ロンドン近郊のリーズナブルなNew University、ベッドフォードシャー大学への進学方法

これまでいくつかの留学コラムでイギリスの新しい大学「New University」を取り上げてきましたが、今回はロンドンの近郊の市、ルートンに位置するベッドフォードシャー大学(University of Bedfordshire)を紹介します。

ロンドンにある大学は名門系か否かに関わらず学費が高めですし、ロンドンだけに滞在生活費も他の地域より掛かります。

一方、ロンドン中心部から北西に約55kmの距離(電車で40-50分)のエリアで、且つNew Universityということであれば学生&滞在生活費共に抑えることができますし、週末にはロンドンまで遊びに行ける距離間というのはなかなか魅力的なのではないでしょうか。

ルートン(Luton)

ロンドンには6つの国際空港がありますが、そのうちの4番目に多い旅客数が利用するのがルートン空港です。ロンドンから北西55kmの位置にあるベッドフォードシャー州の自治区で、電車やコーチバスなど豊富なアクセス手段があります。

美しい自然が楽しめる複数の公園や古くからの城壁跡、美術館・博物館などこじんまりとした街で、安定した治安や物価の中、落ち着いて留学生活を送ることができるでしょう。

ベッドフォードシャー大学の基本情報

それではまず、ベッドフォードシャー大学についてご紹介いたします。

ベッドフォードシャー大学(University of Bedfordshire)

ベッドフォードシャー大学は、1882年の教師養成学校を経て1993年に前身のルートン大学として大学のステータスを与えられ、その後2006年にデモントフォート大学のベッドフォードキャンパスと合併して現在のベッドフォードシャー大学に改名されました。

現在は国内外に複数のキャンパスを開設していますが、メインキャンパスはルートンとベッドフォードにあります。

現在の総学生数は大学・大学院合わせて約24,000人。留学生比率は高めでルートンの町自体が多様性・多分化を感じて生活できます。

キャンパスの場所紹介

ベッドフォードシャー大学のメインキャンパスはルートンとベッドフォードの2カ所にあります。ルートンキャンパスは町の中心部にあり、STEM専門の棟、7階建てのライブラリー、大学院&CPDセンターを始めとする近代的な施設が整っています。

これらには、メディア アート センター、ムート コート、ビジネス ポッド、ヘルスケア シミュレーション スイート、キャンパス ジム、指定されたファッションおよび写真スタジオを備えた3階建てのアート スタジオが含まれます。

一方ベッドフォードのキャンパスは、ベッドフォードの町の中心部とローカル施設の近隣にあり、大学キャンパスと町の中心部を結ぶバスサービスも提供しています。

キャンパスでは2012年のオリンピックで選手を訓練するために使用された体育およびスポーツ科学センターと、280席の劇場、ダンス スタジオ、レストラン、学生用の社交スペースを備えたベッドフォード キャンパス センターがあります。

セールスポイント

新規大学であるNew Universityであること、そして実学中心の教育を推進していることからTimesやGuardian、QSといった主要なメディアによる大学ランキングでは必ずしもハイランクではないのですが、ビジネスやメディア、アート&デザイン、教育、スポーツ科学、ヘルスケアなどキャリア直結の専攻を希望している方で、ロンドンに近く、インターンシップ斡旋や就職率に強く、周辺の治安や学費が良好な大学をお探しでしたらちょうど条件に当てはまるのではないでしょうか。

ベッドフォードシャー大学の様子を動画で見てみる


キャリア教育とインターンシップに強い大学、人気の学部・専攻を紹介します

ベッドフォードシャー大学の主なランキングや専攻分野は以下の通りです。

主なランキング

  • Times University Guide (2023年) 128位
  • Guardian (2023年)121位

主な専攻分野

  • Psychological studies(心理学)
  • Journalism with languages(ジャーナリズムと言語)
  • Interactive digital technologies(インタラクティブ・デジタル・テクノロジー)
  • Computer security and forensics(コンピュータセキュリティとフォレンジック)...など

日本人留学生がベッドフォードシャー大学に進学するには?

ベッドフォードシャー大学への進学方法として、主に直接入学とファウンデーションコース経由での入学の2通りがあります。ここではそれらについてご紹介いたします。

ベッドフォードシャー大学に直接入学

ベッドフォードシャー大学の大学学士課程、大学院修士課程に直接入学のための出願をします。入学時期は基本的に9月のみ。

大学学士課程は3年制ですが、日本の高校卒業者では大学1年次に直接入学が出来ないため、留学生用進学準備プログラムであるファウンデーションコースにまずは入学、2年次への進級を目指すことになります。

イギリス大学の公式出願窓口UCASを通し、または大学独自の出願フォーマットを通して出願します。一方、大学院修士課程には、日本の大学卒業者であれば直接出願が可能ですが、共通する専攻の好成績や推薦状、エッセイなど出願の難易度は高くなります。

ファウンデーションコースから大学学士課程に進学

ベッドフォードシャー大学については大学学士号を目指す方のための「International Foundation」が開講されており、1年次への進級するために専攻分野の基礎、アカデミック英語、スタディスキルを修得します。出願はベッドフォードシャー大学の出願システムを通して行います。

大学院修士課程に進学

ベッドフォードシャー大学院への出願要件を満たす場合は、直接出願が可能です。多くの修士号プログラムの期間は1年間。出願はベッドフォードシャー大学の出願システムを通して行います。

プレマスターから大学院修士課程に進学

ベッドフォードシャー大学院への出願要件を満たさない場合(専攻が異なるetc)は、大学院進学準備コースプレマスターを経由して進学できる場合があります。大学院に進学するために必要な専攻の履修、スタディスキル・リサーチスキルを修得します。出願はベッドフォードシャー大学の出願システムを通して行います。

主な出願必要書類

出願には以下の書類が必要となります:

  • パスポート
  • 最終学歴卒業証明書
  • 最終学歴成績証明書
  • 志望動機書
  • 推薦状
  • レジュメ
  • ポートフォリオ/作品提出(専攻分野による)

ベッドフォードシャー大学入学に向けたパスウェイプログラムへの出願に必要な要件

ファウンデーション(パスウェイ)プログラムへに出願に必要な条件は、以下をご参照ください。

大学学士課程への出願要件

  • UKVI Academic IELTS overall score of 6.0 with minimum 5.5 in each element
  • 最終学歴好成績

大学院修士課程への出願要件

  • UKVI Academic IELTS overall score of 6.0 with minimum 5.5 in each element
  • 共通する大学学士号(好成績)

ベッドフォードシャー大学の学費は?

プログラムにより異なりますが、ビジネス系プログラムを参考にしてみて下さい。

大学学士課程

Business Administration
 (International Business) BA (Hons)(3年間)
年間14,900ポンド

大学院修士課程

Accounting and Business Finance MSc(1年間)14,600ポンド

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ベッドフォードシャー大学進学は他大学よりも要件は緩やかですし、「ロンドン近郊」「リーズナブルな学費」「キャリアに直結する実学教育」という条件にヒットする方がいましたら是非ご検討ください。

海外進学は高いハードルがあるように思えますが、語学力、成績が少し足りない留学生のための道、パスウェイがあります。

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