留学を計画するうえで、滞在先をどうするか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
学びの質や現地での生活満足度を大きく左右する要素であるにもかかわらず、ホームステイ、学生寮、アパート…それぞれに魅力があり、迷ってしまう方も少なくありません。
特に、大学生や社会人の方にとっては、留学するときの年齢やその時の生活スタイル、留学目的によって「快適」と感じる環境が異なります。
このコラムでは、代表的な3つの滞在先スタイル「ホームステイ」「オンキャンパス寮(学生寮)」「オフキャンパスレジデンス・アパートメント」について、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく比較します。
自分の性格や留学の目的に合った滞在スタイルを選び、充実した留学生活をスタートさせましょう!
留学タイプによって、選ばれる滞在スタイルは変わる
実は、どの滞在方法が合っているかは、留学の目的や期間、生活スタイルによっても大きく変わってきます。
以下に、代表的な3つの留学タイプと、それぞれで選ばれやすい滞在スタイルの傾向をご紹介します。
※ご入学する学校によってご案内している滞在方法が異なるケースもありますで、ご注意ください。
語学留学(短期〜中期)
「語学習得」や「英語力向上」が目的の語学留学では、ホームステイが人気です。
特に初めての海外生活という方にとっては、現地の家族と一緒に暮らすことで、安心感を得ながら実践的な会話力を身につけられるのが魅力です。また、なかなか触れることのできない「現地の文化」にも触れることが出来る点で、様々なことを吸収できるでしょう。
一方、社会人の方で、よりプライベートを重視したい場合には、語学学校が提携しているレジデンスやアパートメントを選ぶケースも増えています。
この場合ですと、キッチンやシャワールームは共用で、寝室が1人部屋/2人部屋で選べるケースが多いです。現地の文化に触れるというよりかは、「同年代の留学生との交流」が可能になるので、現地でのコミュニティを広げたい人にもおすすめです。
海外進学(大学・専門学校への正規入学等)
海外で長期にわたって大学・大学院へ留学する場合、最初の1年はオンキャンパス寮を利用し、その後に大学付近のアパートメントに引っ越すという流れが一般的です。
寮生活は、現地の学生や他の留学生とつながりやすく、入学初期の生活に慣れることができます。
長期留学の場合、生活コストや自由度を重視して、最初の数か月はホームステイで、途中から自炊可能なオフキャンパスアパートへ移る人も多く見られます。
学部履修留学(休学留学)
大学在学中に1年間の休学留学をするケースでは、オンキャンパス寮や学校付近のオフキャンパスレジデンスを選ぶ方が多いです。
大学が提供する寮であれば、留学生向けのサポートも充実しており、大学施設や図書館へ簡単にアクセスできます。
ただし、費用面を少しでも抑えたい、現地の文化に深く触れたいという理由からホームステイを選ぶ学生も近年増えています。
滞在先比較!ホームステイ vs オフキャンパスレジデンス vs オンキャンパス寮
ここからは、どの留学形態でも1度は選択肢としてあがる3つの滞在方法に注目していきましょう。それぞれのメリット・デメリットを整理してみましたので、滞在先を選ぶ際に参考にしてくださいね。
1. ホームステイ
メリット
- 現地の文化や生活を体験できる
現地の家族と一緒に生活するため、日常生活を通してリアルな文化に触れることが出来ます。 - 語学力が伸びやすい
英語での会話が日常的に発生するため、実践的な語学力が身につきやすいです。 - 安心感がある
食事付きで、生活のサポートを受けられるため、留学初心者にとって心強い環境です。
デメリット
- 生活スタイルの自由度が低い
各家庭ごとに生活ルールがある場合もあり、自由に行動したい人には窮屈に感じることも。 - 合う・合わないがある
ホストファミリーとの相性によって、快適度が大きく変わる可能性があります。 - 立地の問題
学校までやや距離があることもあり、通学に1時間ほどかかる場合があります。
2. オフキャンパスレジデンス・アパートメント(学生用アパート)
メリット
- プライバシーが確保される
1人部屋の寝室やレジデンスによってはバスルーム付きの部屋もあり、自分のペースで生活できます。キッチンやシャワールームが共有で、寝室は1人部屋のケースが多いため個人の時間をしっかり確保できます。 - 生活スキルが身につく
自炊や掃除など、独立した生活を通して自立心が養われます。 - 自由度が高い
