イギリス留学体験談、中学・高校で学んだアメリカ英語との違い

こんにちは、iae留学カウンセラーです。

英語を学ぶための留学先をどこにするべきなのかは、あなたにとって大事な決断のひとつ。

アメリカやカナダ、オーストラリアやニュージーランドといったオセアニアも人気ですが、イギリスでいわゆる伝統的なイギリス英語を勉強してみませんか?

ロンドン市内でも東京のようにわちゃわちゃしていませんし、四季もあり、落ち着いた雰囲気の中で勉強できる環境が整っていることからイギリスはおすすめの国のひとつです。

イギリス留学で私が感じた正直な感想

東京生まれの私の感想としては、イギリスの冬はかなり寒いです。

古い建物が多く、築100年の建築物もザラ、そのため設備工事が出来ない場合が多いようで、暖房設備が充実していません。

海外のバスタブは浅く、そもそもバスタブが無い物件も少なくないことから、寒さが苦手な方にはちょっと辛いかも。

イギリスは交通事情も日本のようにきっちり整ってはいません。

バスや鉄道などのダイヤの乱れは誰も気にせず、地元の方はそういうものだと思っているほど。

日本から来た私達にとっては、比較してしまう分辛く感じる事もありました。

「郷に入っては郷に従え」、イギリスでの留学生活の不便さを知って日本の素晴らしさを知る事が出来るのも事実です。

少しでも早く海外留学生活に慣れるために

日本の一般的な英語の教科書はアメリカ英語寄りですし、日本国内で耳にする英語の大半はアメリカ英語ではないでしょうか?

イギリス英語とアメリカ英語の最大の違いは発音です。

ハリーポッターではそんなに気にならないかも知れませんが、メリーポピンズ、眺めのいい部屋などでは発音がハリウッド映画と異なる事が分かると思います。

ベッカムやエリザベス女王のスピーチも同様です。イギリス留学をする場合には渡航前に少し耳を慣らしておいた方が良いと思います。私の場合、日本でカナダ人の先生に英語を習っていたので、聞き取りは問題無いと考えていました。

イギリス留学開始、でも英語が聞き取れない

しかし、渡英して空港ですぐに入国審査官の言っている事があまり聞き取れず不安になりました。

ロンドン市内は特に地方出身者、ロンドンの下町英語、インド、スリランカ、トルコ人など独特な発音をする方が多いので、単純に「イギリス英語」というものがありません。

慣れるしか無いのですが、もう一度言います、イギリス渡航前にある程度、インターネットラジオやイギリス映画、テレビニュース(オンラインで見ることができます)でイギリス英語に耳を慣らしておきましょう。

私が通ったカレッジのイギリス人の校長先生がアメリカに行った際、ホテルの人に英語で話しかけたにも関わらず「英語でお願いします」と言われたそうです。それほど米語とは音が違うのです。

留学は出発前が大事、イギリスで暮らすための準備をしっかりと

また、少しは英語で自分の事くらいは話せるようにしておいた方が安心です。

通っている語学学校などで「どうやら日本人留学生のようなのだけど、話が通じないから通訳してくれない?」と職員に頼まれる事がありました。

最低限、入学の意志や手続きくらいは自分で出来るだけの英語力は必要です。

留学サポート会社にお願いしてしまえば済む事かもしれませんが、知らない土地に住む訳ですし、身を守る為、事件に巻き込まれない為にも最低限の語学勉強をしてからのイギリス渡航をお勧めします。

最近は留学サポートの会社や英語学校では留学対策コースなどもあるようなので、積極的に活用して欲しいと思います。

イギリス留学前にイギリス英語に慣れておく事で、語学習得のスピードが格段に違ってきます。

時間を無駄にしない為にも、効率よく学ぶ為にもイギリス留学前の準備は本当に大切です。

習った事と違う!

日本の中学校や高校で学英語はアメリカ英語と言いましたが、学校で習ったにもかかわらず、同じ「英語」が通じない事もあります。

私の場合、語学学校で先生に「間違っていないけれど、どこでそんな古臭い文法を習ったのか?」と聞かれる事があってショックを受けました。

何かを話そうとするたびに頭で英語の文法を組み立てていては話にならないので、日本の学校で習った英語はひとまず置いておこう、と決めました。

また単語や文法もイギリス英語とアメリカ英語では異なります。

1階と2階、地下道と地下鉄、Do you haveを使う人はまずおらず、Have you gotを使うなど。

基本的な表現方法の違いはあらかじめ準備をしておいた方が生活しやすいです。

Oh dearをやたらに使い、他の英語圏の国とは言い回しも異なります。

言い回しは、その国の文化と共に覚える事ができますよね。イギリスではお天気の話を良くしますし、天気に関する単語も多いです。

私が知る限り多くのイギリスの語学学校の教師は補足として「イギリス英語だとこのように話しますが、アメリカではこう表現します」と教えてくれました。

帰国してからも大いに役立つ知識ですし、知っている事で何処に行っても困りません。

英語を学ぶってとても楽しい!

イギリスの文化と英語は非常に興味深く米語を学校で習っていた日本人には新鮮に感じるのではないかと思います。

ハリーポッターの国、食事が美味しくない国という事だけでなく、魅力が沢山詰まったイギリス留学を多くの方に体験してください、きっとあなたの価値観が変わります。

何を学ぶ事が日本で役立つか

英語はただの言語です。

帰国後に活用させる為にはディスカッション、プレゼン力、交渉力が重要で、どんどん意見が言える欧米型の性格を自分に取り入れる必要があります。

交渉力は、不便な海外で生きていく上で幸か不幸か、自然に身につきます。

なかなか自分の意見を主張しない、またはできない日本社会で自己主張ができることは非常に大きな強みになりますが、日本は謙遜を美徳とする国でもあること(日本人なので説明するまでもないとは思うのですが)を忘れないようにしましょうね。