのYMSの抽選は年に1回のみ、当選枠はたった1000人。

どうせダメだろうとたかをくくって応募したのですが幸運なことに当選、せっかく手に入れた2年間のイギリスでのワーキングホリデービザ。

このチャンスを利用しないとあまりにもったいない、ということでオーストラリアから日本に帰る予定を変更、急遽イギリス・ワーホリ留学行きが決まりましたs。

スタートはウェールズの首都から

誰かと同じ、が好きではない私は最初に渡航する都市として大都市ロンドンではなく、ウェールズの首都カーディフを選びました。

イギリス到着の最初の都市にカーディフを選ぶ人は少なく、基本的に日本人もほとんどいないため英語環境に浸るにはもってこいですし、ロンドンのように排気ガスで空気が汚れていることもなくてとても過ごしやすい街でした。

ウェールズと聞くと田舎と想像する人もいますが、コンパクトな街の中にスーパーや緑と水の豊かな公園、交通機関が集約されていています。

ほどよく自然と人工物が混じり合っていて違和感がなく、ストレスフリーな生活が送れました。

その後、ロンドンで新たな生活を始めることになり、それにともなって身の回りに環境が変化しました。

活気に満ちた沢山の人々、遅い時間まで開いているお店、観光名所の数々。私の新生活は賑わいと便利さに囲まれてスタートしました。

ロンドンもカーディフもそれぞれ違った快適さがあって、田舎と都会のどちらがワーキングホリデー滞在に向いているかは両方体験してみないと容易に判断できないと感じました。

英国滞在中の国内旅行について

カーディフに住んでいる頃にぼろぼろの中古車を買って一人で北ウェールズを周遊しました。

友だちと行くのもいいですが、私には好きなときに好きなことができる一人旅が向いていたので、更に自由度を高めるために車を走らせて宿の予約やプランを立てずに気ままに古城めぐりや美しい海岸線をドライブするのが楽しかったのです。

ロンドンに引っ越してからは南イングランドの海岸線沿いを旅しました。

春の海岸はまだ風が冷たかったものの、町の人々との交流や宿で知り合った異国の人とロープウェイで丘をのぼった先にある古城を探検したり、海辺の町ならではの海鮮料理に舌鼓を打ったりしました。

ワーキングホリデー中の旅の出来事は大切な思い出になっています。

カーディフ、ロンドン、それぞれの都市での仕事について

カーディフにいた頃は街に一軒しか無い日本食レストランでアルバイトをしていました。

この店には必然と日本人が集まるので、いろいろな情報をもらうことができました。

スタッフは半分以上がイギリス人とヨーロッパ圏の人でしたが、親日家の人が多くあまりうまくない英語でも聞き取ってくれて、仕事のペースもロンドンよりゆっくりとしたペースですすめることができたので最初にカーディフを選んだのは正解だったと思います。

ほかに旅行関係の事務職も経験しました。

在宅の仕事でしたが、電車のチケットを発券したりホテルに英語で問い合わせて部屋の空き状況の確認、観光地のツアーガイドなど複数の業務を担当したことで自身のスキルアップにも繋がり、良い経験ができました。

ロンドンではゲストハウスの住み込み管理人をしました。

家賃が無料になる代わりに住み込みでいくらかの業務をこなします。

基本的には土日のお客様の対応、洗濯、アイロンがけ、ごみ捨てなので労力はあまり必要ではなく、設備の整った部屋に住めて日本のテレビ番組まで見れてとても良い環境で働くことができました。

イギリスでワーキングホリデー留学を検討しているあなたへ

せっかく2年間好きなことができるビザを手に入れたのですから積極的に英語を話し、歴史的な建物や遺跡の多いイギリス国内をあちこちうろうろしてみてください。

アルバイトばかりに時間を使わず、イギリスのワーキングホリデー中にしかできないことにチャレンジしましょう、使ったお金は働けば戻ってきますが時間は戻ってきません。

イギリス滞在中に好きなことを好きなだけやるため、貯金は多めに作ってから渡航することをおすすめします。