社会人になってから仕事を辞めてカナダでワーキングホリデー

社会人の方が留学をするまでって、何かと考えなければいけないことが多いですよね。

私も社会人になってから留学したのですが、学生時代は英語が苦手で「将来海外で働けたら良いな~」位にしか思っていませんでした。

そんな私がワーキングホリデーを利用してカナダ留学をするまでに、悩んだり重要視したりした点など、私の留学体験談とともにご紹介いたします。

これからワーキングホリデーを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

英語が苦手な私が留学を決めたきっかけ

中学生の頃は英語が得意なほうだったのですが、高校に行って関係代名詞や関係副詞が出てきてからは、ちんぷんかんぷん。赤点ギリギリの悲惨な点数を取っていました。

いつの間にか英語が苦手科目になってしまっていたので、留学なんて考えることもなく大学時代を過ごし、新卒で就職しました。社会人になってから英語を使う機会もほとんどなく、英語とは無縁な環境で生活していました。

しかし、社会人になってしばらくして「今留学に行かなかったら絶対後悔する!」と思うタイミングがあり、留学を真剣に考えるようになりました。今思い出してみると中学生の頃、海外旅行へ行き「私、将来海外に住みたい。海外で働きたい。」と思ったのもきっかけですね。

カナダワーホリの決め手は?

当時の私がカナダ留学で重要視していたのは、①持っている貯金で出来るだけ長く滞在する②英語を学ぶのに適した環境に身を置く、の2点でした。

この2点を軸に検討した結果、まずは現地で収入を得られるワーキングホリデーが使える国の中から留学先を選ぶことにしました。調べてみるまで全くしならなかったんですが、ワーキングホリデーっていろんな国でやってるんですね。

イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド...。英語圏だけでも5か国もあり悩みましたが、英語を学ぶのに適した環境に身を置くためにも、あまり楽しくなさそうなカナダへ行くことにしました。(あまり楽しくなさそうな場所の方が、勉強することに集中出来そうかなと思ったんですよね...。)

そもそもワーキングホリデーとは?

そもそもワーキングホリデーって何?と思った方。私も留学を考えた時には知らなかったので、簡単にワーキングホリデーについてご説明します。

ワーキングホリデーとは、ビザの種類の一つ。カナダ以外にもワーキングホリデーで渡航出来る国はありますが、それぞれの国で制度がやや異なります。

カナダのワーキングホリデーの特徴

  • ビザ取得は抽選式
  • 滞在は最長1年間可能(期間の延長は不可)
  • 学校へは最長6ヶ月通える
  • 18歳以上31歳未満の方が申請可能
  • 現地での就労が可能

言ってしまえば、1年間何でも出来ちゃう特別なビザです。

半年間通った語学学校を選んだ理由は?

先にお話ししたように、カナダのワーキングホリデービザでは、最長半年間(6か月間)学校に通うことが出来ます。

私はとにかく英語力を伸ばしたかったので、迷わず半年間語学学校に申込みました。カナダにはたくさんの語学学校があるので学校選びは迷いましたが、とにかくしっかり学べる学校を探していたので、2週間毎にプレゼンを行う、校内は母国語禁止の、中規模な学校を選びました。

日本人の学生も一定数いましたが、母国語禁止ルールがあったおかげで、日本人同士でも英語で会話をしていました。日本人が少ない学校を希望する方多いですが、主要英語圏はやはりどこも一定数居ますので、母国語禁止ルールがある学校がおすすめです。

学校はとにかく楽しかったです。見知らぬ土地、知り合いもいないところからスタートなので、学校は友達を作る絶好の場所だと思います。留学を通して色んなコミュニティで友達が出来ましたが、語学学校で出会った友達が一番仲良かったです。放課後に遊びに行ったり、誰かの家でホームパティ―をしたり。語学学校での思い出が多かったように思います。

周りのワーホリ使って来ている子たちは、ほとんどが2ヶ月ほどの通学でした。半年も通う予定の私は、ワーホリ出来てるのに学校通うの長すぎると言われましたね...。でも実際は、2ヶ月経った頃が英語にも慣れてきて伸びやすい時期ではあるので、皆んなもう少し通いたいと言っていたり、帰国前に学校に通い直す人もいました。私は最初一般英語コースから始めて、上級クラスに到達してから、IELTS対策コースへと移動しました。

ワーホリの目的として、英語力向上が大きい方は、少しでも長く学校に通うことをお勧め致します。

苦労したけど最高の経験だったカナダ就労

先にお話ししたように、ワーキングホリデーでは就労が出来ます。現地で働いてお給料を得られます。

色んな職場を経験したかったので、掛け持ちして複数のお仕事をしてました。ヘアサロンの受付や、レストラン、留学エージェントなど。

中でも一番大変だったのが、レストランでのお仕事です。ノースバンクーバーというあまり留学生が居ないエリアで、韓国出身のカナディアン経営のレストランでサーバーのお仕事をしていました。お客さんもスタッフも日本人はほぼ居なくて(カナダの大学に通っている日本人の子が、たまに働いていましたがほとんど会うことはありませんでした...。)

※下のマップで赤く囲まれている場所がノースバンクーバーです。

カナディアンのお客さまと韓国人カナディアンに囲まれて働きました。英語が思うように通じずに、怒られることもしばしば。韓国語が分からずに孤独を感じることもありました。が、辞めずに続けて良かったと思います。

英語も確実に伸びましたし、カナダはチップの制度があるので、良いサービスが出来たときはチップが良かったり。辛いことの方が多かった分、強くなれた気がします...。笑

お仕事を探す上で、「英語力」は欠かせません。英語力があるかで、得られるお仕事の数や幅は広がります。そのためにも、まず初めは語学学校で英語力をしっかりとつけることが大切ですね。

カナダのワーホリまとめ

見本になるようなかっこいいワーホリ経験では無いかもしれませんが、私は大満足しています。最初は消去法で選んだカナダでしたが、1年住んでみてもっと長く居たいぐらい気に入りましたし、何より生活しやすい場所だと思います。

社会人になってからの留学、「遊びに行くの?」と言われたこともあります...。笑 今後の将来に迷っていた時期でもあったので、海外へ行って何か見つかるのだろうか、果たして英語力は身に着くのだろうか、と出発前は不安でした。

しかし、目的意識を持ちながら過ごせば必ずプラスになる経験を得られるはずです。私は留学を通して、現在の仕事【留学カウンセラー】として働きたいという目標が見つかり、英語力も思っていた以上に伸びました。

何より、留学を通しての出会いや、チャレンジしたこと、辛かったこと、全てが貴重で、日本に居たら出来なかったことや味わえなかった経験をたくさんしました。

これからワーキングホリデーをお考えの社会人の方へ

今、留学カウンセラーとして皆さんにアドバイスさせて頂く中で、留学を計画する上で何が優先事項かを考えてみるようにお伝えしています。

1年間のワーホリビザ、どう使うかはあなた次第です。私みたいにワーホリに行くまでいろいろ悩むと思いますが、まずは行動に移してみることで新たな気づきや発見があります。

そんな時には、留学プランニングのプロにお気軽にご相談ください。日本帰国後の将来を見据えたワーホリプランをご提案いたします。