フィリピン留学体験談、CIP(Clark institute of the Philippines)IELTSコースに2か月参加してみた

英語力を上げるための海外留学ならまずはフィリピンに行くべし、といわれるくらいフィリピン留学が流行しています。

費用が安い、にもか関わらず基本がマンツーマンレッスン、など理由は様々。

ただフィリピン留学に行けば語学力が上がるというわけではありません。

フィリピンに留学している滞在期間はもちろん大切ですが、留学に行く前にどれだけ自分で効果的な準備をしているかでフィリピン留学後の成果が変わってくると思います。

これからフィリピン留学をお考えのあなたに、私の留学体験談をお読みいただき、しっかりと準備を進めてもらいたいと思います。

フィリピン留学でクラークを選んだ理由

私は約2ヶ月間、フィリピンのクラークで語学留学をしてきました。

その中で、短い期間でも飛躍的に英語能力が上がった人もいれば、全然変わらずに帰国した人もいました。

よってここでは、これから留学を考えている方へ私のフィリピン留学の経験と、終わってみてどのような英語の準備や留学期間の過ごし方が効果的かについてご紹介したいと思います。

学校によってプログラム内容は様々と思いますが、私はIELTS特化コースを2か月集中的に受けてきました。

1日の流れとしては先生と生徒1対1レッスンが1日4コマ(1コマ50分)、先生1人と生徒3~4人で行うグループレッスンが2コマ(1コマ50分)でした。

フィリピン・クラークの語学学校CIPの授業スタイル

フィリピン留学ならでは、英語マンツーマンレッスン

このレッスンは先生と生徒が1対1で行うため、自分のレベルに合った内容を先生と相談し構成することができます。私の場合はIELTSでハイスコアをとるために必要な知識、技術を教えてもらいました。

IELTSはあくまで試験ですので、システムを理解するだけでスコアアップが期待できます。

私がこの1対1の授業から学んだことは、リスニングとリーディングで共通した対策は「速読」と「単語力」です。

ライティングではエッセイの構成を理解し、スピーキングではアカデミックな会話構成が大事な点になります。

IELTSに関しては上記のことを徹底的に習いましたが、私が思うこの1対1レッスンで一番大事なことは「話す」ことです。

授業の内容はもちろんですが、留学生活について、世間話などいろいろな分野の会話を積極的に自分から話すことが大切だと思います。

日本人の多くは会話が少ないか、または話したくてもどう話していいかわからない生徒が多いと現地の先生方から言われました。

では、どうすれば「話す」ことができるのか。

フィリピン留学に行ったから初日から話せるようになるわけではありません。

日本でどれくらい話すための勉強、準備をしてきたかがここでは大切です。

授業の中でよくあることですが、わからないことをわからないままで終わらせないために、必要になってくるのが最低限、自分が思っていることをアウトプットすることです。

例えば、

「○○と□□の違いは何ですか? What is difference between ○○and □□」
「やっと理解できました ; I got it / I understand」
「OOがわかりません I don't know why ~」
「この意味ってなんですか? What mean is this? 」

まず、これらは英語で言える準備はしておいたほうが便利です。

授業の中で自分がわからないことを知ることが最も英語の能力を上げる秘訣ですし、先ほども述べましたが、先生と言葉のキャッチボールをするためにこっちが何をどう思っているのかを伝えなくてはいけません。

最近はネットで授業形式の動画がフリーである為、留学に行く前にそれを見て雰囲気や求められそうなことを想定しておくとよいかと思います。

フィリピン留学ならグループレッスンも少人数制

このレッスンは先生1人に対して生徒3~4人で行います。

このレッスンで多いのはあるトピックに対して意見交換、ディスカッションをします。

あるときは、賛成・反対の意見を述べるディべート形式だったりしました。

例えば、

「戦争は悪いことです。でも、こうも考えてみましょう。戦争があるから生活できている人もいます。戦争で使う武器や服を作っている人は戦争がなくなったら職を失いますね。それについてどう思いますか?」

「......」

このような正直今まで理由やどうしたら良いかなど考えたことがなく、答えるどころか自分の意見を持つことができなかったことがあります。

よって、普段から何事にも理由や自分の意見をもつ癖をつけることは大切だと思いました。

また、ディスカッションでは自分の意見を根拠やデータから裏付けて意見を発することが求められます。

例えば、あるテーマに対して、「私はOOと思います」「私はOOといった印象を持っています」と自分の立ち位置を述べます。

次に「なぜなら□□が理由だからです」「最近は△△というデータが出ているからです」と根拠まで述べることが求められます。

また、このグループレッスンでは先ほどの1対1レッスンと違って、生徒がいます。

そのため、他の生徒の意見に対してリアクションをする必要があります。

これは会話の幅を広げる大きなチャンスです。

「私はOO君の意見に賛成/反対です。なぜなら私は△△と考えるからです。」のように話せると活発なディスカッションが生まれ、より会話の数が増えていきます。

このグループレッスンを通して、IELTSのスピーキングテストで必要な論理的に話すことをトレーニングすることができました。

自習時間の使い方

1日のプログラムの終了後は自由時間になります。

私は宿題の他に、1つ自分の中で留学中に継続する勉強をします。私の場合は単語力の向上でした。

必ずといっていいほど、その日初めて知った単語や述語などがあると思います。

その単語の派生語や対照となる語などと組み合わせてまとめていきます。

なぜ留学中にわざわざ単語かというと、単語を覚える時はインパクトが非常に大事だと思うからです。

単語帳を見て覚えるより、留学中に自分が出会った単語は印象強く、覚えやすいと思います。

フィリピン・クラーク留学体験談まとめ

今回の留学ではIELTSへの対策を重点的に教えてもらいました。

この2ヶ月で感じたことは、留学ではとにかく「会話」をすることが一番大切だと思います。

そのために、文法や単語を覚えて準備しておくことが留学前に必要なことだと思いますし、それができていれば、留学を終えた時、英語はかなりレベルアップされていると思います。

留学中の自分をイメージして、今何をやっておくべきかを少し考えてみましょう。