【2024年度版】ニュージーランド留学ビザの必要書類や申請方法 学生ビザ完全ガイド

ニュージーランド(NZ)への渡航・就学する学校が決まったら、次に考えるのが渡航に必要なビザの手続きです。

原則、ニュージーランドで3ヶ月以上の就学(ワーキングホリデーの場合は6ヶ月まで就学が可能)をする場合、学生ビザの取得が求められます。

一件、難しそうに思える学生ビザの手続きですが、提出が求められる書類や申請方法をきっちり把握し、フォームに記載漏れやミスがないよう丁寧に作成すれば、手続き費用を支払い第三者に委託することなくご自身で申請いただけます。

最新情報(※2024年2月時点)

日本国籍の方は、日本国が結核の低発生国リストに加入されたことにより、移民局指定の医療機関によるレントゲン検査が必要なくなりました。

※ただし、過去5年間の間に3ヶ月以上結核の低発生国リストに入ってない国に滞在したことがある場合は、指定の医療機関によるレントゲン検査が必要になります。

なお、本コラムに掲載のあるビザ情報は2024年2月現在のものであり、ニュージーランド国移民局のサイトの情報を参考に作成しておりますが、査証発給要件や査証の規定などは変更となる場合がございます。最新のビザ情報は、移民局サイトまたは、ニュージーランド大使館サイトをご確認ください。

ニュージーランドの学生ビザの特徴

ニュージーランドの学生ビザには以下の3つの特徴があります。

3ヶ月以上の就学

基本、就学期間が3ヶ月以上のフルタイムコース(週20時間以上)を受講する場合には、学生ビザの申請が必要です。

学生ビザは就学する学校と受講するプログラムに紐づいた形で発給されますので、就学できる教育機関は原則、学生ビザを取得した機関のみとなります。

なお、3ヶ月以内の就学の場合は、学生ビザを取得する必要はありません。その場合は、NZeTA申請をします。

アルバイトが可能

NZQAカテゴリー1に登録されている語学学校にて3か月以上(14週間以上)のフルタイムでの就学、または、専門学校・大学などの高等教育機関で学生ビザを取得した場合、週20時間以内であればアルバイトを行っていただけます。

また、ビザの規定によっては、夏休みなどのHoliday期間中であれば、時間に制限なくフルタイムでアルバイトを行うことも可能です。

90%の出席率を保持しなければならない

学生ビザでNZに滞在する場合、同国での滞在の最大の目的は就学です。そのため、原則、90%の出席率が求められます(なお、風邪をひいたなどの理由で授業を欠席しなければならない場合は、必ず学校にその旨を伝えましょう)。

学生ビザ申請方法

学生ビザの申請方法は以下3種類あります。

  1. オンライン申請
  2. 窓口申請
  3. 郵送申請

近年では①のオンライン申請が主流になってきました。
なお、オンライン申請はニュージランド移民局へ直接の申請となります。

窓口申請及び郵送申請は、ニュージーランドビザ申請センター(VFS Global運営。- Immigration New Zealand [NZ移民局] とパートナーシップを結ぶ民間機関)が代行しています。

申請料

  • オンライン申請: 0円
  • 窓口・郵送申請: 申請料0円、ビザセンターサービス料6,400円、パスポート郵送返却料1,980円

査証発給までにかかる期間(目安)

申請はコースの始まる約2ヶ月前を目安に行ってください。 申請の受付後、書類等に不備がなければ通常3週間後にビザが発行されます。
年末年始は非常に混み合うため、ビザ発行までの所要日数は年末年始閉館日を除く4週間となります。

学生ビザ申請に必要な書類

  • デジタル写真(6 ヶ月以内に撮影。肩より上の顔写真)
  • パスポートのカラーコピー(写真があるページの見開き。就学予定期間+3ヶ月の残存期間が必要)
  • 入学許可書(Offer of Place)
  • 学費の領収書
  • 英文の残高証明書(発行1 ヶ月以内)
    ※生活費・往復の航空券代・滞在期間をカバーする海外留学保険料を合計した金額の証明が必要
    ※必要となる生活費の金額はNZ$20,000(1年間)あるいはNZ$1,667(月額)で計算
    ※申請者本人名義の銀行口座でない場合は所定フォームの提出が必要
  • 英文の犯罪経歴証明書(18歳以上で、ニュージーランドでの滞在期間が2年を超える場合)

※ビザ申請時には提出の必要はありませんが、その他入国時には滞在期間をカバーする海外留学保険などの英文の加入証明書が必要になります。

学生ビザ申請の流れ

こちらでは申請方法①オンライン申請についてご案内します。

Step1 : 学校に申し込む

学校に申し込みをします。入学許可書と請求書が届いたら学費の支払いをします。
ビザ申請には、入学許可書や学費の領収書などが必要になります。

また、通常ビザの有効期限は、学費を支払った期間と同じになります。

Step2:ビザ申請必要書類の準備

ビザ申請に必要となる書類を用意します。必要書類は、アカウントからアップロードする流れとなります。

Step3:RealMeアカウントを作成

移民局サイトで、RealMeアカウントを作成します。

  • メールアドレス:ビザ申請で使用するメールアドレスを入力後、送られたきたコードを入力して、メールアドレスが使用可能であることの確認をします。
  • ユーザー名:4文字以上
  • パスワード:8~64文字 (大文字、小文字、数字、記号を最低3つ組み合わせること)

※最新情報(2024年2月時点)

レントゲン検査は不要となりました。
ただし、過去5年以内に3ヶ月以上継続して肺炎リスクの高い国に滞在していた場合には、レントゲンが必要になります。(必要な場合は、移民局から通知があります)

Step4:ビザレターを受信

ビザ申請が許可されると、メールが届きます。
発給されたビザレターはプリントアウトして、パスポートと一緒に保管してください。

まとめ

ニュージーランドの学生ビザ申請は、学費のお支払い後に教育機関から発行される「学費の領収書」がそろい次第申請可能となります。

それまでに、その他ビザ申請に必要な書類を前もって把握しておき、余裕をもって申請手続きを行いましょう。

なお、現在主流のオンライン申請を選択される場合には、ご登録されるメールアドレスの入力を間違えないように注意してご記入ください。

※アドレス間違いで、ニュージーランド移民局からのメールが来ず、その後の復旧に時間を費やしてしまう傾向があります。