外出や友人の訪問などに制限が少なく、自分のスタイルで過ごせます。また休日なども自分のぺースで過ごすことが出来るでしょう。
デメリット
- 初期費用や生活費が高め
共有のキッチンなどで使用する生活用品などは自分自身で準備が必要。光熱費も自己負担や、家賃に含まれている場合が多いです。 - 孤立しやすい
一人暮らしに近いため、人との交流が少なくなる可能性があります。 - 安全面に注意が必要
レジデンスやアパートメントによっては学校からやや離れているな場所も。地域によっては治安の確認が必要で、自分でリスク管理をする必要があります。
3.オンキャンパス寮(学生寮)
メリット
- 通学が便利
キャンパス内または徒歩圏内 (約10分ほど) にあるため、通学時間を大幅に短縮できます。 - 友達を作りやすい
同じ目的で留学している学生や現地学生と生活を共にするため、交流の機会が多くあります。現地学生と交流したい方や、留学生とのコミュニティを広げたい方にピッタリ。 - 学校のサポートが受けやすい
学校に近いこともあり、緊急時に学校側の対応を受けやすく、安心です。
デメリット
- 騒音やプライバシーの問題
ルームメイトや隣人による騒音などでストレスを感じることもあります。 - 自由度が限定的
寮の規則(門限、ゲストの制限など)がある場合があります。 - 費用が高めなことも
基本的には自炊をする学生も多いため、食事付きを希望した場合には費用が割高になるケースがあります。
自己診断チェックリスト:あなたに合う滞在スタイルは?
ここからは実際に自分に合った滞在先を見つけていきましょう。
各質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください!「はい」が多かった選択肢が、あなたに合っている可能性が高い滞在方法です。
【A】ホームステイ向き?
- 現地の生活や文化に深く触れたい
- 日常会話を通じて語学力を伸ばしたい
- 生活面でサポートがあると安心
- 食事付きの方がありがたい
- 費用面をなるべく抑えたい
→「はい」が多い方は:ホームステイがおすすめ!
【B】オンキャンパス寮(学生寮)向き?
- 通学時間をできるだけ短くしたい
- 友達をつくりやすい環境がほしい
- 大学のサポートを受けられると安心
- 現地学生や留学生との交流も楽しみたい
- 初めての海外生活なので管理された環境がよい
→「はい」が多い方は:オンキャンパス寮がおすすめ!
【C】オフキャンパスレジデンス・アパート向き?
- プライベート空間をしっかり確保したい
- 自炊や掃除も自分で出来る
- 生活リズムを自分でコントロールしたい
- 1人暮らし経験があり、ある程度の自立生活に慣れている
- 長期留学なのでコストや生活環境を自分でコントロールしたい
→「はい」が多い方は:オフキャンパスレジデンス・アパートメントがおすすめ!
比較早見表
滞在タイプ | ホームステイ | オフキャンパス レジデンス | オンキャンパス 寮 |
---|---|---|---|
現地文化 | ◎ | △ | 〇 |
個人の時間 | 〇 | ◎ | 〇 |
費用感 | ◎ | △ | △ |
自由度 | △ | ◎ | ◎ |
コミュニティ づくり | 〇 | 〇 | ◎ |
今回ご紹介した、各滞在方法のメリットデメリットを表でまとめてみました!
あくまでも弊社からご留学をされた学生様からのお声や、一般的な意見にはなりますが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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留学中の「住まい」は、学びの環境だけでなく、日々の安心感や人間関係、語学力の伸びにまで大きく影響します。ホームステイ、オンキャンパス寮、オフキャンパスレジデンスと、それぞれにメリットとデメリットがあり、正解はなく、人それぞれにぴったりの滞在先があるでしょう。
どの滞在方法が合っているかは、自分の留学の目的、生活スタイルの好み、そして留学期間や年齢層によっても変わってきます。
まずは「自分がどんな留学をしたいのか?」という目的を明確にし、その上で生活面でも無理のない選択をすることが、満足度の高い留学生活に繋がるでしょう。
滞在先を選ぶことは、「自分らしい留学の第一歩」!ぜひこの記事を参考に、理想の留学スタイルを見つけてくださいね。
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