【修士課程】オーストラリア最古の名門大学、シドニー大学でエンジニアリングを学ぶ

今回はシドニー大学の人気学部紹介第四弾として、エンジニアリング学部(工学部)についてご紹介致します。

シドニー大学は世界有数の名門大学ですが、卒業生の雇用適正ランキングでは、世界第4位と卒業後の就職に大変強い大学です。

それを裏付けるように、世界有数の名だたる企業と共同プロジェクトを行っており、学生達は最前線で活躍している優秀なビジネスマン達と交流し、人脈を築ける機会が得られます。

将来、世界を舞台に活躍したいとお考えの大学3、4年生、社会人の皆様はぜひご参照ください。

シドニー大学とは?

シドニー大学(The University of Sydney)は、1850年設立オーストラリア最古の名門大学です。最新の2026年QS世界大学ランキングでは25位、オーストラリア国内では3位というオーストラリアを代表する大学の1校です。

オーストラリア歴代首相やノーベル賞受賞者、最高裁裁判長などを輩出しており、QS世界大学ランキング卒業生の雇用適正ランキングでは、世界第4位にランクインしています。

シドニー大学のエンジニアリング(工学部)の特徴

シドニー大学のエンジニアリング学部は、2025年QS世界学部別ランキングでも高い評価を得ています。

工学&テクノロジー 60位

同大学は、技術移転、業界のリーダーシップ、商業化の確かな実績を持つ「研究集約型教育機関」です。

エンジニアリング学部の研究活動は、航空宇宙、生物医学、燃焼、加工および製造、設計、ロボット工学、電子工学、ネットワーク、無線および衛星システムなど、幅広い分野に焦点を当てています。

エンジニアリング学部コース一例
  • Master of Engineering (Software Engineering /ソフトウェアエンジニアリング)
  • Master of Engineering (Fluids Engineering / 流体工学)
  • Master of Engineering (Civil Engineering /土木工学)
  • Master of Engineering (Power Engineering /  電力工学)
  • Master of Engineering (Electrical Engineering / 電気工学)
  • Master of Engineering (Structural Engineering / 構造工学)
  • Master of Engineering (Mechanical Engineering / 機械工学)
  • Master of Engineering (Biomedical Engineering / 生体医工学)
  • Master of Engineering (Geomechanical Engineering / 地質力学工学)

今回は上記の中から、近年特に需要が高まっているMaster of Engineering (Software Engineering / ソフトウェアエンジニアリング) をピックアップして詳細をご案内します。

Master of Engineering (Software Engineering) コースについて

このプログラムでは、ソフトウェアエンジニアリングの専門技術知識を習得することができます。

戦略や設計からコーディング、品質、管理に至るまで、ソフトウェア制作のあらゆる側面をカバーする、ソフトウェアエンジニアリングの専門的な技術知識を学習します。

今後、管理職への昇進を目指す方や、スキルの専門化を求めている方に大変適した工学修士号コースです。

授業内容について

Master of Engineering (Software Engineering)では、合計72単位学習します。

1年次(1学期目)
必須科目
  • Entrepreneurship for Engineers
    エンジニアのためのアントレプレナーシップ(6単位)
  • Sustainable Design, Engineering & Management
    サステイナブルデザイン、エンジニアリング&マネジメント(6単位)
選択科目Specialist Units (専門ユニット)
※51科目の中から2科目(12単位分)選択
1年次(2学期目)
必須科目
  • Safety Systems and Risk Analysis
    安全システムとリスク分析(6単位)
  • Project Process Planning and Control
    プロジェクト・プロセス・プランニングとコントロール(6単位)
  • Research Units
    研究ユニット(6単位)
  • Specialist Units
    専門ユニット(6単位)※51科目の中から1科目選択
2年次(1学期目)
  • Specialist Units
    専門ユニット(18単位)※51科目の中から3科目選択
  • Research Units
    研究ユニット(6単位)

Specialist Units (専門ユニット) 一例:

  • Applied Finite Element Analysis
    応用有限要素法
  • Spacecraft and Satellite Design
    宇宙機と衛星の設計
  • Energy and the Environment
    エネルギーと環境
  • Applied Safety Systems and Risk Analysis
    応用安全システムとリスク分析
  • Risk Management Analysis
    リスクマネジメント分析
  • Computational Fluid Dynamics
    計算流体力学
  • Advanced Fluid Dynamics
    流体力学特論
  • Engineering Tribology
    トライボロジー
  • Advanced Control and Optimisation
    高度な制御と最適化
  • Crash Analysis and Design
    衝突解析と設計

入学条件・学費について

エンジニアリング学部の基本情報は以下の通りです。

コース名Master of Engineering (Software Engineering)
期間1.5年間
入学時期2月、8月
学費AU$57,900/年間(※2025年12月現在)
英語条件IELTS Overall 6.5(各セクション6.0)以上
学力条件エンジニアリング関連の学部卒、GPA2.6以上

本コースの詳細、内容がよりが分かる動画


よくある質問(Q&A)

Q1. 改めてシドニー大学のソフトウェアエンジニアリングの強みを教えてください。

シドニー大学は、コンピューターサイエンスと情報システム分野ではオーストラリア1位、世界36位(QS世界大学分野別ランキング2025)です。

そのため、シドニー大学では最先端の研究と学生の学習をサポートするために、新しいエンジニアリングおよびテクノロジー地区に 2 億ドル以上を投資しました。そして、1,200 以上の業界、非営利団体、政府パートナーとの提携があるため、学生は卒業前に実際の職務経験を積むことができます。

Q2. 日本の大学での専攻が工学ではありませんでしたが出願可能ですか?

はい、スタディープランの組み合わせ次第で出願可能です。工学以外の学部から応募をご希望の場合には、シドニー大学で開講しているGraduate Diploma in Engineering 、またはGraduate Certificate in Engineering を65%以上の成績でコース修了することで入学可能となります。

Q3. 卒業生はどんな進路に進んでいますか?

ソフトウェアエンジニア分野で幅広い職種に進む学生が多い傾向にあります。具体例としては、Software Engineer、Full-stack Developer、Cloud / DevOps Engineer、AI/ML Engineer(選択科目次第)、Systems Architectなどがあげられます。

シドニー大学への進学に関するご相談はiae留学ネットまで

オーストラリア最高峰のシドニー大学エンジニアリング学部では、航空宇宙、生物医学、製造、設計、ロボット工学、電子工学、ネットワークなど、幅広い専門分野の専門知識を世界レベルで身に付けることができます。

なお、iae留学ネットはシドニー大学の日本正規代理店のため、進学に関するご相談から出願のお手続きまで、無料でご案内させていただいております。

ご自身のバックグラウンドで出願が可能か、どのコースが自分に合うか...など、ご興味がおありの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。